①【母親を、もっとおもしろく。×HUBとアクションと。】人前に出る事が苦手な私が、一歩を踏み出せたきっかけ
コミュニティと地域を繋いでアクションを!というテーマで、地域活動未経験の私が、自治体のまちづくり企画に参加して、2020年9月~2021年3月13日の最終成果発表まで、いろんな事にチャレンジした内容を振り返ります。また、今後の共創プロジェクトについても、綴っていく予定です。よろしくお願いします!
――最終成果発表会、無事おわりました。
2021年03月13日、広島県福山市の福山未来共創塾2020の最終成果発表会が開催されました。ハイブリッド式で、約200名が参加。約半年間かけて50名が共創して、8チームの発表となりました。福山市枝広市長はじめ、講評して頂いたゲストの皆様、福山市まちサポの皆様、塾生の皆様、そしてHUCメンバー、本当にありがとうございました!
いきなり最終回みたいになりましたが(笑)、ここからスタートという決意も込めて、noteを選んでみました。発表で使用したスライドを使って、数回に分けて振り返ろうと思います。
①人前に出る事が苦手な私が、一歩を踏み出せたきっかけ(本日はココ!)
②コミュニティと地域を繋ぐ。
③HUC×地域、実践活動へ
④最終成果発表会へ⇒報告じゃなくて、気づきを。資料作りについて
⑤今後の共創プロジェクト
本日は、「人前に出る事が苦手な私が、一歩を踏み出せたきっかけ」として、福山未来共創塾に参加した理由、何故一歩を踏み出せたのか、について書いていきます。
私について
改めまして、ろこ(きむらひろこ)です。出身は広島県福山市で、大学時代は福岡、就職で東京へ移動、それから15年以上ずっと東京に住んで、結婚、母親になりました。夫はお隣の岡山県出身、実家同士も割と近い方で、帰省の際は両実家をはしごしていました。
仕事も東京も大好きでした。しかしながら、保活に疲弊したのと、子育てをしていると、のんびりした緑の多い土地や、広い空が自分にも、子どもにも大事なのではと思うようになり、子どもが小学校入学のタイミング、2019年に東京から福山市へUターン移住しました。
――コロナ前からリモートワーク
仕事は10年以上建築設計の技術職で、工期が1~2年くらいの大型物件を担当しています。東京駅、六本木、中目黒、豊洲などの再開発…(仕事内容も守秘範囲内でいつか書いてみたい)今は東京の会社に在籍したまま、福山市の自宅でリモートワークをしています。最近は東京の他に、名古屋、大阪、京都の物件など様々です。建築業界もエンジニア不足なので、こんな働き方も許されたのか、いろんなタイミングと沢山のバックアップによって成り立っている事に日々感謝です。コロナ前の地方移住リモートへの道のりも、珍しいみたいなので、いつか書こうかな。ちなみに業種は違うけど、夫もリモートです。今ではすっかりスタンダードになりましたが、コロナ前だとやはり珍しいですよね。
――自分の課題解決から地域の取り組みへ
きっかけは、こうした働き方だと地域との繋がりがほぼ無いという課題を抱えている事に気づき、この度、福山市のまちづくり企画(福山未来共創塾)に出会いました。
最初は個人参加でしたが、私が所属している母親アップデートコミュニティ(HUC)で経験した事や、シェアしている事、深堀している事などの強みを地域に活かせるのではないか、個人ではできない事も自分がHUCと地域とのHUB(ハブ)になることにより、アクションに繋がるのではないか、と考えました。
自治体のまちづくり企画に参加
――福山未来共創塾2020
福山未来共創塾は,「幸せあふれる30年後の福山の未来図」に描かれたより良い未来社会の実現に向け,未来づくりに意欲のある人たちが集い,対話を通じたチームづくりを行いながらプロジェクトの実現をめざす事業です。
今年で3年目となる今年度は,東京都市大学 佐藤真久教授をコーディネーターとしてお迎えし,EPOちゅうごく(環境省中国環境パートナーシップオフィス)との共催で「世界で取り組む持続可能な開発目標SDGs」の観点を学びながら,全5回のプログラムで開催しています。
――SDGsは目標から問題解決ツールへ
コーディネーターの佐藤教授が一貫しておっしゃっていたのが、個々のSDGsをタグ付けしてしまうと協働で壁にぶつかってしまうので、相互連関、さらに星見型の問題解決のツールとしてのSDGsと捉えること。お互いの課題や動機、意見の違いを理解する、そして初めから合意形成をせずに星見型の協働(いろんな立場の人と一緒に星を見よう☆)が大事なのだと。違うからこそ生まれる連携って面白いですね。
そして弱みも出して補完し合い、求援力・受援力を身に着ける。前半は参加者とそういった対話を繰り返し、共創の可能性を探究するというセッションでした。
――オンラインなら…
福山未来共創塾を市のホームページで見つけた時は、魅力的な取り組みだし、きっと学びになると思いました。そして、オンライン参加OKというところも惹かれました。人前に出るのが苦手なので、コロナ禍ですっかりオンラインイベントに慣れてしまった私は、恥ずかしながら、これも一歩を踏み出せた理由のひとつです。きっと、オンラインなら気軽でいいなって思う人は私だけではないはず!?3回目以降から、対面とオンラインのハイブリッドに移行しましたが(笑)
個人参加OKとの事でしたが、実際は企業や、議員、経営者、すでに活動されている団体など、地域活動の経験者がかなりいらっしゃいました。今思うと、よく単独で参加したもんだなと…。それでも地域活動未経験の私の話を、皆さん真剣に聞いて下さって、とても感動した事を覚えています。
人前に出る事が苦手な私が、一歩を踏み出せた
――母親アップデートコミュニティ(通称:HUC)という居場所
では、なぜ地域活動も未経験、人前で話すのも苦手な私が参加する勇気を持てたのか。それは、いつも背中を押してくれて、私の今の姿をカタチ作っているといっても過言ではない、コミュニティの存在です。現在、国内外200名以上在籍していて、孤立の孤育て「つながり1.0」から、オンラインでいつでも、どこでも、誰とでも繋がれる、多様な「つながり2.0」に変えています。
HUCは、2019年1月23日(福山市へ引っ越す2ヵ月前!)経済ソーシャルメディア News Picks の落合陽一さんの番組、WEEKLY OCHIAIの番組観覧で生まれました。この時のテーマが「母親をアップデートせよ」
母親アップデートコミュニティ:それぞれが、母親にまつわる固定観念や同調圧力、自己否定などの課題を持っていました。これらを自分たちの手で解決するために、コミュニティが立ち上がりました。※2020年8月、一般社団法人化しました。
東京から引っ越す直前で番組観覧が当たり、良い東京の思い出ができたなあなんて呑気に思っていたら、こんなコミュニティとの出会いがあって…あのワクワクした時間は忘れられないです。ただ、引っ越し後は慣れない環境の中で余裕が無く、HUCに参加できない時期もありました。そんな中でも、メンバーが声を掛けてくれたり、まさに早い段階で「オンラインご近所システム」に救われた一人です。
――誰も否定しない
たった一つのルールとして大切にしているのが、「誰も否定しない」
自分も否定しないし、他人も否定しない。
それぞれの違いを、認め合うこと。
HUCの良さを言語化するのがとても難しい。。共創塾でも度々「わかりにくい」とご指摘を受けました。Facebookグループでの活発なやりとり、イベント、部活、プロジェクト…内部ではめちゃくちゃ楽しい。でも、外部の人にはどう伝えようかと。そんな時でも、このたった一つのルールを聞いてもらうと、皆さん「素敵だね」と歩み寄ってくれる気がします。
ちなみに、私がHUCを熱く語り過ぎたのか、福山市のまちサポの方が入会してくださいました!とにかく私が「楽しそう」、との事でした(笑)本当にありがたくて、この行動力が凄いし、歩み寄ってくれた事も嬉しかったし、こういう人達がまちづくりを支えているんだなと胸が熱くなりました。※次回のnoteではHUCの強み、私の体験、可能性について載せていきます。
――シン・ニホン読書会
ちょうど共創塾に参加する前に、HUC発起人のなつみっくすがシン・ニホンアンバサダーとなり、一般向けに読書会を開催するとお知らせがあり、参加しました。全6回!懐かしいー。大げさに聞こえるかもしれませんが、この読書会と安宅さんの言葉にも背中を押されたと思います。さらに、この読書会では難しい言葉は使わず、自分の言葉で伝えることができた事、受け止めてくれる仲間がいたという事が私の中で大きいものになりました。
ちなみに、私が共創塾でシン・ニホンについても熱く語っていたら、まちサポの方々も早速購入していたというのを後から聞いて驚きました。さすがです(笑)
「もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。
そしてどんな社会を僕らが作り、残すのか、考えて仕掛けていこう。
未来は目指し、創るものだ」安宅和人
――HUC中四国支部
同時期にこちらも。HUC内に中四国支部を立上げた事も大きかったです。最初は中四国地方、私1人でしたが、メンバーが1人広島に転勤になり、2人に!どうしても関東メンバーが多いのでやはり嬉しかったです。そして支部を作ろうと!今も月1回、Zoomでワイワイ集まっていて、1月の2周年祭でも支部イベントを開催しました。
この頃から、自分の役割をカタチにしていく楽しみを見つける事ができたり、自信が付いてきたような気がします。自分の「楽しい」という軸を持ち、行動してみようと思うきっかけになったと思います。
ありがとうございました!
1回目から長くなってしまいました。一歩踏み出すまでも色んなストーリーがあったなあと、振り返れて良かったです。よく、「仕事も子育てもあるのに、面倒じゃないの?」と言われたり、思われたりしているかしれません。さすがにイベント続きなどは慌ただしい時もありましたが、総じて楽しくて、面白いから動いてるという、シンプルな回答だけです。ただそれが、誰かの応援になったり、課題解決に繋がると、言葉には表せない感動があります。ではまた②で!
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