夏休み ~親子の対話 2
(画像は10何年か前のこと。子供と私がスイカの種をまきました)
《子供に通じなかったら、おしりは叩いてもいい》って考えの方の話が「1」の最後でした。
おしりでも子供にとっては痛みになります。
体の痛みと心の痛みに。
おしりなら叩いてもいい・・・、それがエスカレートしてしまう可能性もあります。
だんだん、パーならいい、グーでも頭や顔じゃなきゃいい。
無意識に...どこでも叩いてしまう可能性が。
子育てって大変ですよね、お母さん。
大変ですよね、お父さん。
皆さん、頑張っていらっしゃいますね。
本当に、お疲れ様です。
でも、子供にとっては《それは暴力》に感じてしまって親子の信頼関係を築けないことがあるのです。
おしりでも、です。
場所的にも屈辱感を持つことがあります。
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子育てに疲れた時。
ちょっと気持ちをリセットしたり、独りの、あるいはパートナーとの時間を過ごしたい時。
どうしたら良いでしょうね。
気の合う祖父母さんやベビーシッターしてくれる人がいると、時々、親も《自分だけの時間》《子育てと離れる時間》を確保できると違うのでしょう。
24時間、ずっと一緒にいることが《子育てをしてる》ということではないと思います。
逆に言うと《自分の時間を持って映画を観に行くとか、カフェで美味しいランチを食べるとかetc...》は、子育てをいい加減にしてるわけじゃないのです。
アメリカだと、近所のお子さんがベビーシットしてくれ、親が出掛けることが多いです。
(私はアメリカいた時に高校生でしたが、近所のお子さんを何度かしてました。
アメリカの子供は早く寝るので1時間遊んで、あとは自由。学校の宿題、日本語の本を読むなどしてました)
夫婦でちょっとお洒落して夕食を食べに行く、飲みに行くということをされています。
日本だと《もし何かあったときのために責任問題》が頭にきますね。
近所の人や高校生くらいの子に頼むことは出来ない。
責任問題だけでなく《子育ては自分たちでなんとかして、当たり前》という価値観を持ってしまってます。多くの人が。
だから、困ってしまう前に誰かにまかせることを躊躇してしまうんですね。
かといって、どうしてもという時の民間のベビーシッター会社だとかなり高額。
行政のサーヴィスで、平日の昼間なら1時間に1,000円弱で子供をみてくれたり、園への送り迎え をしてくれる自治体が多いのではないかと思います。
これは夜は無理だったり条件はあります。
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来年の4月から、新しく虐待防止法が出来ます。親から子への体罰が禁止。
児童相談所の体制が強化されるとのこと。
私が思うのは、禁止事項を作るのは、とても大切なことです。子供の虐待についてなら。
でも、子育ては孤独なことでもあります。
頑張ってるお母さんやお父さんを応援。
時に、子育てを気軽にベビーシッターして、リフレッシュ出来るといいと思ってます。
上の、仮に1時間が1,000円だとして3時間だと3,000円。
中には、この金額を出すことが出来ない家庭もあります。
シングルマザーの貧困率は高くなってきています。それから、本当に富裕層と貧困層の差が激しいと感じます。
昔の、《皆が中流!》意識は...ない時代になって10年は経つかも。
ちょっとだけ、つけ足すと貧困化がすすむと《~ハラスメント》や虐待、犯罪、DVは増えるかと思います。残念な予想ですが、ごめんなさい。
虐待や、子育て放棄、子供に対して人格否定するような言葉を投げかける・・・それを禁止するだけでなく+それ以前に親をフォローする、ようなシステムがあるといいと思います。
例えば、チケット制で、頼みやすくして。
(お金だと貯金にまわすとか別のことに使うかもしれないのでーーそれが親子にとって有益なことなら、お金でもいいのでしょう)
街で親子の会話を聞くと、きっと親は知らず知らずに子供の人格否定する
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「おまえは本当にバカだな」
「おまえは決めるのが遅いんだよ。あつかいにくい奴、嫌になるな」
「もういい。勝手にしろ」
--など。
言われると、子供は傷つきますね。
というか私は聞こえてきて嫌になりました。
「おまえ」「やつ」。
子供には名前があります。
会社でもそうですよね。ミスに対しての指摘なら別ですが...【人格否定】されたらパワハラになります。された側はとても傷つきます。
大人も子供も厳しい...。
たった1度の、そんな発言でもずっと覚えてる子(人)もいます。
自己肯定感低くなり
《バカって言われないようにしなきゃ》
と、びくびくして過ごさなくてはならない子も。
大人は会社でも、何らかのコミュニティ(例えば、町内会やPTAなど)に属します。でも、そこでも親のストレスが大きい世の中です。
親が悪いわけでなく、子供が悪いわけでなく・・・そんな時にヘルプ・パーソンがもう少し広く多くいたらと感じます。
例外はあるでしょうが、多くの親は...親だって子供の人格否定したいわけではない。あとから罪悪感もつ方もいると思います。
言葉や接し方、伝え方は難しい。
《わたしメッセージ》を昔、勉強しました。いつか書いてみたいと思います。
心理学者のトマス・ゴードン博士が考えたものです。私は《わたしメッセージ》が好きです。
読んで下さり、ありがとうございました。
読んでいただき、ありがとうございました。 心理職以外の仕事の1つとして、DV被害で困ってる方々に情報提供をしています。そちらへの支援に使わせて戴きますね。