ただ、悩みたいだけなんだ。不完全な人間が求められる時代に、PMS対応の彼氏が欲しい話
私は結局、ただ"悩むこと"を楽しみたいだけなんだ。
「自分は何がしたくて、何の仕事をするのか」という悩みが今の自分の脳内を最も占めている。だから友達と楽しい話をしようと思っていても、結局そのことを話題に出してしまう。
友達から返ってくるアドバイスは、もうすでに自分の中で色々考えていることだから、一つ一つに「それはこう考えているから、こうなんだよね。」と返答してしまう。非常に申し訳ない。
相手のアドバイスを受け入れる体勢ではいるし、反抗したいわけでもない。
でも私が相手の立場だったら、「じゃあ何でそれを私に相談してきたんだよ」とでも言ってしまいそうである。相談したいから話題に出すわけでもないのだけど。
面倒臭い女である。
ただ自分1人で考えていても答えが出ないままもんもんとしていて、その"もんもん"を誰かに吐き出したかっただけなのだと思う。
自分が納得のいく答えは自分しかわからないし、結局私の悩んでいることなんて実際に行動しないとわからないことだらけなのだ。
今色々考えてたとしても、解決することではないのも分かっている。
宇宙の話をする。
色々省略して、この世にあるもの全部が自分なのだと仮定する。それはつまり、相手もまた自分だということになる。
だからきっと私は誰かに相談することによって、"私が誰かに(言葉にして)言われたい言葉"を相手にただ言わせているだけなのではないかなと思うのだ。
腹話術みたいにさ!
自分の潜在意識が腹話術を操る人で、自分と相手が人形ということ。
自分で考えていることはまだ現実になっていないことだから、人形を操って言葉にしたり行動させたりすることで現実化する。
私という人間(頭や体、性格など)は、自分の潜在意識(本当の自分)が現実を創り上げるための"コマ"でしかないのだ。
だから私は無意識に、相談する相手を「この人に言って欲しいな」と考えて選んでいるのだと思う。
事実、私は無意識だけど、悩みによって相談相手を変えている。
ただ単に「誰にどう言われたら自分で納得できるのか」を選んでいるだけで、自分の潜在意識の中ではもう答えは出ているのだ。
それを腹話術で、映画みたいに自分の人生にドラマを加えて楽しんでいるだけということ。
そう思うと、エンターテイメントとして自分をみれるんだ。
悩みがあるから、このnoteの記事も増えていくしね。私は悩みがない人間だったら、このnoteに出会えてなかった。出会えていても、楽しさがわからない人間のまま終わっていただろう。
完璧な人間程、つまらない人間はいない。
不完全だから、愛される。不完全万歳。
キングコング西野さんの考察によると、完璧な1番の人間は、革命が起こる度にいらなくなる時代がくる。
なぜならAIとかが発展して、"完璧"ならAIが代わりにできてしまうからだ。
昔は暗算が速い人が重宝されたけど、計算機などの普及によって需要がなくなったというように。
だからこれからの時代はもっと、一人一人のストーリーや個性が大事になってくる。
"不完全"が必要なのだ。
もうね、悩んで悩んで悩みなんて尽きない。でも後から振り返ってみると、当時悩んでいた悩みなんて「時間が経過して過ぎ去った」か、「とっくにどうでもよくなっている」か、だ。
「"こんな悩みなんてちっぽけだ"と思えるとこまでが悩みだ」という言葉を聞いて、なるほどと思った。
だって今まで悩んでいたけど今悩んでいないものは、大体今思えば"そんなこと"ばかりなのだ。
というか、後から振り返ってみると、悩んでいた頃の時間は愛おしかったりする。
青春は、全力で"今思えばどうでもいいこと"に悩むからこそ、大人になって思い出すとエモいのだろう。
だから私は、前提として悩むことを楽しんでいるということにした。
悩みがなくなったらハッピーなのかもしれない。でもそれはそれで自分の成長も止まっちゃったみたいな感覚に陥っちゃいそうなので、悩めることがあるというのはポジティブに捉えてこうと思う。
豊かだから、選択肢があるからこそ悩むことができる。悩むことって、贅沢なのだ。
苦しいことは、全て自分が成長するためにある。そう考えたら、「楽しい」とまでは思えなくても、乗り越えた先を想像できる。
想像できたらもうこっちのものだ。
こんなことをつらつらと悩みながら書いていて、自分キモいなーなんて思ってしまいそうなときは、PMS(月経前症候群)だなと割り切ることにしている。
イライラも鬱症状も自分のこと嫌いになりそうになるけど、PMSなんだと分かれば、ラクになれる。
そしてPMSがやってくる時期にいつも、PMSのことを理解してくれて、普段よりもっと優しくしてくれて、ただ生きていることだけを全面的に肯定してくれる彼氏が欲しいと考える。
PMS対応彼氏は昔も今も需要が高いのに、供給が間に合っていない。不完全な人間が求められる時代に、是非とも宜しくお願いしたい。
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