ローリーポーリー

冬より夏 猫より犬 パンよりごはん 山より海 北より南 ロングヘアよりショートヘア 花…

ローリーポーリー

冬より夏 猫より犬 パンよりごはん 山より海 北より南 ロングヘアよりショートヘア 花より団子 心に残った日々のできごとや過去のできごとを忘れないために。

最近の記事

Look for the silver lining

昨日、ようやく日曜日に放映された『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』の録画を見た。その中で、宮沢氷魚さん演じるトランペット奏者の森大輝が、『Look for the silver lining』を歌って奏でるシーンがあった。イントロを聴いた瞬間、あっ、チェット・ベイカー!と、画面にくぎ付けになった。ふんわりとした歌声がさらっと入ってきて、なんかよかった。 そう、私はチェット・ベイカーが大好きなのだ。大学生の頃買った『チェット・ベイカー・シングス』をどれほど聴い

    • ひとり飲みを楽しむ

      このところ、ドラマ『居酒屋新幹線』にはまっている。眞島秀和扮する主人公が、出張帰りに、現地でお酒とおつまみ、そしてデザートまで購入して、新幹線の座席を居酒屋に見立て、ひとり飲みするというドラマだ。今日は夫が新年会で留守。新幹線の座席でひとり飲みは無理でも、家でならできる。名店の惣菜やおつまみを買うのは無理でも、残りものでいいのだ。『居酒屋新幹線』の主人公は、マイグラスやマイお皿、マイランチョンマットを用意している。私も、残りものをタッパーからきちんと器に盛るのだ。そして、SN

      • 荒武裕一朗ソロピアノアルバム ”Country” が届いた

        30年ぶりに note を通じて再会した荒武裕一朗さんの、ソロピアノアルバムが届いた。 YouTubeで見る荒武さんは、私の知っている小学生の頃の面影そのままで、鍵盤に触れる指の形もあの頃のままで、そんな荒武さんが奏でるピアノの音色は、体中の血管を巡っていった。ああ、やっぱり私はピアノが好きで、それは一生変わらないんだろう。 このアルバムを聴いて、何を言うこともないけれど、ただ、死ぬときにはこのアルバムを聴きながら死にたいな、そう思った。

        • noteでの 出会い

          今朝、note の「あなたへのおすすめ」で出会ったのがこの記事だ。 寝起きでまだぼんやりとしていて、なんとなく「あなたへのおすすめ」を見ていたら、荒武裕一朗という名前が目についた。あっ、ゆうちゃん。 荒武さんが小学生の頃から高校に入学されるまで、縁あっておつきあいがあり、当時大学生だった私は「ゆうちゃん」と呼んでいた。年子で同学年のお姉ちゃんは、活発で運動が大好き、弟のゆうちゃんは人なつっこく、音楽が大好き。そう、あの頃から音楽のセンスがよかったなあ。人づてに大学でジャズ

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          癒されグッズを買った

          昨日、久しぶりに生活雑貨のお店、アフタヌーンティーに行った。きっかけはあさのしずくさんの note の記事だ。ミニチュアのティーポットに、リップにも髪にも体にも使えるマルチバームが入っているのだと言う。そしてそのティーポットは、ティールームで使っているもののミニチュアなのだそう。見た瞬間に、私これ欲しい、となった。 アフタヌーンティーと言えば、まだ若かりし頃、結婚して夫の母と同居、子どもも生まれ、家事や育児になんやかんや忙しくしていたその頃、近鉄百貨店がプラッツ近鉄と名前を

          癒されグッズを買った

          音楽が聞こえてくるしあわせ

          今日と明日の2日間、梅小路公園で「京都音楽博覧会」が開催される。窓を開ければ聞こえてくる。さっきまでは羊文学のステージだった。風向きによって、またミュージシャンの声量によっては何を歌ってるかわかる。今はハナレグミが「オリビアを聴きながら」を歌ってる。 思えば私は昔から窓から聞こえてくる音が好きだった。近くの小学校の運動会の音、高校の学園祭の音、雨の音。そう、さっきから雨が降っている。久しぶりに開催された去年の音楽博覧会の日は、確か晴れていた。コロナ前に次男とその友だちが行っ

          音楽が聞こえてくるしあわせ

          平井真美子さんのピアノを聴いた

          昨日、平井真美子さんの演奏会「いはひ」に行ってきた。インスタのおすすめ記事でこの演奏会のことを知ったのは、7月中頃だっただろうか。これまでに平井真美子さんの曲をじっくりと聴いたことはなかったが、ドラマや映画の音楽を担当されていることは知っていて、『過保護のカホコ』『35歳の少女』『満点のゴール』など、気に入って見ていたドラマの音楽もそうだった。 もちろんそうやって聴いていた数々の曲が好きだったことはもちろんだが、この演奏会に行ってみようと思ったのには訳がある。私の好きな森山

          平井真美子さんのピアノを聴いた

          コロナにかかって読書が進む

          先週の土曜、仕事から帰ったら、なんだか喉が痛い。ような気がする。なのですぐに寝るわと宣言し、寝て起きた日曜の朝、まあ、昨日ほど喉は痛くもないし熱もないし、でもなんかだるいし、そう言えば先週は大工さん来たり、孫に送るパン焼いたり、仕事も火木金土とあったし、バタバタして疲れてるんや、よし今日はサボったろと、夫にしんどいから今日はごはん作らんし、適当に食べてと頼み、だらだら過ごすと決めた。 私は自室 (コロナ禍になって何があるかわからんからと、夫と私は寝室を別にしていた) に水や

          コロナにかかって読書が進む

          赤毛のアン と タイタンの妖女

          少し前から、私は2冊の本をほぼ同時に読み始めた。夫はできないと言うが、私は2冊の本の世界を行ったり来たりすることが好きで、よく同時読みをする。 今読んでいるのは、『赤毛のアン』と『タイタンの妖女』だ。実はどちらも過去に読んだことのある本だが、もう一度読もうと思ったのには訳がある。それは note だ。 まずは『赤毛のアン』 これは、沖 青磁さんのこの記事がきっかけである。 沖 青磁さんのお兄さんのエピソードが意表をつき過ぎて、そしてそのセンスに脱帽して、そうだ私も『赤毛

          赤毛のアン と タイタンの妖女

          お盆休みにしたかったこと

          11日の金曜日から、まるまる1週間のお盆休みに突入した。ずいぶん前から、幼い子どものいる長男夫婦は、混んでるし暑いし、帰省は日をずらすわ、と言っていたし、引っ越したばかりの次男夫婦は、お盆休みに家片付けるし、帰省 (と言っても電車で1時間半のところから車で20分くらいのところに越してきたのだ) はやめとくわ、と言ってたので、なんとも自由なというか暇というかの1週間になりそうだった。 そこで私はこのお盆休みにやりたいことを箇条書きにした。紙にではなく心の中に。 ①映画を観る

          お盆休みにしたかったこと

          悲しい記憶 妹のこと

          旅田百子さんの小説「神様のことなんですけど、」を読んで、忘れることのない悲しい記憶を書き残しておこうと決心した。言葉にすることで、私の中で何かが変わるかもしれない。 "右脳でも左脳でもない、どこかとっても狭い部分" にあるスペース。そこに存在する妹のこと。 私が42才のとき、ひとつ年下の妹が死んだ。妹は35才頃に1型糖尿病であることがわかり、食事制限やインスリン注射で症状を抑え、病気と長く付き合っていかなければならなくなった。その頃の私は子育てに忙しく、初めのうちこそ子ども

          悲しい記憶 妹のこと

          土を喰らう十二ヵ月を観た

          家から歩いて15分弱のところに映画館がある。もともと通りを隔てた向かい側にあったその映画館は、パチンコ屋の2階に封切館としてできた映画館だったけれど、私が学生の頃はピンク映画を上映しており、前を通ると目を向けるのが恥ずかしいポスターが貼り出してあった。そんな映画館が1990年ごろには名画座というかミニシアターというかに変わり、一度訪れたときには、なんともレトロなその雰囲気に感動した記憶がある。数年前に場所を移してからは前を通るたびに上映作品をチェックしていたが、観たい映画と上

          土を喰らう十二ヵ月を観た

          謎の生命体誕生

          こんなつもりではなかった。決してこんなつもりではなかったのだ。 私はもともとクッキーやケーキを手作りするタイプではなかった。なのにふたりの息子たちが結婚してから、もしかしたらお嫁さんなら喜んでくれるかも(息子たちはこんなものでは喜ばない)と、お菓子作りの中ではハードル低めのクッキーをちょこちょこ焼くようになっていた。 はっきり言って、ひいき目に見なくてもこれは上出来だ。気をよくした私は、去年7月に生まれた初孫がこのところ「シナぷしゅ」を見たら大変喜ぶらしいということで、ま

          沖縄かぶれの私が作る沖縄そば

          わたしは沖縄が大好きだ。飲むお酒は泡盛だし、食べ物にも興味津々だ。百貨店の最上階の催し物会場で開催される、「大北海道展」には見向きもせず「めんそーれ沖縄展」にいそいそと出かけるのが常である。 そんな私にとって、朝ドラ「ちむどんどん」はもはやストーリーよりも出てくる料理が気になって仕方ないドラマだった。ラフテーを作るために皮付きの豚肉を探すくだりでは、私も皮付きの豚肉を手に入れるにはどうしたらいいのかと考えてばかりいた。 そんな折、家の近くに大型スーパーができた。野菜も魚も

          沖縄かぶれの私が作る沖縄そば

          私 と note

          私が 息子にすすめられて note を始めたのは、昨年の秋のことだ。いまいち使い方もわからず、いくつかの記事を読んだだけで、note を開くことなく数ヵ月が過ぎた。 今年に入って3月ごろだったか、夜中3時ごろに目覚めてしまい寝られない日があった。インスタを見たり、ゲームをしたり、スマホを使ってできることを散々してみたが眠くならない。家族が寝ているのにテレビを見るわけにもいかず、どうしたものかと思っていたとき、そうだ、息子の書いた note をこっそり読んでみようと思い立った

          ちょっとくらいの嘘なら悪くない

          息子たちが幼い頃、「片づけたはずのおもちゃがない」「ここに置いたはずのおもちゃがない」と、毎日のように私のもとにやって来ては嘆いていた。私は、いやいや君たちはきちんと片づけてないぞ、ここには置いてなかったぞ、と心の声を隠しながらそのおもちゃを見つけ出していた。「こんなとこにあったんか」と驚く息子たちに私はいつも、「そらぁおもちゃかて、あんたらの見てへんときに動くわな」と言っていた。 そんな息子たちが3才と6才だったとき、映画に連れて行こう、ということになった。観るのは「トイ

          ちょっとくらいの嘘なら悪くない