山田 立子|Ritz Yamada

NPO法人チャリティーサンタの事務局員として働きつつ、Cafe&DiningH…

山田 立子|Ritz Yamada

NPO法人チャリティーサンタの事務局員として働きつつ、Cafe&DiningHappyHilの裏方全般、零細企業にありがちな奥様総務をやってます/1歳5歳児育児中/文章を書くことが好きなので記録と発散に。 ※投稿は個人としての発信であり、組織の意見を代表するものではありません。

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みんな、サンタになりたかった

この頃つくづくそう思う。 いつだっただろうか、「(名も知らぬ)誰かのために何かしたい」と思う層は、潜在的に大勢いるはずだ、という仮説を立てた。 当時は、「支援するターゲットを決めないと寄付なんて集まらない」と言われたこともあった。 でも、ここ最近、私たちの活動にアクションしてくれる人の多く、本当に数多くの人が 「どこかの、誰かのために」という理由で行動している。 愛すべき家族や恋人や友人がいたとしても、 世の中の困っている人に「何か」をしたい。 そう思う人は案外沢山い

    • 「教育を受けられなかった」ということ

      ネパール、特に山間部の郊外の方では、今だに「女の子は学校に行かなくていい」という慣習が残る地域があるそうです。 首都カトマンズやその近郊、若い世代の世代交代などで年々その慣習は薄くなってはいるようですが、海外へ出稼ぎに行ける可能性がある男児に比べて教育を受けさせる優先順位が低い、という感覚は、なかなか拭えるものではありません。 女性は親が決めた相手と結婚するのが全て。 ならば家事をさせよう、と家のことだけをしてきたような女性たちが、今、工房でフェルトマスコットを作っています

      • 一本の線が糸になり、針へ

        私の人生の大きな転機は、バングラデシュのNGOエクマットラとの出会い。 バングラデシュの言語・ベンガル語の上部には、まっすぐな一本の線が引かれ、文字と文字が繋がっています。字が読める人なら誰でも使う一本の線。 格差を超えて皆が共有する一本の線。 このかよわくも確かな「つながり」の線は、当時(14年前)の私にとって、大きな勇気をもらえる言葉でした。 私たちは何もできない。無力だ。 世界の問題の大きさを知れば知るほど立ちすくんでしまう中で、それぞれの場所で頑張る人たちの背中は

        • 明日、夫が倒れるかもしれない。

          「よく病院に来てくれました」 滅多に病院にかからない夫は、内科医からそう言われたそうだ。 その日の血圧、実に182mmHg。 いつ倒れてもおかしくない数値だ。 すぐに服薬治療が始まった。 ここ数ヶ月、 「頭が痛い」と私の生理痛薬を飲んだり 「フワーってする」と言ったり 自宅にある血圧計で 「今日も血圧高めだー」とぼやいたり 前兆はあった、と言えると思う。 それでも病院には行かなかった。 理由は「やることがあるから」。 確かに今、やることはチョモランマ並みに山積みである

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        みんな、サンタになりたかった

        マガジン

        • ネパールのこと
          3本
        • ハッピーヒルのこと
          2本
        • つれづれなこと
          1本

        記事

          【生き苦しさの根本にあるものと、生きていくには】

          フルリモートワンオペ二児育児の私に、精神科医が発したのは  「あなたには、他愛無い会話が不足しているのかもね」 という言葉だった。 ならば、意味なく誰かと話してみよう、と思い至り、誕生日をきっかけに「私に誕生日プレゼントで1時間くれる人」を募ってみた。 (乗っかってくれた皆様、ありがとうございました!心から嬉しかったです。) そのおかげで、双極症と診断されてから長いこと整理できないでいた、生き苦しさの根本のようなものが、じんわり見えてきた。 誰しも、やる気スイッチを入れ

          【生き苦しさの根本にあるものと、生きていくには】

          あなたが今、ひとりではありませんように

          このテキストは、とある2人の人物に向けて書いている。訳あってどこの誰かとか、詳しいことは書けないが(あたりまえか。)、私が大事に思い、大切にしたかった存在だ。 「したかった」と過去形にしたのには理由があり、かれこれもう20年以上会ってないから。 無邪気に会えてた時代には、そうなるとは想像すらしていなかったが、風の便りにいわゆる引きこもりになっていると聞いている。 もちろん、日々その子達のことを真剣に考えている訳ではないけど 年が変わったり、共通の思い出の場所を通りがか

          あなたが今、ひとりではありませんように

          何者にもなれない私のなんでもない話

          3月に次女を産んでから、「泣かない・よく寝る・よく飲む」の親孝行3拍子揃った娘のおかげで、限定的ではありながらも一部社会復帰できた私。 かといって、出産beforeほど夢中で何かに没頭することはできなくなって 打ち合わせ一つ充分にできない。今朝も子連れで出かけようとして、失敗。とんぼ返りで家に戻ってきた。虚無・・・。 常に保育園のお迎えと次の授乳の時間を考え、「あと○分でできることは・・・」と、追い立てられるように日々が過ぎていく。 1人目の時は、子どもが寝た時間=自由

          何者にもなれない私のなんでもない話

          ワクチンを打ってきた体験録と色々考えてみた話

          画像は中目黒土産店さんからお借りしました。モデルナワクチンを職域摂取で1回目。共通項が多いです。かわいいタッチのイラストですね。 さて。福岡商工会議所の職域接種枠にて、1回目のワクチン接種を受けてきました。モデルナのワクチンです。 ワクチンを受けるにあたって、私個人は「接種する自由・接種しない自由はある」と考えていて、大切なのは「自分の判断を自分が肯定する」ということだと思っています。 何かの誰かの参考に、というよりも、私自身は日頃ほとんど病気らしい病気をしないタイプな

          ワクチンを打ってきた体験録と色々考えてみた話

          ネパールのお母さんたちを支援しています

          今、愛すべきネパールのお母さんたちのためのクラウドファンディングを行っています。残り2日間ですが、あと少しの後押しのために、ネパールのことを少しだけ紹介したいと思います。 なぜチャリティーサンタ が、ネパールのお母さんたちに、ハンドメイドの職業訓練をしているのか。 それは、ネパールのある村でホームステイをさせてもらった時のお母さんたちから聞いたことがきっかけでした。 村のお母さん達の会合に混ぜてもらい、「母親が思う、子ども達の教育の課題」についてディスカッション。 私達

          ネパールのお母さんたちを支援しています

          「お肉に合う、食べるマスタード」好評です!

          緊急事態宣言を受けて、たくさんの方に応援購入いただいています⭐️この場を借りて御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。 税込950円です!ご購入はコチラのページから! https://happyhill-ec.myshopify.com/ このつぶつぶマスタードは、ハッピーヒルに来店されたことがある人なら、一度は目(口)にしているであろう、あのつぶつぶです。 コレ(梅酢黒豚のグリル ¥1320)とか。 コレ(阿蘇放牧あか牛のグリル ¥2860)とか。 コレ

          「お肉に合う、食べるマスタード」好評です!

          緊急事態宣言中、「買って欲しいもの」はコレです。

          出ちゃいました。福岡。 まぁ、、そんな気はしてましたけどさ、、、 「飲食店、大変ですよね」 そうですとも。 でも、春の緊急事態宣言に比べると、「大変さ」が虚ろです。大変だけど、「大変さ」の実態が掴めない感じです。 この1年、ずっとずっと大変だったので、「大変さ」に麻痺しているのか慣れてきたのか、たくさんの人に心配されていても、「なんかずっと大変なんです」という感じです。 緊急事態宣言が出たことで、支援策の情報もまた洪水のようにやってきますが、焼け石に水。マグマに雨粒

          緊急事態宣言中、「買って欲しいもの」はコレです。

          新しいことを始めるなら、きっとこんな日。

          2021年のテーマは「私の再構築」と決めた。 2021年上半期のしいたけ占いによると、乙女座の上半期は大きく変わっていく、らしい。 しいたけ占い的には 「運命? そんなものは自分でつくっていくものでしょうが」 というフレーズを使っていらっしゃったのですが、 自分が言ったのかと思うほど、私っぽくてびっくりしました(笑) 2021年は、新しいことを始めたい。 「私」が「私」として、発信したいことを、発信していく。 ということで、noteを始めることにしたのです。 人混みを避

          新しいことを始めるなら、きっとこんな日。