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フルタイム働く事の限界

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1日8時間、週40時間の労働時間。いわゆるフルタイムで働き方。日本ではこれが標準定められていると同時に最低限の労働時間という扱いとなっている。8時間ギリギリまで働くだけでなく、残業ありきの仕事量。ここ数年は働き方改革として残業時間を含めた労働時間の管理、規制が強まってるとはいえ、8時間なり40時間なりの根本的な部分の見直しはまだまだ議論にすらならない。人間の集中力を考えれば休憩を挟むとはいえ、8時間労働がいかに非効率的である事は明白だろう。個人的にいえば1日8時間同じ集中力なりモチベーションをキープはできてない。週休2日だとしても労働をおこなう為に身体を整える、精神面を整える為にそれ以上の拘束されてる気持ちで一杯である。

嫌なら辞めろ。この意見、考え方も間違いではないだろう。ただ、この言葉を安易に発する方は良くも悪くも上から目線であり、問題の本質から目を背けてる、見て見ぬ振りをしているのではないかと思う。見て見ぬ振りをする、思考停止で受け身で生きる事はラクである。もちろん、この生き方を否定するつもりは無い。ただ、この生き方を誰かに押しつけるのは違うし、それが正しいという前提でしか話ができないのは違うだろう。人間は一人一人異なる。これは精神的にも身体的にもでもある。今の時代は多様な価値観が認められつつあるとはいえ、多様性を唱えつつも旧態依然のつくられた「常識」「当たり前」がスタンダードであるのも現実である。

そのスタンダードと比較すれば多様性が選択肢が出てきた時代とはいえ、まだまだレールの上を歩く事が正義である形の社会構造になっている。その中でも企業や業種によってはテレワーク導入に積極的であったり、週休3日制の導入を試すなど動きがみえてはいるが、一方ではその勢い以上に早期退職の推進がコロナの影響有無関係なく進んでいる。本来であればいわゆる働き方改革のように1人あたりの労働時間、仕事量が減る形となればワークシェアリングのような形になるのでは?と思うが、働き方の多様性を理由にして終身雇用、年功序列型賃金が崩壊してる中で更に人件費を抑制する方法はないかと試行錯誤しているようにも正直感じるのは自分だけだろうか。

週休3日制に関しては議論等が始まってはいるが、1人当たりの仕事量に関する部分よりも賃金を2割なり4割なり減らす事で実現可能だという賃金削減の方に議論の比重がおかれてる点からも企業側の意図が残念ながらみえているのではないかと思う。フルタイムで働く事が当たり前となってる中で選択肢ができることはよいが、賃金削減ありきでしか話が進まないのであれば、仕事量自体が変わらないのであれば結局は残業が増える、持ち帰りの仕事いわゆるサービス残業のようなものが増えるだけなのではないかと懸念せざる得ないだろう。個人的にはもうフルタイム労働はこりごりである。だからこそ別の働き方を模索するしかないなと思い、行動を起こす。

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