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関西地区における与信管理・債権保証のポイント

今回は、関西地区の与信管理と債権保証についてお話していきます。
先日「東海地区における与信管理・債権保証のポイント」について話しましたが、今回は「関西地区」にフォーカスしたいと思います。

こんにちは、佐々木正人です
是非、最後まで読んで持って帰って下さい!!
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東海地方と関西地方は新幹線で約1時間と近いのですが、カルチャーについては結構な違いがあります。

私もコロナ前は、出張で名古屋や大阪に何度も行ってましたが、名古屋はどちらかというと東京寄りな感じがして、関西は特別なアイデンティティがある感じがします。食事の味付けで比べると分かりやすいですね。

愛知県といえば名古屋城の金の鯱、TOYOTA自動車のお膝元と豪華絢爛なイメージがあり、愛知県はお金持ちが多いイメージが漠然とあります。

一方の関西の中でも大阪と言うと、「お笑い」の文化を大切にして、人と話をする場合は、いかに面白くコミュニケーションを取れるかを重要視してるのと「大阪商人」と言われる様にお金についてはシビアですよね。(笑)

そんな関西地区について、調査会社の東京商工リサーチ調べによると、関西地方(2府4県)の倒産状況は、2020年9月から8ヵ月連続で前年同月を下回り、4月としては過去30年で最少となりました。

東海地区編でもお話しした通り、政府が打ち出している各種支援策が奏功し、倒産件数は抑制されている状態です。負債総額についても、2021年2月から3ヶ月連続で前年同月を下回り、4月としては件数同様、過去30年で最少となりました。

では、日本はアフターコロナに向けて今後の成長を期待して良いのでしょうか❓私見としては、NOだと思います。国内GDPは成長しているとは言えず、例えて言うのであれば、「モルヒネを打って国民を脳内麻痺にしている状態」だからです。

下の図はファイナンシャルサービス業を展開しているモーニングスター社が公開している主要先進国の国債利回りです。(出展:モーニングスター

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主要先進国の金利が米国以外は5年国債がマイナス金利であり、各国がお金をジャブジャブ刷っていたものが、消費に回らず、株式投資に回っていたので実体経済とかけ離れた株価指数と言えるでしょう。

実際に私も投資している株式・不動産・金・金鉱株は上昇し、恩恵を受けている方も多いのではないでしょうか。足元の実体経済とかけ離れた株高は、世間では「バブル」と呼ばれ、いずれ弾かれる事だと思っています。

世界を牽引してきた米国のバフェット指数(国の株式時価総額を名目GDPで割った数字)も歴史的な高水準となっています。
では実際の所、近畿地方の1年前の企業の信用力推移は下記表の通りです。

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☝の表の見方は、縦軸が2020年3月時点の格付毎の件数です。横軸が2021年3月時点の件数です。売上高5億円以上の範囲で見ますと格上げ先より、格下げ先が倍近くある事にも注目ください。政府の支援対策はあるものの、企業は苦戦している事が窺えます。

調査会社の東京商工リサーチが2021年4月22日に発表した「新型コロナウイルスに関するアンケート」でも、7割の企業が企業活動に影響していると回答しています。

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【関西経済の産業別構成比】
関西地域の域内総生産の産業別構成比をみると、農林水産業は0.4%、製造業は22.2%、卸売・小売業や不動産業等を含む第3次産業は約4分の3のウェイトを占めます。

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関西経済は、世界的に回復が先行する中国を含むアジア地域との繋がりが深く自動車、半導体関連の生産・出荷が増加するなど製造業を中心に恩恵を受けています。

しかし、新型コロナウイルス禍による直接的な打撃ではないものの、木材、銅製品、小麦など、様々な材料の仕入れ価格や国際的な輸送費の上昇が経営を圧迫し始めています。スムーズな価格転嫁が出来ないない場合、収益悪化に直結したり、人手不足や供給不足による生産減少なども懸念され、新型コロナウイルスの影響以外にも問題が表面化しています。

製造業の次に構成比の多い不動産業が低迷する理由として、3度目の緊急事態宣言などもあり、飲食、宿泊業のみならず、テナントの撤退などから賃貸収入が縮小。さらに仲介業案件の減少なども影響しているようです。

関西地区の倒産件数は大きく減少をしていますが、国内全体では、年間8,000件近い倒産は発生しています。バブル期でも、倒産は6,900件程度と考えるのであれば、マクロ的に見れば少ないのですが、今後も倒産が減り続ける保証はありません。

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また、大阪・兵庫・京都などは3度目の緊急事態宣言が発動され、先行きが不透明です。万一、倒産が起こってもリスクヘッジが出来る手段を平時のうちに備える事をおすすめします。

最後に、関西で数少ない明るい話題として、阪神タイガースが首位を走っており、大物ルーキーの佐藤輝明がホームランを打ちまくっております。
優勝すれば経済効果は1,000億円とも言われております。期待しましょう

本日の内容は以上です。
次回もお楽しみにでは

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