「人の話を聞け」
最近、人の話を聞けない人が多い気がする
話に興味を持たないとか共感しない人とか
自分の話ばかりで話を譲らない人とか。
あと聞き手がその話に興味ないこと に気付かない人とかも
多分「そういう人が増えた」んじゃなくて、もともと世の中は話の聞けない人たちばかりなんだろう。一般人のコミュ力なんてそんなもんなんだろう。
人の話を聞いてばかりで、自分の話を聞いてもらえないのはつらい
僕だって話を聞いて欲しい時はある
会話で楽しそうに話を聞いているけれど実際はその話に興味が無いなんてことはよくある。本当は自分の話をしたいのに話し手を楽しませようと聞き手に回っている。「俺のターンはまだか」なんて思いながら。
7,聞き上手の悩み
間違いなく僕は聞き上手そして話上手だ。
相手に気持ちよく喋らせ続けて、
相手を幸せにするのが得意。
僕と話していて笑わない人はいないし、会話に詰まる人もいない。
正しいコミュニケーション法なんてものは簡単で
常に相手の視点から会話するってだけで十分だ。
・相手の期待通りな質問をする
・相手の期待通りなリアクションをする
これが「コミュ力」の秘密の9割。ほとんどの人はこんな聞き方をしているだけで無限に話ができてしまう。
会話に詰まるのは「これを言ってもリアクションしてもらえないかも」「この話をして興味があるのだろうか」という不安からくるもので、実際「何も話すことがない」なんて人はどこにもいない。
自分の話したいテーマに興味を持ってもらえて、そこに期待通りのリアクションしてもらえれば誰だって幸せになる。
「必ずリアクションしてもらえるのなら喜んで話そう」と思うものだ。
「あ、この人はこの話で笑ってくれる」って分かれば安心してその話題を続けられるでしょう
6,聞きに徹すると相手は幸せになる、けど
ただ僕の悩みはそこに原因があって
「自分の聞き方が完璧な分、相手が話し下手だと楽しくない」
と、僕はこんなことに悩んでいる。
上手に聞いてやると
本当に無限に話してしまう人がいるのだ。
そういう話し下手との会話が難しい。
楽しめないだけならいいのだけれど、こんな人が2人以上いる会話は大変だ。
1,自分語り好きのAさんが話し始める
2,話の腰を折って自分の話をするBさんが話し始める
3,Aさんが不機嫌そうなので聞き上手のCさんがAさんの話に戻してあげる
4,CさんはAさんの話にうまくリアクションをとって喜ばせつつ、Bさんが語り始めるタイミングを作ってあげる
「上手に両方への反応をして、全員の機嫌と話すバランスを調整する」のが3人以上の会話での、聞き上手さんの仕事になっているのだ。
この苦労は聞き上手なら共感できるんじゃないだろうか。
聞き上手にしか共感してもらえないんじゃないだろうか。
5,聞き上手が話し下手を暴く
人間誰しも「自分の話」を用意している。
「話を聞いてくれる人がいるならこういう流れで話をしよう」
「スムーズに会話するために話を用意しておこう」
とみんなが自分の話を持ち歩いていて、その話をするのが一番得意だ。
うまく会話するために「話を聞く準備」はしていないけれど
「話をする準備」ならいくらでも考えてる。
だから聞き上手の人がその話をスムーズにさせてあげられるなら、その人の「一番得意な話」で「一番得意な会話の流れ」を引き出せる。
しかしそこでその人の「一番得意な話し方」が下手だと、聞き手は困ってしまうのだ。
話し手にとって、「自分が一番得意な会話」で盛り上げれたならそれはすごく幸せで、つい楽しくなって喋ってしまうけれど
会話で幸せになれるのは自分語りをしている人だけで、聞いている側が幸せになれるかはまた別。
興味ない話を永遠と聞かされるのは地獄だ。
「興味ない話を永遠と聞かされる獄」が地獄にあってもおかしくない。
4,話し下手は聞き下手
ちゃんとリアクションをしてるのに面白い話ができない人がいる
たとえば「同じ話を永遠とする上司」
何にも役に立たない話、この前も聞いたマイストーリーを今日も言うのは
「話し相手のリアクションから学ばない人」だから。
興味のない顔に気づける人ならもっと面白い話ができる筈だ
持ちネタは他にも用意してあるでしょう。
ほかには「質問をしたのに、欲しい答えが帰ってこない人」なんてのもよくいる。
たとえば「技術屋の店員」
「〇〇と××はどう違うのか」と聞いたら、〇〇と××の歴史の話をはじめたりする
「自分の一番得意な話がソレ」だからだ。
話し上手なら自分の話に持ち込むのはほどほどにして、話の小ネタ程度に納めるのが技術だ。
小ネタとしてなら喜ばれるのにどうしてそっちの話ばかりをするのもったいない。
こういうことは聞き上手話し上手だったら絶対に間違えない。
だって「相手の話たいことが分かる」なら「自分が話すべきこと」も分かるでしょう。
3,話を聞いてから話を作る
「話を用意しておく」なんてことを考える人がいる。
プレゼンなんかこういう思考の人ばかりだ。
まるで「明日はデートだけどなんの話をしようかな」と試行錯誤する、男子中学生の発想じゃないか。
たしかに話題はいくつでも用意しておくべきだ。話のネタは多い方がいい。
でも「話題がある」だけでは全く意味がない
それでは自分語りになる。
最高に上手い話をしたいならそこに必ず相手を入れて
相手に合わせて話を作り上げてやっと完成だ。
卒業論文で発表して、質問された時にキョドるような人は落ちる。
そういう人はプレゼンのペースも聞き手の反応に合わせずに進めるから、結果的に中身がない発表のように見える。
聞き手がいてこその話だ。聞き手を無視するな。
ネット用語が好きな人もいるし、逆にテレビのネタが好きなおじさんもいる。
人に合わせて話の流れも話し方も内容も変えられてやっとそれが最高に面白い話になる。
2,話を聞くのは会話のマナー
自分の話しかしない人は嫌われる。
これは当然だけど会話中に気づくのは難しい。
会話は話す側が楽しいのであって、聞く側の方が楽しめていないことが多い。
お互い楽しく会話をしたいのなら、会話の話し手と聞き手が交代する必要がある。
長くても短くてもいい。
適当なタイミングで、「相手が話をしたそうだな」と思った時に
相手が話をしたそうな顔をした時に会話の主導権を渡してやる。
これがお互い気持ちよく会話するためのルールだ。
マナーの話をするのならこういうことを教えるべきだと思う。
「あの店員は言葉遣いが悪かった」とか「あの人は元気がない」だとか
文句を言う人はこういうことについて文句を言うけれど、実際の原因はそこじゃない。
正しい聞き方と正しいリアクションができていないから文句を言われるのだ。
「なんか話していて楽しくなかった」「聞きたいことが聞けなかった」というところの原因は、
「自分の話を聞いてもらえなかった」
というのが全ての原因なのだ。
そこに後から理由付けで「ああきっと言葉遣いが悪かったからだろう」なんて間違った指摘をする人がいるけどそうじゃないんだよ。
コミュニケーションのマナーは「相手のしてほしいことをする」が全て。
「してほしい質問をする」
「してほしいリアクションをとる」
「土足で家に上がってほしくないので靴を脱ぐ」
それだけ。
相手の知らないマナーを披露したところで「なんで???」と思われるだけじゃないか、それはエンターテイメントと言うやつ。
そんなことより「人の話を聞け」「人の考えを読め」
1,話し上手になりたいなら聞き上手は最低条件
「話し上手は聞き上手」なんてもう腐るほど言われていることだけど、
これができていない人が多いから誰もがこの話をしている。
「話を聞けない人」はきっと頭を使わずに生きてる人だ。
自分の経験と本能だけを使って生きていて「どうすればもっと良くなる」なんて考えていないんだと思う。
ひとの話を聞けないくせに「話し上手になりたい」なんて図々しい、
話をしたいのならまずは話を聞けるようになってからだ。
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