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わたしがリグリットで(なんとか)「ママコンサル」を、続けられている理由

今回はリグリットで働くパパ・ママに焦点を当てた記事になっています。
 
みなさんこんにちは。リグリットnote担当です。
リグリットは平均年齢30代前半のベンチャーですが、実はパパ・ママも多いんです!(独自調査では20%程度)
今回はリグリットのパパ・ママ代表として、Senior Consultantとしてご活躍中の市川さんにご執筆いただきました。
仕事と子育ての両立をしている市川さんが感じる社内の空気や、仕事上のちょっとしたコツなどをお伝えいたします!
ぜひご覧ください。
 
記事投稿日時:2021年7月8日
リニューアル実施日時:2023年12月25日

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<市川さんプロフィール>
大学院修了後、中国吉林省・山東省の大学で日本語教師となる。その後大連市にあるグローバルBPO企業のCorporate Learning Serviceチームにてビジネス日本語、アサーティブネス等の研修企画・実施を担当。
帰国後、ミドル・バックオフィス業務改善を主軸とする独立系コンサルティングファームへ転職、オフショアBPOの企画・設計・調査・運用等を担当。育児休暇後は品質・営業管理、バックオフィス等を担当。
2020年9月よりシニアコンサルタントとして、Regrit Partnersに参画。

こんにちは。Regrit Partnersの市川です。
Regrit Partners(以下リグリット)に入社してからは、主に製造業のクライアントに対し、経費精算システム導入、調達オペレーション改善、企業変革組織のプログラムマネジメント支援などをしています。+1制度では、カウンセリング&メンター制度に携わっています。

現在、夫、子ども2人(小4と小1)、私の4人家族で暮らしています。
前職は小さなコンサルティングファームでしたが、親会社に清算されることになり、親会社に転籍するか、転職するかの二択を検討した結果、前職の同僚の誘いもありリグリットに転職することにしました。
 
決め手は、社長の山木と面談したとき「時短で勤務していいですか?」「OK!」と二つ返事だったことです(笑)
そんな私が、リグリットでいわゆる「ママコンサル」を続けられている理由を綴ろうと思います。


1.「ワーキングマザーだから」という理由で、肩身が狭い思いをしなくてすむ

リグリットがいいな、というところは、ワーキングマザーに対する経営層の理解があることです。
 
仕事に全力投球できないワーキングマザーは、「普通」の仕事ができる同僚の視線が気になるときがあります。
「そういう人がいるからこっちにしわ寄せが来るんだよ」なんて言われていないだろうか…。そんなことが頭をよぎることがあります(実際、他ファームの面接で、それを面と向かって言われたこともありました)。
そうでなくても、子育てを始めると謝ることが増えていくもの。この「肩身が狭い」気持ちが意外とクセモノで、だんだんと自尊心がすり減っていくことになりがちです。 

でもリグリットでは、経営層やマネジャーの方々の理解に助けられています。
 
・社長の山木さん自ら「がんがん成長したい人はいろんなことをすればいいし、家庭がある人は、バランスをとりながら進めてOK。家庭あっての仕事だし」と言ってくれる。
 
・プロジェクトワークがデフォルトのため、マネジャーの思考が課題解決型である。

故に、メンバーが時短であるかどうかはプロジェクトを進める上で留意点でしかない。例えば私の上長は、「もし勤務時間外でどうしても出られないミーティングがあったら、僕が代わりに出ておくから!」と言ってくれます(幸いに、そういう場面はこれまで一度もなく済んでいますが)。

2.上司が子育てを「実感」として理解している

リグリットでは子育て中、かつ積極的に関わっている人が多く、「育児あるある」を実感として理解している人が多いと感じています。(過去には男性社員の育児休業取得実績もあります)。もちろん個人差はありますが、あれこれ説明しなくて良いのでラクな場合が多いです。

たとえば子どもが発熱したときのSlackはこんな感じ。

こういうのも、上司自らが子どもを病院に連れて行っているからこそ言えることで。

こういうときに共感してくれることだけで母は心強くなれたりするものなのです。

3.「コツコツタイプ」のプロジェクトもあり、社内業務への移動も検討できる

「コンサル」というと、「ITグランドデザイン」みたいなどデカイ、思考1,000%フル回転!残業上等!のようなプロジェクトをイメージするかもしれませんが(もちろんそういうプロジェクトもありますが)、「システム導入をあらゆる方向から支援する」といった、スコープが決まっていてタスク管理やリスクを潰していくタイプのものもあります。

私は後者のプロジェクトタイプであれば、リスクを前々から潰しておくことで突発対応を最小限に抑えられ、タスクや期限も見通しやすいので助かっています。 

また、一時期は「社内のナレッジマネジメント業務を専任で担当しないか?」と声をかけてもらったこともありました。リグリットはベンチャーなので、社内を整備していく経営管理のタスクが山ほどあります。

もしどうにもたちゆかなくなったとき、リグリット社員を顧客とした社内業務(ミドル・バック業務やその企画)へシフトする選択肢も検討できるということはひとつの安心材料になるかもしれません。もちろん社内業務だから簡単ということはありませんが、リグリットカルチャーに馴染んでおり、かつコンサルティングのフロント経験があることは社内業務を推進するとなった場合でも、ひとつの強みになるはずです。

4.突発対応への備えを心がけている

子どもの体調不良やケガ等、自分にはどうにもコントロールできない事象は日々起こります
「朝起きたら子どもの身体が熱い」というようなことは子を持つ親なら一度ならず経験があると思いますが、元気に家を出たからといって安心はできません…。

・「(下の子)くん、元気がないなと思って熱を測ったら38度でした。お迎えに来てください」
・「(上の子)くん、転んで鼻の下が切れてしまいました。恐らく縫わないといけないかと。整形外科に連れて行ってください」
・「(下の子)くん、机の角でぶつけて、前歯が欠けてしまって。歯科に(以下略)」
※全て実話
このような突発事項に対応できるよう、できるだけ「こまめに」「早め早め」を心がけています。

例1) Slackで専用チャンネルを作り、一人で参加しているミーティング結果、ちょっとしたクライアントの動向等は、常にアップデートしておく。
こうすることで、万一上長が代わりに出なければならないミーティングが発生しても、背景情報は改めて説明せずとも上長にある程度インプットされている
 
例2) レビューが必要な資料は、できた段階でSlackに上げておく。(運良く)上長の隙間時間に見てもらえれば、レビュー時間になって「ちょっと方向性が違う…」ということも減り、早めに軌道修正ができる。
 
例3) 「ここは頑張りどころだな…」と思う日は夫に迎えや育児を代わってもらう算段をつけておく。
 
例1),2)は、もしかしたらワーキングマザーだけではなくても心がけると良いことかもしれません!

5.なんだかんだで物理的な時間が(ちょっとだけ)できてくる

転職時は小1・保育園年少だった子どもたちですが、今は小4・小1になりました。子どもの成長に合わせて私の時間の生活も徐々に変化してきました。

例えば、これまでは保育園への送迎・ご飯を食べさせる・遊んでいるときに危険がないか見守る、というようなその場にいないといけない関わりが多かったのですが、小学校に上がった今ではこどもたちだけでできることが増えてきました。

 一方で、「手と口を出したい、でもがまん」という場面が増え、イライラすることもあります。
例えば学校に持っていった水筒を洗いに出さない(くさるよ)、学校の宿題始めない(寝る前にやりださないだろうね)、学校からのお手紙を出さない(えっこれ先週もらってたの)…など。「自分が手伝えば早いのに VS それでは子どものためにならない」のせめぎ合いが多くなりました。

心配はつきないものの、一人で学校に行き帰ってくる、そのことだけでも以前より物理的な時間が確保できたことは確かです。ほんの少しの精神的な余裕が仕事への熱量へとつながり、パフォーマンスにも良い影響を及ぼしているように思います。

6.自分なりの、仕事と家庭の”両立”定義を持つ

今回この記事を書くにあたり、「家庭と仕事を両立できていると思いますか?」という問いを頂きました。正直なところ、この”両立”という言葉に、私は勝手に苦しんできたところがあります。
“両立”と聞くと、「家庭と仕事、両方とも満足のいく時間をかけられている」というイメージがありますよね。

しかし実際は、
・「システム変更説明会の資料作成がクライアント側で滞っているだと?サポートせねば!(=夕飯はピザ)」
・「この調査結果きれいにしておかないと明日死ぬ(=宿題やっているか見る暇ない)」
というように、私が仕事をしていなかったらもう少し子どもたちの面倒を見てあげられるのかな…と思うようなことがしばしば起こります。

そんなとき出会ったのが、人生を弁当箱に例えているこちらの本。

ざっくり、こんなお話が出てきます。
『自分には自分の弁当箱があり、それは人と形も大きさも違ってよいもの。そして、そこに自分なりの「仕切り」があり、この仕切り板の位置が人生の様々な場面で変わる。ごはん(家庭)とおかず(仕事)が半分ずつのお弁当を持たなければならない、ということはない。でも、どんなにごはんが増えたとしても、おかずの仕切り板は絶対に外さないことを忘れないように。』 

私の場合はプロジェクトベースなので、おかずの中身と量が日々変わる、いわゆる日替わり弁当。子ども対応が必要なときはごはん(家庭)多め、プロジェクトの山場が近い時はおかず(仕事)中心、と言えるかと思います。

このお弁当箱理論を知ってからは、仕事と家庭、どちらかに一時的に偏っていても、その時期ではきっとベストで、これが自分にとっての”両立”の姿なんだと、思えるようになりました。

しかし、このお弁当には、会社として家庭への理解がないと成り立ちません。その点、リグリットは家庭・子育てへの理解がある方が多いため、私のようなママでも働きやすい環境になっているのだと思います。
 
プロジェクトのアサインが変わればまた状況も変わると思いますが、その時その時の子どもの状況を見つつ、仕事を続けられたらな、と思っています!

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おわりに
いかがだったでしょうか。
「仕事も育児も両方やりたいけど環境が整っていない」、「周りからの目が気になって肩身が狭い」などよく耳にする話題ではないでしょうか。

子供の成長に合わせた働き化の変化や、お弁当箱に例えた”両立”定義は、実際にママコンサルとして働く市川さんだから伝えられる内容だと思います。

大手に比べれば制度もまだまだなベンチャー企業ではありますが、多様性やメンバーの想いを尊重するリグリットらしいカルチャーも伝わったかなと思います。

今後も市川さんの事例だけではなく、リグリットの色んなパパ・ママの働き方を発信していきます!次回もお楽しみに!


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