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44歳お母ちゃんゼロからのフランス語|6-8歳向けの児童書2冊目 【3年6ヶ月】

子供たちを連れてヨーロッパはフランス語圏に引っ越してきて3年半。最初のうちは、子供達にとって辛い時期がしばらく続きましたが、現地校のフランンス語環境に飛び込むことで、3人それぞれのペースで、着々とフランス語を身につけている様子です。お母ちゃんはというと、それはそれはゆっくりではありますが、「昨日のフランス語より、ちょっとだけベター」な具合で、少しづつではありますが、前に進んでおります。

時々見かける「◯ヶ月でペラペラに〜」「簡単に〜」「ネイティブに〜」は何とも羨ましい夢のような話ですが、お母ちゃんのフランス語に限って言えば、そのようなウマイ話はない模様。週2の語学学校をペースメーカーに、少しづつ雪が降り積もるように、地味に積み重ねています。3年半でCERF B1の後半。全く出来のいい進度でなく恐縮な限りですが、現実味たっぷりなその歩みをnoteに残しております。

慣れとは不思議なもので、最初はさっぱり理解不能だったフランス語も、3年半も語学学校に通いながら生活していると、理解度は着実に上がっています。住んでいれば当たり前と思われるでしょうが、フランス語ゼロだった当初のお母ちゃんは「フランス語なんて無理だ〜」「ミッションインポッシブルだ〜」と途方に暮れて、嘆いておりました。それでも、子供たちを現地校に通わせながら生活を切り盛りするには、避けて通れない道。「昨日のフランス語よりベター」になることを願って、お母ちゃん業もあるのであまり無理せず、できる範囲で学んでおります。

お母ちゃんのフランス語学習の方針

① 何よりも、慣れること。
慣れるためには、継続して触れること。

② 語学は修行でなくてよし。
ストレスを感じない学習法を見つけるに越したことはない。

③ そこに楽しさや充実感があること。
すると吸収力も集中力もアップ。

④ 習慣づけると取っ掛かりが楽。
サボりにくくてグッド。

⑤ 耳と口をどんどん鍛えるべし。
人とやりとりする言葉を理解するには、まずは耳!

聴いたり読んだりする分は理解できるようになってきても、「話す」となるとシドロモドロなお母ちゃん。見かねた子供たちに、正しいフランス語をたくさん目にすることができる児童書を読むことを勧められました。読書はわかる言語で楽しみたいので、なかなかフランス語の本に手が伸びませんが、やっとの2冊目は、子供の本棚にあった6〜8歳児向けのこの本:

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8歳のねずみの女の子Bertilleちゃんは、夏休みに月に行こうと計画中。いろんな人との手紙のやりとりを通して、その計画に向かうお話です。Bertilleちゃんは宇宙飛行士を目指すスーパーエリートかと思いきや、それとはほど遠く、「お月さまがグリュイエールチーズでできていて、火山があれば、フォンデュができちゃうかしら?」といった具合の、可愛らしい8歳の世界のお話です。

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中身は、お手紙のやりとりだけで成り立っています。8歳のBertilleちゃんでも、年上の方には敬語(vouvoyer)で書き、子供同士ではカジュアルに(tutoyer)で書いています。大人がBertilleちゃんへ書いた手紙はtutoyer。Vous 対 Tu、フランス語の敬語の使い分けが、頭ではわかっていたつもりでいましたが、Bertilleちゃんのお手紙のお陰で、なるほどこういうことか、としっくりきました。また、登場する大人たちが、8歳児の疑問にしっかりと答える律儀さも見習いたいものです。

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6−8歳向けの児童書でもレベルはいろいろで、1冊目に読んだ児童書「Journal d'un chat assasin」も同じく6〜8歳向けでしたが、わからない言葉が結構あり、辞書を片手に読みました。対してこちらは、スラスラと読めちゃいますので、B1前半〜半ばにちょうどいい本かもしれません。児童書であれど、自分のレベルにあった「ちょうどいい具合の本」が見つかれば、お話の中で描かれた文化の違いも楽しみにながら生きたフランス語に触れることができて、ちょっぴり理解が深まります。

野暮用が絶えず、3冊目はいつになるかわかりませんが、また児童書を手に取り、本の中の生きた正しいフランス語に触れていきたいと思います。またご報告します!

ご紹介した本:
Chere Bertille … et la lune en gruyère
著者:Clémentine Mélois 
出版社:Ecole des Loisirs

おまけの一枚:大型スーパーCarrefourでは、SHIITAKEもSHIMEJIも売ってます。✌︎('ω')✌︎。

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お母ちゃんのフランス語奮闘記[時系列]



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