GAFAに転職したら2年で次に行く【成長には必須】
こんにちは。
本日は、Google, Apple, Facebook, Amazonや、Netflix, MicrosoftといったUSテック企業大手に転職をしたら2年で次に行くのがイオススメです、という話をしたいなと思います。
私が年収2,600万円の採用オファーをもらうまでに利用した、おすすめの転職サイト・転職エージェントはこちらにまとめています。
ここまで、シリコンバレーの企業で働くことを楽園のように書いていたので、少々意外なタイトルに見えたかもしれません。
もし、皆さんが抱いている夢を壊してしまったら申し訳ありません。
ただ、このタイトルは私の本音で、GAFAからユニコーン企業に転職した私ですが、正直なところもっと早く転職していればよかったなと言うところが正直な感想です。
本日は、なぜGoogle, Apple, Facebook, Amazonや、Netflix, MicrosoftといったUSテック企業大手にせっかく転職したのに、成長するためには2年で次を目指す必要があるのか、ご説明したいなと思います。
Google, Apple, Facebook, Amazonや、Netflix, MicrosoftといったUSテック企業大手で、働いたことがない方、働きたいのになかなか書類選考・面接を突破できない方にとっても、キャリアを見直す際の参考にしていただけるかなと思います。
GAFAで約7年間働いた私からの、個人的な経験を踏まえたメッセージとなりますが、少しでも役に立てば幸いです。
2020年以降の働く場としてのGAFA
もちろん、GAFA・USテック企業大手とひとくくりにしても、それぞれの企業のフェーズは様々です。
ただ1つ言えるのは、GoogleやApple、Facebook、Amazon、Microsoft、はたまたNetflixでさえ、超がつくほど「大企業」です。
私がGAFAで働いていた2010年代、1年ごとに組織はものすごい勢いで成長していました。
どの状態を捉えるかによって程度の差はあるのですが、それでも私が退職する際は世界でも有数の大企業だったと言って間違いがないかと思います。
何が大企業の定義は様々ですが、「成長する」という点で私が転職・異動の際に重視している基準の1つをご共有します。(その他にもあるので、また改めてご共有します。)
それは、「プロダクトマーケットフィットが既にあり、安定したキャッシュフローが生まれているか否か」です。
そして、否、であれば成長できる機会は大きいと判断しています。
ロジックは曖昧で完璧ではありませんので、討論好きの方からはいろいろツッコミが入りそうですが(笑)、私が転職する際などは今もこの視点で見ています。
例えば、海外で成功しているサービスであったとしても、日本に進出して成功が約束されているわけではありません。
そのため、本社の人間は過去に同じように、ローカライゼーションを成功させた人材、あるいは、日本で同種のサービスの展開を成功させた人材を探そうとするわけです。
そして、基本的にサービスのローンチに関しては、成功するかわからないこともありそこまで人を雇わないので、そういった経験のある人材というのは非常に限られており貴重なわけです。
また、そもそも事業を成功させるということ自体、プロダクトマーケットフィットやグロースの勝ちパターンを見つけ出していくことに他ならないため、そういった能力は非常に価値をもってきます。
起業とはそのプロセスそのもではないでしょうか。
一方で、すでにプロダクトマーケットフィットがあり、マネタイズレーションも成功し安定したキャッシュフローがあるフェーズでは、会社としては後はその確立された価値パターンをひたすら実行してくれる人がいればいいわけです。
当然ながら、勝ちパターンが見えているので、売り上げの計画も立てやすく、営業など人を大量に採用していくフェーズとなります。
すなわち、そのフェーズで必要とされるスキルに関しては希少性も低くなるわけです。
もちろん、新規事業の最初のメンバーなどは比較的希少性は高いですし、ジョブレベルや職種・プロダクト・サービスによっては差があります。
引き続きGAFAのCEOやエグゼクテイブは、比較は難しいですがもしかしたら小さな国の国家元首よりもエキサイティングな仕事を続けることでしょう。
ただ、20代30代で初めてUSテック企業を目指し、現場の仕事に就く方ほとんどの方はそういった貴重な仕事にいきなりつくことはないため、上記の話が当てはまるのではないかと思います。
2010年代、既に、Google、Apple、Facebook、AmazonやNetflixなどは誰もがご存知の通り、日本でも非常に安定した事業を展開していました。
私は現在既に退職してしまっているので2020年代の状況については知りませんが、以前よりもさらに大企業として大人数で整ったオペレーションを回す仕事がほとんどではないかと思います。
なぜGAFAの仕事では成長が止まるのか?
まず、最初から一切成長できないわけではないのでそこは誤解しないようにしていただけたら幸いです。
アメリカのテック企業が、どのように会社運営しているのか、社内コミニケーション行っているのか、カルチャーを作っているのか、プロジェクトを管理しているのか、それだけでも非常に大きな学びになると思います。
ただ、成長=人材としての希少性を上げていく、と考えた場合、上に記載したような確立された勝ちパターンを回すだけの仕事では成長が難しいのは想像していただきやすいかと思います。
同じようなことをやっている人材は他にもたくさんおり、オペレーションを回す場合、ビジネス上大事になってくる頭を使える機会は限られてしまうからです。
そして、アメリカのテック企業は、非常にクリアに定義付けされた狭い業務内容を任せオペレーションを効率化するのに非常にたけております。
面接官として数多くの、元GAFA出身者を面接してきましたが(元GAFA、本当たくさんいます)、はっきり言ってGAFA出身か否かは良い人材を見抜く上ではほとんど役に立ちませんでした。
もちろん、安定志向の方やこれから育児に専念されたい方にとっては、会社は世界最強クラスに安定しており、福利厚生は充実しており、素晴らしい環境である事は間違いないかと思います。
ただ、もし仮にあなたが成長を望んでおり、同じ業務に就いて年数だけを重ねている場合には、目指すべき希少性は一切上がってないということをぜひ頭に置いておいていただくと良いかと思います。
成長するためには2年で次に行く
そこで、ぜひ成長意欲のある皆さんには、晴れてUSテック企業に入社したその日から、良い評価を得て2年後には社内異動や、他の企業に転職することを目指して働いていただくのが私からはオススメです。
GAFAの現場の仕事、年収が1,500万円を超えるような仕事でも、1年もあれば学びとしては十分で、飽きてきます。(私や同僚の感覚ですが)
ただ、さすだに1年で辞めてしまうと、レジュメ的に少し短いかな、という印象があり、また1年間は転職のことなど考えず仕事に没頭することで得られるものもあったりするので、
1年経ったら、そのさらに1年後(合計2年経つ頃には)、自分が心から望む次のステージに立てるよう準備を始める、といったスタンスで「2年で次に行く」と書いています。
また、決して、転職だけが「次に行く」ということとは限りません。
また、人や企業によっては、組織や会社への忠誠心を重視するケースもあり、成長続けられる限りは同じ会社に居続けることの価値を増してくることもあります。
(忠誠心と言うと日本企業のような響きがあるかもしれませんが、日本人以外でも同じような価値観を重視する人もいます。気にしない人も多いですが。)
今いるチームで、ピープルマネージャー(管理職)につけたなら、マネジメントという新しいスキルをそれまでと知識を生かして学ぶことができるでしょう。
また、GAFAのような大企業では、次々に新しい事業が展開されているので、同じ会社でも全く違う業界やプロダクト・サービスについて学ぶことができるでしょう。
多くのUSテック企業では、人材の有効な活用・採用コスト削減のために、特に優秀な人材には異動が推奨されています。
大体の場合、約1年で一定の条件を満たしている社員は他のポジションに応募することが可能となるケースが多いので、ぜひその要件をしっかりと満たし、入社から2年後には次のポジションに異動できるよう頑張ってもらえればと思います。
偉そうにいろいろ書いてきましたが、私もいかにエキサイティングな仕事につき続けるか、日々もがいています。
いつか皆さんとキャリアが交わり同じ職場で働くことを楽しみにしています。
GAFA海外勤務日誌
私と同じような志をもっている方に、少しでも役に立てればと思い、私がGAFAやユニコーン企業、外資系戦略コンサルティングファームの経験談や転職のアドバイスを「ピボット転職」というメディアにまとめています。
Google, Apple, Facebook, Amazonといった企業への転職を目指している方向けに、高度で質が高い内容に絞って、書いていっているので興味がある方はのぞいてみてください👀
人が新しい人生を切り開くことにつながるコンテンツを発信しています。