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本の要約、感想、書評

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読んだ本の要約、感想、書評です。
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記事一覧

【超人】1分で分かるニーチェ『ツァラトゥストラ』 (※やる気を出したい人向け)

ロッシーです。 ニーチェの『ツァラトゥストラ』は、書いた当の本人であるニーチェ自身が絶賛…

ロッシー
13日前
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『百年の孤独』と本のインフレと文字サイズと

ロッシーです。 『百年の孤独』を買いました。 って、酒じゃなくて本のほうです(笑)。 先週…

ロッシー
2週間前
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【書評】歎異抄はパンク

ロッシーです。 『歎異抄』を読みました。 『歎異抄』とは、これら知の巨人達にそこまで言わ…

ロッシー
4週間前
20

【書評】ブッダ『ダンマパダ』は読む精神安定剤

ロッシーです。 『ダンマパダ』を読みました。 パンダの本ではありませんし、「パンダマダ」…

ロッシー
1か月前
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ニーチェ『ツァラトゥストラ』は言う。「君たちの勤勉は逃避だ」

ロッシーです。 前回の記事で、『ツァラトゥストラ』の書評を書きました。 普通、次は別の本…

ロッシー
1か月前
9

【書評】ニーチェ『ツァラトゥストラ』を読む。私は「超人」ではない。人である。

ロッシーです。 ニーチェの『ツァラトゥストラ』を読みました。 なぜ読もうと思ったのか? …

ロッシー
1か月前
25

【書評】ロルフ・ドベリ『Think Clearly』で思考の道具箱を手に入れる

ロッシーです。 『Think Clearly』を読みました。 この本は評判どおり素晴らしい内容でした! こういった類の本はこれまでに色々と読んできましたが「もうこの本で充分だな」と私は思いました。 それくらい私にとっては良書でしたので、一冊買って家に置いています。 本書は様々な『思考の道具箱』を記載したものです。つまり、あくまでも道具を記載したものだということです。 そして、それらの道具は最新の心理学研究、ストア主義、バリュー投資家の思考という素材から成り立ってい

【書評】スタインベックの短編『朝めし』に人生で大事なことが書かれている

ロッシーです。 スタインベック短編集の中の『朝めし』という短編を読みました。 この『朝め…

ロッシー
3か月前
14

【厳選】何度もスロー・リーディングしたい10冊 as of 2024.04.16

ロッシーです。 平野啓一郎『本の読み方』では、速読ではなく遅読、つまり「スロー・リーディ…

ロッシー
3か月前
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【書評】最強の消極的主人公降臨!メルヴィルの短編『書記バートルビー』

ロッシーです。 メルヴィルの『書記バートルビー』を読みました。 日本のサラリーマンのやる…

ロッシー
3か月前
15

【書評】小室直樹『三島由紀夫が復活する』を読んだら『豊饒の海』がより理解できた

ロッシーです。 最近、小室直樹氏がマイブームです。 どの著作も面白いんですよね。 宗教、…

ロッシー
3か月前
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【書評】ゾラ『居酒屋』はしんどかった

ロッシーです。 ゾラの『居酒屋』に挑戦するも、2度目の撤退となりました。 先日のゾラの短…

ロッシー
3か月前
25

【書評】『小室直樹の中国原論』は中国の解像度を爆上げしてくれる本

ロッシーです。 『小室直樹の中国原論』を読みました。 という文言につられて読みました(笑)…

ロッシー
3か月前
9

【書評】ゾラ『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家』ゾラは短編が面白い!

ロッシーです。 今回の書評は、エミール・ゾラの『ナンタス』という短編です。 この短編は、光文社古典新訳文庫の『オリヴィエ・ベカイユの死/呪われた家』というゾラの短編集に収められています。 全部で5つの短編がありますが、その中でも私が一番面白かったのは『ナンタス』でした。 『ナンタス』はバルザックの『ゴリオ爺さん』を意識して書かれおり、その続編的作品として読むこともできる思います。おそらくゾラもそれを念頭に書いたのではないかと勝手に想像します。 『ゴリオ爺さん』では、