クローン病完治に至るまで。【その1】
こんにちは。ろんどん。です。
今回から、私自身の人生をガラリと変えた、クローン病の闘病期を振り返っていこうと思います。
これから、私の闘病期を振り返っていく前に、
今回は、ざっくりとした経過と、
私の今の健康状態をお話ししようと思います。
私が、クローン病を発症したのが、中学3年の時でした。食後の腹部膨満感、腹痛、痔瘻が初発の症状だったと思います。
そして、一年近く、生物製剤の『レミケード』をメインに、ペンタサ、マーズレン等の薬で治療しており、おおむね良好な経過をたどっていました。
しかし、高1の10月頃から、尋常性乾癬(これも難病です)を発症し、皮膚科の担当医から、『レミケード』の副作用ではないのかと指摘されました。
レミケードの服用をやめてしまえば、クローン病は再燃する。一方レミケードの服用を続ければ、尋常性乾癬は治らないまま。
苦渋の決断でしたが、レミケードでの治療は続け、尋常性乾癬に対しては、デルモベートなどの強ステロイド薬を使って治療をしていくことにしました。薬に薬を重ねる、最悪の状態でしたが。
いや、何とかしなきゃいけない。
そう思い立って、父とインターネットを使って、様々な治療法を模索していくと、行き当たったのが、とある病院での治療でした。
その病院での治療方針は、『西洋薬(免疫を抑える薬)を用いずに、自然治癒力で治す』というものでした。
クローン病での治療を、レミケードから栄養療法に切り替え、まずは尋常性乾癬から、鍼灸と漢方薬で治療していくことにしたわけです。
長い間使ってきた薬を断薬すると、必ずリバウンドが返ってくるわけで、高2の闘病期は、それらの症状に苦しめられました。
極度の腹痛、膿瘍、手足が火傷のように腫れ上がったり…結果、5回も入院し、約4ヶ月は病院で過ごしたように思います。
しかし、最終的には、
尋常性乾癬は治療を開始して半年で完治、クローン病は治療を開始して10ヶ月でかなりいい状態まで持っていくことができたわけです。
クローン病は、その病気の性質上、腸の炎症が治る過程で、繊維化し、腸管が狭くなってしまいます。そうなりますと、食べたものが通らなくなり、詰まる恐れもあるわけです。ですので、私は狭くなった腸管を27cm切除致しました。
今、もうオペから約3年が経ちました。
現在は、食事に気をつけつつも、たまに脂っこいものを食べたり、アルコールも嗜むことができています。症状が完全に無くなったとはいいません。ですが、漢方薬以外の薬を飲まずに、QOLの高い生活を送ることができているのは、間違いなく西洋医学での治療を切る決心をしたからだと思っています。
私がこれから、綴っていく闘病記は、何も『クローン病完治』『尋常性乾癬完治』の治療法をお伝えするものではないし、そうは受け取ってほしくはありません。
しかしながら、西洋医学での治療を止め、自分の体に向き合い、辛抱強く治療を続けてきた私の、心境や、医療に対する考え方の変化を、お伝えできればと思っております。
少しでも、今の治療に疑問を感じている方や、どうしたらいいか分からなくなっている方へ、自身の体験をもとにエールを贈れるように、頑張って書いていきますので、どうかお読みくださると幸いです。
それでは。
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