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私的タイプ論のための基礎知識「しくじり先生」世界編

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「私的タイプ論」執筆のために、「今なぜ、世界がこんな風なのか」過去の書物や既存の知識から考察し、断片的なアイデアをまとめてゆく作業をしています。
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記事一覧

ダーウィンの個人的事情と進化論の関係

「ダーウィンは、機械化時代に機械的な生物社会の概念を確立したのである。人間社会の闘いを、…

佐藤蓼丸
1日前
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進化論が熱狂的な支持を得た理由

ジェレミー・リフキン「エントロピーの法則2」21世紀文明の生存原理 1983年11月5日 初版第…

佐藤蓼丸
2週間前
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暗記によって多くの事実を学ばねばならなかった

ジェローム・R・ラベッツ「ラベッツ博士の科学論ー科学神話の終焉とポスト・ノーマル・サイエ…

佐藤蓼丸
4週間前

秩序だった、穏和にして平和的なる奴隷制度

ロバート・N・ベラー「心の習慣・アメリカ個人主義のゆくえ」1991年5月8日発行 みすず書房 …

佐藤蓼丸
1か月前
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嗜癖する社会

A.W.シェフ「嗜癖する社会」誠信書房 1993年2月20日 第一刷発行/1997年 第六刷発行 はじめ…

佐藤蓼丸
1か月前

気づいていない人々

フリッチョフ・カプラ「新ターニング・ポイント/ポストバブルの指針」1995年発行 工作舎 より…

佐藤蓼丸
1か月前

背骨を折る一本の藁

ラビ・バトラ「貿易は国を亡ぼす」1993年12月20日 初版第一刷発行/光文社 より 👇 貿易が国を損なうとき、保護主義だけではどうしようもない。それにともなって国内の企業や産業のあいだで競争がさかんにならなければならない。競争がなければ、地元の会社はあっさりと価格をつり上げ、見掛け倒しの製品をつくり、役員に法外なボーナスを支払うだろう。これこそまさに独占的な保護主義がやっていることである。しかし、本書が求めるのは、 競争をうながす保護主義、つまり輸入と競争する独占企業を解

貿易の自由化がもたらした害

ラビ・バトラ「貿易は国を亡ぼす」1993年12月20日 初版第一刷発行/光文社 より 👇 多くの国…

佐藤蓼丸
3か月前
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貿易は国を亡ぼす(した)

ラビ・バトラ「貿易は国を亡ぼす」1993年12月20日 初版第一刷発行/光文社 より 👇 序――岐…

佐藤蓼丸
3か月前

賃上げか減税、あるいは両方

ラビ・バトラ「貿易は国を亡ぼす」1993年12月20日 初版第一刷発行/光文社 より 👇 ■日本語…

佐藤蓼丸
3か月前

再び、カルヴァンってこんな人

ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」1992年11月10日第一刷/1993年7月20日第二刷/春秋社 …

佐藤蓼丸
3か月前
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キーワードは「中産階級」

チーフ・シアトル「それは生命の終わりと、生き残りの始まりだ」。 エーリッヒ・フロム「自由…

佐藤蓼丸
3か月前

ルターの信仰の特異な点

■エーリッヒ・フロム「愛について」第二章 愛の理論 より 👇 しかしながら、母性愛を求める…

佐藤蓼丸
3か月前

北欧の政治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 ■北欧の政治(ほくおうのせいじ)における政体は、議会制民主主義、単一国家である。しかし先進諸国と比して基礎自治体(フリーコミューン)への地方分権が進んでいる。経済システムはノルディックモデルが採用され、高負担高福祉の福祉国家となっている。 ■社会民主主義的福祉レジーム 北欧モデル(ノルディックモデル)とも呼ばれる。スウェーデン、ノルウェー、デンマークなどがある。政府による所得比例(業績評価モデル)と所得移転(制