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案外しっくりくる邦題~「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

どこかにも書いた気がするけれど、日本ではもはや廃れているが海外映画では文芸モノで何年かに一度ヒット作が出てくる。若草物語、ももはや何回映画化されたことだろう。現時点でその最新作がこちら。
2019年公開「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

なお原題は、Little Women である。Story of My Life ではない。どこから出てきた言葉なのだろう。若草物語でいいじゃないか!と思っていたら、どうもこの「若草物語」という邦題に対しても批判の声があるとか。内容としては Story of My Life の方がしっくりくるとも言えなくはない。

若草物語は少なくとも8回は映画化されているようだが、本作はその中でも一番の傑作との呼び声高い。
たしかに、最後の大団円は胸をすくものがある。時代を行き来させながら長い物語をコンパクトに描き出しているというのも現代的な演出だなあと感じた。

とはいえ。少々鼻につくところもあり。。
ジョーとローリーの人物描写が現代的に過ぎる。古い原作は古い所作がいい、という訳ではないけれども、文芸作品にはいくらかは重みも期待してしまう自分としては、少々苦手な感じであった。

あとエイミー。
自分としてはやっぱり1949年版のエリザベス・テイラーなんだよなぁ。

他の作品もおいおい観ていきたい。


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