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生きる意味と感情を失った私が「今」泣いている

noteでは私の大好きな音楽の紹介記事だけを上げようと思っていましたが、今回は音楽の紹介記事ではありません。今涙を流しながらキーボードを叩いています。
以下の音楽を流しながら読んで頂けると嬉しいです。

BGM
Sober to Death / Car Seat Headrest


私には夢が無かった。
ずっと夢が無かった。
強いて言えば学校の先生には興味があった。
でも、父親に「お前には無理だ」と撥ねつけられた。
さらに大学進学にあたって、「教員免許以外の国家資格を取れる大学じゃないと金は出さない」とまで言われた。
その前から感情を表に出すタイプでは無かったが、この時に私は感情を失った。
この父親の言葉には、賛否あるだろう。
しかし、私の両親は両方とも薬剤師で地方で薬局を2軒経営している。
子供を好きな大学に行かせるお金は十分あっただろう。
そして、私は逃げ出したい一心で、別に行きたくもない東京にある私立の薬学部に進学した。
父親による制約は他にもまだ有った。バイト禁止と学外の人達とは付き合うなと言う制約だ。
これらの事からも分かる通り、私の父親は所謂コントロールフリークだ。
今思うと律儀にこれを守っていた、自分は馬鹿だった。
そのせいで私はお金もほとんど無く、ほぼ家に引き籠もり、社会経験は20代としては、乏しい物となってしまった。
大学での成績は優秀だった。一度も試験に落ちたことは無かったし、成績も学内上位約15%だった。
しかし、5年生の時(薬学部は6年制)に異変は起こった。
学校に行けなくなった。
うつ病になったのだ。
そして、一年間休学をした。
多分当初はそこまで重いうつ病では無かったと思う。
でも、このまま生きていく意味が分からなった。
やりたい事が無い。
夢も無い。
じゃあ、なんの為に生きていくのだろうか?
正直もう死にたかった。
崖の上から海に飛び込んで死にたかった。
出来るだけ人に迷惑をかけないで死ぬ方法だ。
でも、死ぬ為に外に出る事も出来なかった。
頑張って外に出られる時に、なんとか犬吠埼いぬぼうさきまで行ってみようと考えていた。
そんな自殺寸前の限界まで達した時に薬が変わった。
もの凄い効いた。
躁状態になり、三日間くらい寝ずにゲームをしていたと思う。
その後病状は良くなった。
でも、うつが良くなっても変わらない事があった。
そう、夢が無い。
生きて行く意味が無いのだ。
甘っちょろい事を言っているかもしれない。
多くの人がそんな中頑張って働いて生きている事も知っている。
でも、私にはそれが上手く出来なかった。
それまで成績優秀だった私が6年生で留年し、2年目の秋になんとか卒業した。
今は、薬剤師国家試験の受験を3カ月後に控え、予備校に通っている。
いや、通っていない。
体調不良が続き、また不登校になっている。
絶望していた。国家試験直前になっても、自分はこんなんなんだと。
そんな時にnoteを始めた。
ある人の「とにかく行動しろ。そしたら何かが変わる」と言う言葉に突き動かされ、諦めていた文章を書くという事を、思い切ってやってみた。
文章を書くだけなら、不登校でも出来るから。
2021年11月13日の夜10時半から寝ずに書いた。
僕の大好きな音楽についての記事だ。
14日の朝6時に投稿した。
すると、ある人に拡散して頂いたお陰で沢山の人に読んでもらえた。
嬉しかった。
そこから今日12月12日まで一カ月続けて、ただひたすら大好きな音楽の記事を書き続けた。
そして、2週間かけて書いた一年の音楽体験の集大成、2021年のマイベストアルバム記事を、とても多くの人に読んで頂いた。
嬉しかった。嬉しくて泣いたのだ。
私には夢が無かった。
でも、憧れていた事が一つあった。
音楽ブロガーだ。
中学生の頃から自分の音楽ブログについて妄想していた。
でも、私は文章を書くのが苦手だった。
感情を表に出す事が怖かったから。
そして、「お前には無理だ」と言う言葉が、私の心のあらゆる所に突き刺さっていた。
でも、自分には出来ないと思っていた、文章を書く事が「今」正に出来ている。
嬉しくて泣いた。
独りで聴いてきた、自分の大好きな音楽をずっと、皆に知ってもらいたくてしょうがなかったから。
今自分は、唯一憧れていた音楽ブロガーみたいな事が出来ている。
私のnoteの記事が、私の大好きな素敵な音楽と沢山の人達との出会いの場になったのだ。
それが嬉しくて嬉しくて、10数年ぶりに心から泣いている。
生きる意味を見つけた。
僕は、大好きな音楽をもっと多くの人に聴いてもらいたい。
今日本では人気の無いバンド、アーティストを人気にしたい。
その為の活動がしたい。
お金には成らないかもしれない。
でも、生きる意味をみつけた。
ずっと止まっていた僕の心のエンジンが、「今」動き出したのだ。

今も生きるという事に苦しんでいる人達へ、僕がとても勇気づけられた言葉を送ります。
貴方のその絶望は永遠には続きません
その絶望は生き続けていれば、いつか必ず晴れます
今とても苦しいのは分かります
いや、決して分からないかもしれない
でも、絶望を信じるのだけは止めてください
それは貴方を無駄に傷付けるだけです
貴方のその絶望は永遠には続きません

焦らないで、少しくらい遠回りしたって良い、最終的に上手くいけば全てオーケーだから。

そして、今流れている僕の大好きな音楽。
"Don't worry You and me won't be alone no more“
”心配しないで 君と僕はもう一人じゃない”

泣きながら約一時間で書いた。僕の心のエンジンが動き出した今その瞬間に

#エンジンがかかった瞬間

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