#75【どんな場所でも咲く花のように生きたい】
こういう人結構多いと思うが、
家族に思いっきり
気を使って生活している、
まぁまぁ動ける70代女子。
*
ご自分の息子夫婦の一家を同居。
それも、旦那さんが他界してからの。
そして、うちのデイサービスを利用する前は
仕事をしていたというほど元気だったらしい。
動いていないと気が済まない感じの人
かと思ったら、そうでもない。
多分、仕事をしていた方が家にいなくていいし、
気を使わなくていいし、楽だったんではないか。
そして、ある日通勤途中に自転車事故で救急搬送。
全身3ヶ所を骨折し、手術もして、
しっかりリハビリもして在宅復帰。
T字杖で歩けるレベルではあるが、腰は曲がり、
あちこち痛い部分はあり、何とかやってるという具合。
*
その人は、一緒に住む息子夫婦と孫にとても気を使って
ある意味自分を、知られずに生きたいような感じの事をする。
例えば、お昼にパンを食べるとする。
お嫁さんは何かしらは用意してくれているが、
牛乳を飲まなくて、何か言われた事があるらしく、
「私、牛乳嫌いだから、飲んだことにしてコップ1杯分
捨てておくの」と。
でも、そのことにお嫁さんは気付いているのか…
何ともかなしいエピソードを聞いて、同居しているものの、
息を潜めるように暮らすというのは…
家族という社会が崩壊しているかのような絶望感が湧いた。
*
それでもその人は、ひっそりしながらも、その中で
楽しみな部分を見つけて、すごーーーく気も使うが、
すごーーーーく頭も使って、家族に見つからないように
ヒヤヒヤ感を味わいながら、そのスリルを楽しんでいるような
感じもする。
例えば、今までは整骨院に行く時は行きは送ってもらい、
帰りは、タクシーで帰ってきてね!と言われていた。という。
退院して間もなかった頃は心配していたので。
でも、ご本人的に、歩ける気がする!とある日、杖1本で家まで
帰ってみたと、ある利用日に話してくれた。
私の立場的にはやや心配もしたが、しっかりした方だったので、
ご本人を信じた。無理はしないようにと、注意はしたが。
それを繰り返し
そのこっそり帰るという事実を積み上げていって、私たちにも
体力的にも問題ない!というレベルまで来た。
ただ距離を考えると、曲がった腰のまま杖1本はおすすめできず、
シルバーカーでの1人の外出は可能!という事を、
少しづつお伝えをしてきて、やっと、
その人が一人で外出する事が
家族の中で公認となった!
と聞き、
その人の強い意志と
置かれた環境で少しづつ自分の道を切り開く信念
のようなものを感じ、改めてリスペクト!!
さて、私は今置かれた環境で何を乗り越えてゆこうか。
たくさんある山を一歩一歩片付けて行こうと心に誓った♪
もちろん、楽しく(^○^)/
では、今日はそんなところで。
るぅ先生でした♪
明日も水分をしっかり摂ってお過ごし下さい♪
****************
🗃るぅ先生の質問箱です ↓
https://peing.net/ru_sensei_genba
どしどしご感想ご質問などありましたら、お待ちしておりまーす♪今後のnoteに取り上げさせていただくかも⁈
🐤Twitter
https://twitter.com/ru_sensei_genba
#note #デイサービス #リハビリ #エッセイ #日記 #るぅ先生 #高齢者 #接し方 #エピソード #笑顔 #成長欲 #認知症 #質問箱 #挑戦 #ストレスコントロール #ディサービスの現状 #我慢の人 #置かれた場所で咲く