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『他人の話というものは、私にとって常につまらないものだった。』 by 村上龍

ロッシーです。

タイトルの言葉は、村上龍の『すべての男は消耗品である。〈Vol.5〉』からの引用です。

この本を最初に読んだのは、大学生のときだったでしょうか・・・もう記憶が定かではありませんが。

最初このセリフを読んだとき、

「確かにそうだな~」

と感じたのを覚えています。

「この人の話は本当に面白い!」

と思うことってほとんどないんですよね。

それは、当時も今も同じです。

人が話す内容は、お笑い芸人でもない限り、基本的にそんなに面白いものではないと思います。

だから会話なんて無意味だとかそういうことを言いたいわけではありません。

むしろ、会話は大事だと思っています。

ただ、大事だけれども面白いものだとは思わないということです。


仕事のように何かきちんとした目的があって話す場合を除けば、人と話をするのは雑談です。

雑談というのは、話す内容よりも「話すことそれ自体を目的とする行為」ですから、そんなに面白いものではありません。

まあ、村上龍のように「つまらない」と言い切ってしまうのはちょっとニュアンスが強すぎるきらいはありますが、まあそういうものだと思います。それでいいんです。


だから、会話に面白さを求めてくる人がいると疲れます

いますよね?そういう人。

もっと話を盛り上げろ、もっと突っ込みを入れろ、もっと面白いリアクションをしろ、というような圧をかけてくるのはやめてほしいですね。

別にこちらは会話にそもそも面白さを求めていないのですから。

会話というものは、ただ会話をすることに意味があるのであって、「面白い会話をしないといけない」という思い込みをする人は、お笑い番組の見過ぎだと思います。

彼らは商売でやっているわけですから、どんな話でも拾い上げて面白くしないといけないわけです。

そのスタンスを普通の会話にもってこられても、こちらは迷惑なだけです。

本人は「自分は面白い」と思っているのかもしれません。でもそんなことはありません。あえて言うことはしませんが、内心ではそう思っています。

そういう風に勘違いしている人を見ているのは面白いですけどね。

ただ、そんな話につきあうくらいなら、面白い本を読んだほうがよほど有意義な時間だと思っています。

Thank you for reading !

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