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電車内乱闘シーンは映画史に残ると思う~「ビー・バップ・ハイスクール」

今度、「あぶない刑事」の新作が公開されるとかで、主要俳優の一人・仲村トオルのデビュー作のことがふと頭をよぎった。
マンガの実写化は昔からされていたことだが、どれも評判はイマイチになりがち。本作もその一つかと思っていたが・・・1985年公開「ビー・バップ・ハイスクール」

自分は原作のマンガは読んだことないのだが、ストーリーはどうなのだろう。忠実なのかどうか。それにしても展開はまあまあありきたりというか。特に目に付くようなものもなく。

それよりも目を引いたのが、そのケンカのアクション。かなり本格的の立ち回りである。特に電車内での乱闘シーンは本作の見せ場の一つだろう。
車内での乱闘に留まらず、割れた窓から鉄橋下の川へ落下するという。。しかも電車は走りながら。今なら実写撮影不可の事案であること間違いなし。あ、トム・クルーズならノースタントでやるかも。

あとは、出演者の多くがホンモノのツッパリ上がり。なので、迫力というか佇まいからして本格的で、単なるマンガ映画・アイドル映画ではない”実録モノ”の流れを踏襲しているかのようだ。撮影も苛烈だったようで、ヒロイン・中山美穂も本気で泣き出すほどだったという。

ヤンキー映画のほぼ最初期にして金字塔。この成功があったからこそこのジャンルが今も連綿と続いていくことになったのだろう。

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