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#75【どんな場所でも咲く花のように生きたい】

こういう人結構多いと思うが、
家族に思いっきり
気を使って生活している、
まぁまぁ動ける70代女子。

ご自分の息子夫婦の一家を同居。
それも、旦那さんが他界してからの。


そして、うちのデイサービスを利用する前は
仕事をしていたというほど元気だったらしい。

動いていないと気が済まない感じの人
かと思ったら、そうでもない。

多分、仕事をしていた方が家にいなくていいし、
気を使わなくていいし、楽だったんではないか。


そして、ある日通勤途中に自転車事故で救急搬送。
全身3ヶ所を骨折し、手術もして、
しっかりリハビリもして在宅復帰。


T字杖で歩けるレベルではあるが、腰は曲がり、
あちこち痛い部分はあり、何とかやってるという具合。

その人は、一緒に住む息子夫婦と孫にとても気を使って
ある意味自分を、知られずに生きたいような感じの事をする。

例えば、お昼にパンを食べるとする。

お嫁さんは何かしらは用意してくれているが、
牛乳を飲まなくて、何か言われた事があるらしく、


私、牛乳嫌いだから、飲んだことにしてコップ1杯分
捨てておくの
」と。


でも、そのことにお嫁さんは気付いているのか…

何ともかなしいエピソードを聞いて、同居しているものの、
息を潜めるように暮らすというのは…

家族という社会が崩壊しているかのような絶望感が湧いた。



それでもその人は、ひっそりしながらも、その中で
楽しみな部分を見つけて、すごーーーく気も使うが、
すごーーーーく頭も使って、家族に見つからないように
ヒヤヒヤ感を味わいながら、そのスリルを楽しんでいるような
感じもする。


例えば、今までは整骨院に行く時は行きは送ってもらい、
帰りは、タクシーで帰ってきてね!と言われていた。という。
退院して間もなかった頃は心配していたので。

でも、ご本人的に、歩ける気がする!とある日、杖1本で家まで
帰ってみたと、ある利用日に話してくれた。

私の立場的にはやや心配もしたが、しっかりした方だったので、
ご本人を信じた。無理はしないようにと、注意はしたが。

それを繰り返し


そのこっそり帰るという事実を積み上げていって、私たちにも
体力的にも問題ない!というレベルまで来た。

ただ距離を考えると、曲がった腰のまま杖1本はおすすめできず、
シルバーカーでの1人の外出は可能!という事を、
少しづつお伝えをしてきて、やっと、


その人が一人で外出する事が
家族の中で公認となった!


と聞き、

その人の強い意志
置かれた環境で少しづつ自分の道を切り開く信念
のようなものを感じ、改めてリスペクト!!


さて、私は今置かれた環境で何を乗り越えてゆこうか。

たくさんある山を一歩一歩片付けて行こうと心に誓った♪


もちろん、楽しく(^○^)/




では、今日はそんなところで。

るぅ先生でした♪

明日も水分をしっかり摂ってお過ごし下さい♪

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