<無料公開>WTO日本敗訴から原発再稼働問題について考える。

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WTO日本敗訴には当たらず、韓国に禁輸撤廃働きかけ=官房長官

凄い話だな。国際的な判断よりも日本の政治家の勝手な解釈を正とするってあたま悪すぎるだろ。まさにご都合主義。エビデンス無しで日本国内だけでなく、国際社会で発信をおこなってた事に正直驚きがあった。今回の出来事でエビデンスがないと正式にWTOから国際社会に対して通達されたとも言えるわけだよね。それにもかかわらず根拠なく、安心安全という言葉を日本国内に発信続ける恐ろしさを感じるね。

しかし、日本国内では自分自身で調べない限り知る機会すらない情報である。データを改ざん、隠蔽、破棄する国なのに安全と断言できるだけの根拠はあるのか?と思うのは普通の思考だろう。こうやって何も知らない国民が増えていく事が1番恐ろしい事。テレビでも積極的には報じないわけだし、リテラシー力以前に全てを信用できなくなるわけだよね。

厳しい基準でやらなければ国際社会での信用回復なんて難しい。それが理解出来てないのか、見て見ぬ振りをしてるのか、米国がバックにいるぞ!という強気な姿勢が完全に裏目に出たわけだよね。福島に罪はない。日本の原発政策が悪いだけ。これだけの事故をおこしても原発再稼働、原発政策推進をおこなうこの国は他国からどう見られてるのだろうか。政治家や官僚の無能さで復興を後退させる結果になったのは残念過ぎる。

油断も何もエビデンス無しで日本国内で通用した言葉だけの安心安全の「ノリ」を国際社会に持ち込み勝手に自爆したようにしか思えないわけだよね。むしろ、今回の一件で国際社会に対して日本がいう安心安全の根拠って何?って指摘されかねない事態である。

「原発廃炉 費用総額 少なくとも6兆7000億円」については 一体どこまで上がっていくのか。コストが安い事がメリットであり、安全性のリスクがある原発だったが、リスクのみが残ってしまったわけだよね。目先の利益も確かに必要だが、目先の利益すら今はない原発をなぜ再稼働に向けて動くのか?疑問しかない。

平成振り返り特番では福島原発事故のことがほとんど出てこない。原発事故を中心に扱うべきとまではいわないが、議論すらされない、してはいけないという忖度なのかわからないが空気がおかしいわけだよね。原発政策を推進する政府やスポンサー企業への「配慮」なのかもしれないが、スルーできるような話ではないわけだよね。

京都大学原子炉研究所の小出裕章氏の計算では、福島原発事故による放射性物質排出量は広島原爆の400~500発分になる模様。結局は目先のコスト、目先の利益では計算上では魅力的な夢のようなエネルギー資源であった原発。しかし、原発事故から学べたのは廃炉には長い年限と多額の費用が発生する事。その想定できた事をまるで想定外の出来事として見て見ぬ振りを続けることがおかしな話。何故原発停止、廃炉に向けて動くべきだよ。

経産相が次世代原子炉の開発支援6.5億円支援する予定となっている。何故これだけの原発事故をおこして後処理がまともにできないにもかかわらず、原発再稼働や新規原発への費用を捻出するのか理解に苦しむ。確かに現在の原発を廃炉するにも新たな知識面での人材や研究は必要だが、それが新規原発へ繋がるのはおかしな話だよなぁ。

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