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とらわれないこと、自然であること、自由であること

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  • 本の要約、感想、書評

    読んだ本の要約、感想、書評です。

  • ロッシーのつぶやき

    「つぶやき」をまとめました。 記事に書こうとした内容をそぎ落としていくと、「つぶやき」になってしまうことがよくあります。ちなみに、画像は釧路名物の「つぶ焼」です(笑)。

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    或る男の話シリーズをまとめたものです。 普通の記事にするよりも、物語形式にしたほうが伝えやすい場合に書いています。

  • 【書評まとめ】コンラッド『闇の奥』

    全部で10記事あるので、ひとつのマガジンにまとめました。

記事一覧

今は第2の幕末・維新期。だからこそ『学問のすすめ』を読むべし。

ロッシーです。 なぜだか福沢諭吉の『学問のすすめ』を読みたくなり読了。 実際に『学問のすすめ』を読んだことがある人ってどのくらいいるのでしょうか? 一万円札を普…

ロッシー
11時間前
9

【書評】魯迅『藤野先生』は日本人としてぜひ読んでおきたい

ロッシーです。 魯迅の『藤野先生』を読みました。 魯迅は中国近代文学の父といわれており、有名な作品は『故郷』や『阿Q正伝』などがありますが、今回はあえて『藤野先…

ロッシー
2週間前
10

【書評】しんめいP『自分とか、ないから。』を読む。東洋哲学は使い方に注意。

ロッシーです。 しんめいPさんの『自分とか、ないから。』を読みました。 いや~面白かったです! 東洋哲学といえば、飲茶氏の『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』…

ロッシー
3週間前
23

【書評】『史上最強の哲学入門』(西洋編)も面白すぎる件

ロッシーです。 以前、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』についての記事を書きました。 今回読んだのは、その西洋編です。 というか、そもそも西洋編のほうが先に…

ロッシー
3週間前
16

今朝、階段の途中に、缶コーヒーの空き缶が横になって捨てられていた。

そのまま通り過ぎてしまった。

あの空き缶を踏んで転んだ人がいたら、その責任は自分にもあるんだろうな。

些細なことでも見て見ぬふりをしたら良くないなと思った。

帰りにまだ空き缶があるか見てみよう。

ロッシー
1か月前
6

変わらないから澱むんだなぁ

ロッシーです。 なんだかタイトルが相田みつを風になってしまいました(笑)。 この前、知人Aと飲んだ時の話です。 Aは一言でいうと、 「自分の人生がうまくいかない…

ロッシー
1か月前
7

福沢諭吉をちゃんと知ってから新紙幣を迎えよう

ロッシーです。 新紙幣の発行開始により、一万円札のニューフェイスは渋沢栄一になりました。 それはそれでいいのですが、選手交代でベンチに引っ込む福沢諭吉のことを皆…

ロッシー
1か月前
6

【超人】1分で分かるニーチェ『ツァラトゥストラ』 (※やる気を出したい人向け)

ロッシーです。 ニーチェの『ツァラトゥストラ』は、書いた当の本人であるニーチェ自身が絶賛するほどの傑作です。 ニーチェは『ツァラトゥストラ』についてこう語ってい…

ロッシー
1か月前
13

『百年の孤独』と本のインフレと文字サイズと

ロッシーです。 『百年の孤独』を買いました。 って、酒じゃなくて本のほうです(笑)。 先週本屋に行ったら、『百年の孤独』の文庫が発売されており、平積みされていまし…

ロッシー
1か月前
17

【書評】歎異抄はパンク

ロッシーです。 『歎異抄』を読みました。 『歎異抄』とは、これら知の巨人達にそこまで言わしめるほどの本なのです。 最近『ダンマパダ』を読んで仏教に関心が出てきた…

ロッシー
2か月前
22

【書評】ブッダ『ダンマパダ』は読む精神安定剤

ロッシーです。 『ダンマパダ』を読みました。 パンダの本ではありませんし、「パンダマダ」でもありません。『ダンマパダ』です。ブッダの言葉をまとめた本です。 あの…

ロッシー
2か月前
22

ニーチェ『ツァラトゥストラ』は言う。「君たちの勤勉は逃避だ」

ロッシーです。 前回の記事で、『ツァラトゥストラ』の書評を書きました。 普通、次は別の本を読むのですが、『Think Clearly』のアドヴァイスを参考にして、早速『ツァ…

ロッシー
2か月前
9

【書評】ニーチェ『ツァラトゥストラ』を読む。私は「超人」ではない。人である。

ロッシーです。 ニーチェの『ツァラトゥストラ』を読みました。 なぜ読もうと思ったのか? それは… 「タイトルがカッコいいから」(マジです)。 『ツァラトゥストラ…

ロッシー
2か月前
25

定額減税分を給与明細に記載する義務があるとのこと。

なぜ増税分は記載義務がないのか?と突っ込みたくなる。

減税という「恩恵」だけ国民に分からせたいのだろうけれど、品がないなぁと思う。

ロッシー
3か月前
9

【100年後の君へ】インデックス積立投資に改めて腹落ちした理由

ロッシーです。 私の現在の投資スタイルはインデックスファンドへの積み立て投資です。投資対象は、いわゆる「オルカン」です。 この投資手法は非常に退屈で静かです。指…

ロッシー
3か月前
12

FIREした男の話

今日、男はFIREすることにした。 男の銀行口座には、500万円ほどの残高があり、証券口座には評価額1億5000万円ほどの投資信託があった。 男は一人暮らしの42歳。 残りの…

ロッシー
3か月前
13

今は第2の幕末・維新期。だからこそ『学問のすすめ』を読むべし。

ロッシーです。 なぜだか福沢諭吉の『学問のすすめ』を読みたくなり読了。 実際に『学問のすすめ』を読んだことがある人ってどのくらいいるのでしょうか? 一万円札を普段使っているのに、その人物の最も有名な著作を読んだことがないというのはちょっと残念ですよね。 個人的には、日本国民全員が一度は読むべき本だと思っています。それくらい、いつの時代でも通用する内容です。個人の生き方の指針にもなりますし、ビジネスにも役に立つ内容です。 本書からは、とにかく「学べ!」という福沢諭吉か

【書評】魯迅『藤野先生』は日本人としてぜひ読んでおきたい

ロッシーです。 魯迅の『藤野先生』を読みました。 魯迅は中国近代文学の父といわれており、有名な作品は『故郷』や『阿Q正伝』などがありますが、今回はあえて『藤野先生』を取り上げたいと思います。 『藤野先生』は、光文社古典新訳文庫版であれば、11ページほどの短編です。短編というよりも、魯迅の藤野先生に対する想いをつづった自伝的エッセイといったほうがよいのかもしれません。 さて、魯迅をあまり知らない人は、 「藤野先生って誰?」 「なんで中国の小説に日本人の名前の作品がある

【書評】しんめいP『自分とか、ないから。』を読む。東洋哲学は使い方に注意。

ロッシーです。 しんめいPさんの『自分とか、ないから。』を読みました。 いや~面白かったです! 東洋哲学といえば、飲茶氏の『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』も面白かったですが、本書も面白い! 著者自身の人生が面白い両者に共通しているのは、 「哲学という堅苦しく難しいものを、柔らかく、分かりやすく、そして面白く語る著者の力量の高さ」 だと思います。 それに加え、著者のしんめいPさん自身の人生が本書をいっそう面白くしていると思います。 東大法学部を卒業したけれ

【書評】『史上最強の哲学入門』(西洋編)も面白すぎる件

ロッシーです。 以前、『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』についての記事を書きました。 今回読んだのは、その西洋編です。 というか、そもそも西洋編のほうが先に出版されているので順番としては逆なんですけどね(笑)。 さて、西洋哲学と東洋哲学の一番大きな違いは何か? これは東洋編の記事にも書きましたが、 西洋哲学は「階段でゴール(真理)に向かっていく」 東洋哲学は「いきなりゴール(真理)から始まる」 という点です。 だから、西洋哲学は階段を最初から一歩一歩登っ

今朝、階段の途中に、缶コーヒーの空き缶が横になって捨てられていた。 そのまま通り過ぎてしまった。 あの空き缶を踏んで転んだ人がいたら、その責任は自分にもあるんだろうな。 些細なことでも見て見ぬふりをしたら良くないなと思った。 帰りにまだ空き缶があるか見てみよう。

変わらないから澱むんだなぁ

ロッシーです。 なんだかタイトルが相田みつを風になってしまいました(笑)。 この前、知人Aと飲んだ時の話です。 Aは一言でいうと、 「自分の人生がうまくいかないのは社会のせい」 と考えています。 Aの境遇について具体的には書きません。見る人によって「不遇だ」「普通だ」「そこそこだ」「恵まれている」と変わるからです。 重要なのは、A自身が自分が不遇だと思っているという点です。 Aは、学力も高く有名な大学を卒業しています。 ですので、色々な統計データを知っていま

福沢諭吉をちゃんと知ってから新紙幣を迎えよう

ロッシーです。 新紙幣の発行開始により、一万円札のニューフェイスは渋沢栄一になりました。 それはそれでいいのですが、選手交代でベンチに引っ込む福沢諭吉のことを皆さんはどれだけ知っているでしょうか? 「あれ?あまり知らないな・・・。」 と思った人が多いのではないでしょうか? もしもあなたが外国人と新紙幣の話になったとしましょう。 「What did Yukichi Fukuzawa do?」 と聞かれたらどう答えますか? 「Um…He is the author

【超人】1分で分かるニーチェ『ツァラトゥストラ』 (※やる気を出したい人向け)

ロッシーです。 ニーチェの『ツァラトゥストラ』は、書いた当の本人であるニーチェ自身が絶賛するほどの傑作です。 ニーチェは『ツァラトゥストラ』についてこう語っています。 『ツァラトゥストラ』の第1部、第2部、第3部を、ニーチェはそれぞれたったの10日ほどで書き上げました。何かがニーチェに降りてきて『ツァラトゥストラ』を書かせたといっても過言ではありません。 そんな『ツァラトゥストラ』ですが、ボリュームもありますので読みたくても時間がとれないと思います。 でもこの記事を

『百年の孤独』と本のインフレと文字サイズと

ロッシーです。 『百年の孤独』を買いました。 って、酒じゃなくて本のほうです(笑)。 先週本屋に行ったら、『百年の孤独』の文庫が発売されており、平積みされていました。 「あ、百年の孤独の文庫版が出たんだ!」 と思ったのですが、そのときには買わなかったのです。 そしたら、その後ヤフーでこんなニュースが・・・。 「ええ!売り切れ続出?そんなに人気があるのか!」 ということで、焦りました(笑)。 そして次の日に同じ本屋に行ったら、最後の一冊が孤独に残されていたので

【書評】歎異抄はパンク

ロッシーです。 『歎異抄』を読みました。 『歎異抄』とは、これら知の巨人達にそこまで言わしめるほどの本なのです。 最近『ダンマパダ』を読んで仏教に関心が出てきたこともあり、早速読んでみることにしました。 とはいいつつも、挫折する可能性が濃厚だったので、光文社古典新訳文庫でトライすることにしました。 この光文社古典新訳文庫では、なんと関西弁で現代語訳をしているのです! なかなか攻めてますね~。さすが光文社古典新訳文庫! 文庫も全部で160ページほどだったので、思っ

【書評】ブッダ『ダンマパダ』は読む精神安定剤

ロッシーです。 『ダンマパダ』を読みました。 パンダの本ではありませんし、「パンダマダ」でもありません。『ダンマパダ』です。ブッダの言葉をまとめた本です。 あの「ブッダ」のお言葉ですので、ありがたく拝読いたしました。 2500年前の言葉が、時空を超えて私に届いているんだなぁ、と思うと感慨深いものがあります。 文庫は解説も入れて140ページほどなので手軽に読めますし、内容も平易な言葉で書かれていて非常に読みやすいです。 値段も光文社古典新訳文庫版は800円ちょいです

ニーチェ『ツァラトゥストラ』は言う。「君たちの勤勉は逃避だ」

ロッシーです。 前回の記事で、『ツァラトゥストラ』の書評を書きました。 普通、次は別の本を読むのですが、『Think Clearly』のアドヴァイスを参考にして、早速『ツァラトゥストラ』を再読しています。 なぜか? 『Think Clearly』では、「色々な本をバラバラと読むのではなく、良い本を厳選し、何度も読み返すこと」を推奨しているからです。 「これが『ツァラトゥストラ』か、ならばもう一度!」 というわけです(笑)。 さて、そんな風に再読中なのですが、ふと

【書評】ニーチェ『ツァラトゥストラ』を読む。私は「超人」ではない。人である。

ロッシーです。 ニーチェの『ツァラトゥストラ』を読みました。 なぜ読もうと思ったのか? それは… 「タイトルがカッコいいから」(マジです)。 『ツァラトゥストラ』というタイトルカッコいいと思いませんか? 「カッコいい本のタイトルランキング」ベスト3に間違いなく入ると思います。 しかも、本書を読めば「俺、『ツァラトゥストラ』読んだぜっ。」と読書マウンティングできること間違い無しのブランド本。 そりゃ読むしかないでしょ!ということでトライしました(嘘)。 なかな

定額減税分を給与明細に記載する義務があるとのこと。 なぜ増税分は記載義務がないのか?と突っ込みたくなる。 減税という「恩恵」だけ国民に分からせたいのだろうけれど、品がないなぁと思う。

【100年後の君へ】インデックス積立投資に改めて腹落ちした理由

ロッシーです。 私の現在の投資スタイルはインデックスファンドへの積み立て投資です。投資対象は、いわゆる「オルカン」です。 この投資手法は非常に退屈で静かです。指数ですから、個別株のように倒産して無くなることはありません。淡々と毎月積み立てをするだけです。 さて、この前『Think Clearly』についての書評を書きましたが、本書17章「静かな生活を大事にしよう」は、投資をする人にとって非常に示唆的な内容となっています。ぜひ一読してほしいと思います。 そこに書かれてい

FIREした男の話

今日、男はFIREすることにした。 男の銀行口座には、500万円ほどの残高があり、証券口座には評価額1億5000万円ほどの投資信託があった。 男は一人暮らしの42歳。 残りの寿命を仮に多めに50年間と考えると、家賃や生活費で必要なのは多めに見積もって月額30万円で、年間360万円が必要になる。これにさらに余裕を見て400万円と仮定する。 400万円×50年間だと2億円が必要になるので、あと5000万円ほどあれば望ましい。本来は現在価値に割り引くのでそこまでなくても良い