クセロイシキ

ポケモン 考察(笑) ※投稿内容はすべてフィクションです

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最近の記事

ポケモン世界における「太陽」(後編)”カロスにおける「太陽」と「太陽の一族」”

(承前) 序前稿の続きとして、ふるいポエム20にいう「太陽」に該当しそうなポケモン、また「Z-A」での伏線回収がある場合、重要となってくるカロス地方における「太陽」の要素に触れていく。 ソルガレオ 「ポケモン サン」のパッケージを飾る伝説の「にちりんポケモン」。ポケモン界で太陽といえばこのポケモンや「サン」「ウルトラサン」を抜きには語れないだろう。 その生態からしてUBの一種であり、古代アローラ王朝の時代から崇拝の対象となっていたポケモンである。崇拝の対象となった「太

    • ポケモン世界における「太陽」(前編)

      ※一応、各種ポケモンシリーズのネタバレに注意 序 https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_z-a/ja/ 先日、「POKEMON LEGENDS Z-A」が発表された。これに伴い、もう十年以上前の作品となってしまった「ポケモンX・Y」では語られないまま放置されたいくつのもの伏線・未回収要素に光が当てられることになるまたとない機会が訪れようとしている。 個人的にはフレア団の思想的な意義について、この十年間で起きた様々な事件・戦争・技術革新

      • (備忘録)こわいいえの怪談話について【ポケモンXY】

        『ポケットモンスターX・Y』のストーリー中で立ち寄ることになる「こわいいえ」では、中にいるジェントルが以下のような話をする。 テキスト ……では はじめましょう むかしの ことです わたしは みちに まよって このいえに たどりつきました つめたい あめが ふる よなかの ことでした でんきも つかない いえのなかを おそるおそる さぐるのですが だれも いる けはいも ないまま わたしは キッチンに たっていました れいぞうこを みつけ あけると うっすらと

        • フレア団は元々イッシュの組織だった可能性【2/28追記】

          ※一応、ゲームソフト「ポケットモンスターX・Y」のネタバレ注意 序 旧稿において、パルファム宮殿の実地調査を行った結果、カロスとイッシュが友好的な関係を築いていた可能性を指摘したところである。  さて、こうした関係性は現代のカロスとイッシュにつながるのだろうか? XY作中では、イッシュとカロスの現在的な関係はっきりと明示されていない。(ブルジョワール家やプラターヌの研究所の絵画など、イッシュ要素がないわけではないが)  ここでは、それを補完しうるのが「フレア団」である可

        ポケモン世界における「太陽」(後編)”カロスにおける「太陽」と「太陽の一族」”

          【没】ヒスイと関係地方~ジョウト・イッシュ・アローラ(他)【備忘録】

          (一年ほど前の下書きだが、今から記事にするかは怪しい代物になってしまったので、ひとまず公開して供養してみます) ヒスイ→イッシュへの移民?   ほうじょうのやしろ・コピペロスども レジェアル人物の子孫誰?って話に片足突っ込むことになるが、 キクイ=ヤーコン はほぼ確実とみてよさそう 他のイッシュ関係者は? ハマレンゲはウルップ(名前の由来、クレベース、氷使い)とハチク(見た目が似てる。毛の色、半裸、ムキムキ、氷使い)両方の先祖たる可能性 というわけでハマ先生の子孫の一部はイ

          【没】ヒスイと関係地方~ジョウト・イッシュ・アローラ(他)【備忘録】

          【2/28更新】レジェンズアルセウスのサントラまだですか?????【書き散らし】

          唐突だがレジェンズアルセウスのBGM、いい。DPt感タカメと思っていたが、ほぼ新曲なbgmもあってよい。あとアウトロがエモすぎる。 作曲者の一人である佐藤仁美氏が、こうした発言をしているので、試しに書き散らす。 原野 フタバ、201番、ほか 203番、マサゴほか 奥の森=しぜんこうえん→ハクタイのもり 紅蓮 205番、206番、ガラル感、(トージョウ近辺?) 209番 ズイノモセ、209、ヨスガ。ジョインアベニュー? アウトロはなんだー-- 群青 210番、(ガラル

          【2/28更新】レジェンズアルセウスのサントラまだですか?????【書き散らし】

          過去と未来③:シンオウ神話にいう世界の成り立ちについて

          ※一応ゲームソフト「Pokemon LEGENDS アルセウス」とポケモンDPt、および劇場版ポケモンDPの「神の三部作」のネタバレ注意 (承前) 前稿において、 心を司るUMAのうち、ユクシー・アグノムの司る知識/意思は、 レシ・ゼクの真実/理想という対比、 つまり過去/未来の二項対立の構図と一致し、ユクシー・アグノムの住む湖畔に位置するシンジュ団・コンゴウ団が、同じく過去/未来の対比で理解しうることを暗示しているのではないか と指摘した。 つまりユクシー(知識)

          過去と未来③:シンオウ神話にいう世界の成り立ちについて

          【自分用メモ】Old Verse(英語版 ふるいポエム)全文

          (しばしの閑話休題です。深夜テンションでタイプしたので誤字脱字等あるかも。気づいた方はコメントでご指摘いただけると助かります) 説明文(全部共通):Part of a series of old poems that been unearthed around the Hisui region. Judging from the handwriting,it appears they were all written by the same person. Old Ver

          【自分用メモ】Old Verse(英語版 ふるいポエム)全文

          過去と未来②:シンジュとコンゴウ  その2

          ※ゲームソフト「Pokemon LEGENDS アルセウス」のネタバレ注意 (承前) 前稿において、ヒスイ地方のコンゴウ団・シンジュ団が、イッシュをはじめとした地方にみられる「過去・未来」という主題を含みうるのではないか、と指摘した。 これを補強しうる材料として、本稿では、そこで論じきれなかった点に触れたいと思う。 一、集落立地と湖 コンゴウ団・シンジュ団は、それぞれ本拠となる集落をもっている。 コンゴウ団は紅蓮の湿地に、 シンジュ団は純白の凍土にある。 両者

          過去と未来②:シンジュとコンゴウ  その2

          過去と未来①:シンジュとコンゴウ  その1

          ※ゲームソフト「Pokemon LEGENDS アルセウス」のネタバレ注意 (承前) 前稿において検討した「過去・未来」という主題の、一作品に限らない広がり。 そして一見対立に見えない「真実・過去」が、「過去・未来」を含んでいた構図。 この理解を、ヒスイ地方と、そこに存在したコンゴウ団・シンジュ団に援用しうるのではないか、というのが本稿の主眼である。 コンゴウ団・シンジュ団 https://www.pokemon.co.jp/ex/legends_arceus/j

          過去と未来①:シンジュとコンゴウ  その1

          過去と未来 序: BW~理想と真実~

          ※ゲームソフト「ポケットモンスターB・W」「ポケットモンスターX・Y」あたりのネタバレ注意 (承前) https://zukan.pokemon.co.jp/detail/646 BWにおける伝説ポケモンの対立軸が、 ゼクロム=理想 レシラム=真実 という構図になっていることは、キュレムの図鑑説明を挙げるまでもなく、BWシリーズをプレイした者なら周知の事実であろう。しかし、この理想と真実、果たして対立といえるのか?陸と海、生と死、太陽と月、剣と盾などと比べると、理

          過去と未来 序: BW~理想と真実~

          カロス王弟・パルファム宮殿・イッシュ竜

          ※一応、ゲームソフト「ポケットモンスターX・Y」のネタバレ注意 フラダリラボの資料から、3000年前の戦争、カロス王AZのほかに、カロス王弟の話もみえる。ここではまずカロス王弟に着目してみる。 得られる情報を整理すると、 ・兄であるカロス王AZの地位を奪おうとしていた ・そのために「カロスをほしがるもの」と手を組み、激しく醜い乱を引き起こした(3000年前の戦争) ・しかし戦で荒廃したカロスを目の当たりにし、反省。AZの最終兵器を地中に埋める。 ・最終兵器のありかを、教

          カロス王弟・パルファム宮殿・イッシュ竜

          フラダリ様について その1

          ※一応、ゲームソフト「ポケットモンスターX・Y」のネタバレ注意 フレア団とは何だったのか? 各々立場は違うし、考え方も、先入観も、関心の高さも、みな違う。答え方は十人十色だろう。 が、私はいまだその回答を用意できずにいる。 今、これを問う必要があるか、それも私にはわからない。でも、問わねばならない。問わずにはいられない。 この問いに向き合う、その基礎作業の一つとして、ミアレのフラダリラボに残された各種資料を整理することにする。 そこでまずはフラダリ様の来歴を記した

          フラダリ様について その1