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(読書)「ドイツ人はなぜ『自己肯定感』が高いのか」を読んで、ワーママが生き方について考えた話

おはようございます!

最近ドイツ人の生き方を紹介する本にやたらとはまっています。

なぜかというと、日本での悩みの8割をこの考えかたで解決できる

そんな生き方をしている国民だからです。

自分ではこの「ドイツ人女性系」に移行しようと画策中です。

サンドラ・ヘフェリンさんの本は何度も紹介していますが、

こちらの本は日本人でドイツで20年以上暮らしている方の本。

まず、ドイツ人女性は化粧をまったくしないそうです。

デフォルトで化粧している日本人女性、

そして「すっぴんでごめん」と謝らねばならないこの社会、

目ン玉飛び出るほとびっくりです。

そんな素晴らしい国があったなんて。

ドイツ移住しようかな・・とこれだけで思いました。


ドイツに結婚を機に移住した著者は、

・見知らぬ人が話しかけてくる
・重い荷物をもっていると見知らぬ人が助けてくれる
・ビールは注がない
・女性はノーメーク

など、本を読むと、日本とは異なる常識にびっくりしてしまいます。

それは、ドイツ人が「自己肯定感が高いから」であるといいます。

自分の好きなもの、大切なものを知っている、

そして自分の考えや主張を自信をもって伝えられるので、

他人に振り回されない「自分軸」を持っているということ。

「メイクをしたいときはするけどしたくないときはしない」

が徹底しており、普段はする必要がないと多くの女性が思っている。

自己肯定感が高いエピソードとして特に面白いのは

・就業時間内に必ず業務を終える

・上司や同僚の目を気にしない

・長期休暇をしっかり100%消化する

・他人に共感ではなく、納得するまで主張をぶつけ合う

・世間体より自分らしさを大切にし、居心地よく生きている


おお・・日本人と真逆ではないですか。

これは、幼少期からの教育方針によるもののようで、「自己肯定感を育てる教育をしている」ことによるようです。

場の雰囲気を読み、他人に嫌われないように生きていた著者は

「自分の人生を生きている」ドイツ人に衝撃を受けたそうです。

自己肯定感について若者の意識を調査した内閣府の結果によると、

「自分自身について満足している」

と答えたのは日本人は半分以下、アメリカ、フランスにつづいて

ドイツは8割以上だったそうです。

日本では「我慢・忍耐」が美徳とされ、

個性より調和を重視し、一方で受験で競争させます。

上から抑え込むしつけは、こどもを不安にし、自信を持ちにくくさせ、

結果的に自己肯定感が低くなるといいます。

この分析、面白いですね。

私も同様に日本における表しようのない、生きづらさ・育児しづらさを感じているところですが、

おそらく日本人が自己肯定感が低く、

人に対してとことん冷たいところにあると思います。

インターの子供たちの自己肯定感が高いことが、日本における唯一救いになっています。

・自分のために生きる
・そのままの自分を受け入れて、自分を大切にする
・自分に自信を持つ
・他人と比べない

といったポイントを大事にすることで、自然と「自己肯定感」が高くなる、

というのが著者の考えです。

実際に、著者は住んでいる中で、ドイツ人のような考え方ができるようになったといいます。

では、自己肯定感を高めるにはどうしたらよいのでしょうか。


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