【読書ノート】『マイホーム』(『この世の喜びよ』より)
『マイホーム』(『この世の喜びよ』より)
井戸川射子著
非常によくわからない物語なのだけどね。
芝川(主人公)という主婦は、荒川という主人公の旧姓の分譲住宅の販売員から、新築戸建てのセールスを受けるところから物語は、始まる。販売員の荒川さんは、主人公(芝川)の旧姓であり、かつての自分が、投影されているようだ。
荒川さんは、誰もが憧れるとされる新築戸建てこそが、幸せを象徴するものとして、芝川に体験宿泊を提案する。芝川は夫の了承のもと、一人で、体験宿泊をする。
キーワード
①荒川と芝川
一般的には、荒川は比較的急流であり、水量も多い。一方、芝川はより緩やかな流れや水量が特徴。
②双子の親
二重の喜びや二重の責任を象徴しする。双子は同時に生まれるため、親は二人の子供に対して同等な愛情やケアを提供することが求められる。また、双子の親はしばしば忙しい生活を送ることがあり、子育てにおける責任や努力の倍加も象徴する。
物語の主題はなにか?
幸せと何か?ということに行き着くのだと思う。
芝川は体験宿泊をしてみて、自分の描く夢マイホームに決定的に欠けているのもに気づいてしまい、新築戸建ての購入を断る。
それは、自分に与えられている幸せ、喜びの大きさにが、プライスレスだということ。
現在の自分には、新築戸建ては不要なのだと判断したということなのだと理解した。
https://music.apple.com/jp/album/%E8%9D%B6%E3%80%85%E7%B5%90%E3%81%B3/1109986108?i=1109986347
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