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【人物解体新書スピンオフ版】キャリコン広報へのなんでも答える筆問箱Vol.1~働くとは?~

㈱ログシーキャリアコンサルタント&広報担当の鈴木さくらです。

4月から【人物解体新書※】をスタートさせ、毎月弊社のメンバーをインタビューしては、キャリア理論で解体し続けている私。

※【人物解体新書】とは、話を引き出すプロのキャリアコンサルタントがHR領域での活躍者にインタビューをして、様々な心理学やキャリア理論を用いながら、読者の皆さまが再現できるように活躍者を解明していくコンテンツです。

「キャリコンと広報の掛け合わせって聞いたことないけど、それをしている鈴木さくらっていったいどんな人なの?」と、にわかにでも興味を持ってくれたあなたは稀有すぎて畏れながら神様のよう。

そんなあなたのために、遅ればせながら自己紹介を兼ねた『【人物解体新書スピンオフ版】キャリコン広報へのなんでも答える筆問箱』を通して自分自身を解体してみたいと思います。

まずは軽く自己紹介をしますね。ざっと私の略歴を兼ねたプロフィールはこちら。

▼学歴:
早稲田大学卒。法政大学大学院政策科学研究科修了。政策科学修士。
▼保有資格:
国家資格キャリアコンサルタント/国家資格2級キャリアコンサルティング技能士/日本コーチ連盟認定コーチ/専門社会調査士
▼略歴:
JALグループにて成田空港の国際線旅客サービスに従事しつつ、OJTインストラクターを兼任し、優れたサービスの提供者を表彰する社内アワードを受賞。その後、ホスピタリティの専門学校に転職。非常勤講師からスタートしてエアライン科学科長まで昇進し、マネジメント業務や就職支援まで幅広く携わり、2019年から㍿ログシー(ROGC Inc.)に参画。
ROGC愛をもって〈キャリアコンサルタント×広報〉という強みを活かしながら、広報の新しいかたちを展開すべく邁進している。

それではまいりましょう。なんでも答えますよ。さあ、かかってこい笑!


■「ひょんな出会い」がキャリアをつくってくれる**

(右は代表山田、中央は統括ホッソン、左は私。三人の最初の出会い)

最初の質問はこちら。

▼質問1▼
キャリアコンサルタントがなぜ㍿ログシーに関わることになったの?


これまでのキャリアでHRとか人材とか無縁だった私がなぜ㍿ログシーに参画するようになったのか、それはひょんな出会いがきっかけでした。

もともとは教育畑(専門学校)で講師をしていましたが、その後、企業研修講師としても活動するようになり、講師としての力量をもっと上げたいと思っていたところ、これまたひょんな出会いで弊社育成支援事業部の統括ホッソン(細野和彦)が主宰する講師育成塾に1期生として参加したのです。

その育成塾では最終回に企業様をお呼びして研修企画のプレゼンをするのですが、そこに来ていたのが弊社代表の山田でした。私のプレゼンにも山田が良さそうなフィードバックをくれたのですが、今となってはなにも思い出せない涙(緊張していたからです、ごめんなさい社長笑)。2019年1月末の出来事です。なつかしい。

そこで山田に熱烈なラブコールもらってハンティングされた・・・のではありません笑。

そして、その半年後の7月にも育成塾2期生の研修企画プレゼン大会のときにまたもや山田が来ていて偶然にも再会するのですが、そこでも挨拶程度であっさり終了。

当時はとてもご縁があるような印象ではなかったのですが、人生どう転ぶかなんてその時にはわからないものですね。

結局、2019年10月に弊社の育成支援事業部を立ち上げるきっかけで、旗振り役の統括ホッソンにハンティングされ、参画することになったのでした。

(代表山田とのあっさりめな再会。「ああどうも(山田)」で終わる笑)


■働くことに興味を持ったのは根深いダークな理由から

キャリコン広報の私は「キャリア」とか「働く」ということについての興味が尽きません。そして、今の私は仕事が大好きです。毎日が本当に楽しい。

ありがたいことに、私を見ている周囲の人からは「毎日が楽しそう!」「仕事の話をしているとき、イキイキしてる」と言ってもらえ、それは私にとって最高の褒め言葉。

そこで、こんな質問をもらいました。

▼質問2▼
なんでそんなに「働く」ことに興味があるの?そのきっかけは?さくらさんにとっての「働く」とはいったい?


おおおお、だいぶ根源的というか哲学的な問いですね。

「なんでそんなに「働く」ことに興味があるの?そのきっかけは?」・・・あまりに哲学的な問いをいただいていい機会だから、キャリアコンサルタントとしてではなく、きわめて個人的に腹をくくって答えてみようと思います!

きっかけは、私の最愛の父が15歳の時に病気で亡くなって、それまでずっと専業主婦だった母が45歳の時に初めて外で働くようになって、「人生何があるかわからないから仕事はずっとしていたほうがいいんだな」と身近な両親から学んだから・・・ではありません(違うのか)。

それよりも実はもっと根深い理由が。でも大丈夫。根深くてダークですけど、今となっては解明されてすっきりしているので、「そっかあ、そんな理由なのね」とぜひともライトに読んでください。

最初にお伝えしておくと、初回にもかかわらず、ここからだいぶ自己開示をしていきますが、びっくりしないでくださいね!


■仕事とは、働くことは、魔物である

(専門学校勤務時のまだまだダークな頃)

父の話をちょっとさせてください。私の父はお菓子メーカーの営業をしていて、ずっと営業畑。サービス精神あふれる父はお客様のことをいつも考えていて、営業職が性に合っていたと思います。当時は営業所長を務め、とても多忙でした。

父が亡くなった当時、15歳とはいえ私はまだまだ子どもで、父が病気になって亡くなった原因を「仕事が多忙すぎたから・・・?」と密かに疑うようになったんです。

もっと言ってしまうと、「仕事に殺されたっていうこと?」「え、会社に殺されたっていうこと・・・?」なんてひとり思っては誰にも言えず、疑いは大きくなるばかり。

そんな事実があったのではなく、今思うと、納得する理由が知りたかったんですよね。最愛の父がなぜこんなにも早くに亡くならなければいけなかったのか、その理由を。

わが家は四人家族で、子煩悩な父を中心にとても仲の良い家族でした。当時の私は家族や家庭に理由がないならば、仕事にあるんじゃないかと疑ったんですね。

膨らむばかりのその疑念は簡単に口にしてはいけないと思って母にも言えず、いつしか「きっとそうだ」と思い込むようになり、「父の命を奪った仕事というものはこわいな。付き合い方を間違ったら病気になって大変なことになるんだな。仕事って、働くことって、魔物だな」と無意識に思うようになりました。

それ以来、仕事とか働くっていうことに興味を持つようになったんです。注意しなければいけない危険物として。

もちろんこの思い込みは甚だ非論理的。いわゆるキャリア理論(A・エリスの論理療法)で言うところの「イラショナルビリーフ」です。でも、本人はそんなことには気づかないものなんですよね。

その非論理的な思い込みがあるということにとうとう気づいたのは、私が専門学校に勤めて体を壊し、その療養後でした。父が亡くなってから20年以上経ってからのことです。

20年来の思い込みって相当ですよね。筋金入り!

「仕事とか働くってこわい。付き合い方を間違えると大変なことになる」と無意識に思い込んでいたから、それまで仕事が楽しい!と感じたことは、実はなかったんです。私にとって仕事や働くことは辛かったし、しんどかったし、苦しいことでした。

そう、だから働くことに私が興味をもっていたのは、「好き」「好奇心」からではなく、「恐れ」という気持ちからだったんですよね。

「仕事が楽しくてしょうがない」という今の私しか知らない人から見たら、当時の私を想像できないかもしれません。でも、働くということに興味を持ったのは、実はそんなきっかけだったんです。


■働くことは「お役目を果たすこと」

(営業の石原と千脇と。元パティシエ石原作のクッキーを頬張る)

おもしろいことに、そのダークな思い込みに気づいて、「父は仕事や会社に命を奪われたわけじゃない。仕事とか働くって別にこわいことじゃない」と思い直してイラショナルビリーフから解放されてから、仕事や働くことが徐々に楽しくなってきました。

そうしていつしか私にとって働くとは、「自分のお役目を果たすこと」そして「私も周りもしあわせを感じること」だと思うようになったのです。

そんな風に感じ始めてからは、私が率先して「これをどうしてもやりたいです!」と高らかに宣言しなくても、不思議とむこうから色んな機会がやってくるようになりました。

「これ、やってみない?」
「今、こういうこと進めていてね・・・」
「これ、さくらさんにやってほしいと思うんだけど、どう?」

そんなお声掛けをしてもらう機会が増え、その一つひとつを心を込めてやってみるとまた新たな楽しみに出会い、自分の可能性が開いてうれしくなり、さらにはよろこんでくれる人がいる・・・という連鎖。

ともすると受け身のように聞こえるかもしれません。自ら動き回り、切り拓き、断られても断られても粘り強く手を伸ばしてチャンスを掴み取る、というような状況ではないですから。

でも、私としては受け身の感覚はなく、むしろ自分を活かせている感覚や私という人間をうまく機能させられている感覚が強まりました。

誰しも自分のお役目というものがあると思うので、信頼する人と一緒にそのお役目を有難く、そしてよろこびとともに一つひとつ取り組んでいると、果たすべきことにつながっていくのではないかなと感じています。

私にとって働くとは、「自分のお役目を果たすこと」そして「私も周りもしあわせを感じること」。

その先にどんな未来が広がっていくのか、朝起きるたびにわくわくする自分自身をこれからも楽しみたいと思います。

(おしまい)


※『【人物解体新書スピンオフ版】キャリコン広報へのなんでも答える筆問箱』は不定期に記事にしていきます。今後もどうぞお楽しみに!



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