みんな大好きシャイニング~「ROOM237」
映画や小説など、世に出した時からそれは監督・作者のものではなく視聴者・読者のものとなるー
そんな言説も聞かれるけれど、それを映画にしてしまってもいいのか。。。
という作品が今回の「ROON237」である。
今でこそ、映像作品の深読み・謎解きは当たり前で、むしろそれを初めから期待するような作りもざらになっているが、キューブリック監督作品はどれもその走りだったのではないだろうか。なかでも「2001年宇宙の旅」に並ぶ人気作が「シャイニング」である。
シャイニングというと、原作者スティーブン・キングとの確執だったり、ジャック・ニコルソンの怪演が言及されるが、よくよく見ると不思議なところも散見される。それは延期に延期を重ねた結果、一部不整合をきたしてしまった結果でもあるのだが、却ってそれらが謎や監督の真の意思ではないかという声を惹起させてしまっているのだ。
この「ROOM237」は、そんなシャイニング好きな論客がそれぞれ自説を得意げに披露しているだけのものなのだが、まあ半分以上はこじつけでは?と思えるもの。大喜利状態である。
でも中には、ホテルの作りやカーペットの柄の矛盾等は確かにそうだなと思ったけど、単なるミスでは?とも感じた。
この作品、よく訴えられなかったなと思ったのだが、確かにこれで本家シャイニングを観たくなるわけで、よい宣伝にもなっているのだ。
なお、Youtubeで見つけた面白いパロディ作品を紹介。どんだけシャイニングが好きなんだ(笑)
ということで本家の予告編で最後を締めたい。
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