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ワクチンを打ってきた体験録と色々考えてみた話

画像は中目黒土産店さんからお借りしました。モデルナワクチンを職域摂取で1回目。共通項が多いです。かわいいタッチのイラストですね。

さて。福岡商工会議所の職域接種枠にて、1回目のワクチン接種を受けてきました。モデルナのワクチンです。

ワクチンを受けるにあたって、私個人は「接種する自由・接種しない自由はある」と考えていて、大切なのは「自分の判断を自分が肯定する」ということだと思っています。

何かの誰かの参考に、というよりも、私自身は日頃ほとんど病気らしい病気をしないタイプなので、ワクチン接種という珍しい体験の記録の為のnoteです。とはいえ、公開する以上は読まれること前提なので、ワクチンを打つ過程で知ったこと・考えたことなどを中心に。

まず前提として、どうやら私はかなり痛みに強い体質なようで、私の「痛くなかった」は、あまりアテにならないかもしれません。どれくらいかと言うと、産後の後処置のとある過程で助産師さんが「大抵の人はこの段階で結構痛がるんだけど、全然平気そうだね」と言われたことがキッカケでした。そういえば注射は平気だし採血などはガン見するタイプ。痛みは主観なので、苦手な人は苦手だろうし、人によっては耐えられないかもしれない。(そんな痛みに強い系の私の中でも調子が悪い周期の生理痛は最重量級の痛みである。生理ぱねぇ。)

私が体感している痛みの程度で言うと、田舎にしかいないでっかい虻に刺された感じの痛みです。そして噂の腕が上がらない、は、上げようと思えば上がるけど、肩から上に上げようとすると痛い。熱はなし。結果として生活に支障あるほどでない、私の場合は我慢できる痛みの程度でした。

ところでワクチンに関して様々な議論があることが私も承知のことで、ワクチンを打つ前にガイアの夜明けでやっていた「ワクチンの真実」特集をチェックしてみました。

興味深かったのはワクチン接種と政治与党への信頼感に相関性があるということ。
例えば香港では既に人口に対して100%接種できる分のワクチン量があるものの、政府が手配したワクチンに対して信頼度が低く、特に若者の摂取率が低いということ。(なるほど)
アラスカではワクチン接種込みツアーがあって、入国する際に空港で無料接種ができること、そこに自国では順番待ちが遠い若者がバカンスや留学を兼ねてやってくるということ。(ほぅ)
世界には240以上(現在はそれ以上)の製薬メーカーや研究機関がワクチン開発に乗り出したこと。(ほぅほぅ)
初動対応に失敗し世界中から批判をされたイギリスは、ベンチャーキャピタルの力を投じ、ワクチン開発に積極的投資をしたことで世界に先んじてワクチンの大規模優先確保を実現したこと。(お国柄と評されていた)
イスラエルがワクチン交渉を始めたのが昨年4月。一方その頃、日本が取った制作はアベノマスク2枚の配布。(ふむ)

政治がどう、政策がどう、という話ではないものの、ワクチン開発のためには数万人単位の臨床試験が必要で、国民にワクチン接種を必須としてその莫大な臨床データを製薬会社に提供することを約束して世界最速の接種を実現すること。他国の実績を慎重に審議し、安心を優先して導入を決めること。医療者以外のボランティアに接種ができるように許可すること・・政治的判断としてどれが優れているか、私には正解を提示することはできない。国民を天秤にかけるような政策は、有効だと思う反面、人を数字としてしか見ない一面も感じて本能的な反発もあったりする。

ただ、新型コロナワクチンの開発において、開発の裏側には開発者が見つめ続けてきた救えなかった命があると思う。命の替えはなく、大事な人が「万が一の一人になったら」と思えば、不安になるのも仕方がない。
どんな人が「ワクチンを打ちます」と言っているのか、記事も沢山読んだ。

私は、ワクチンを開発した研究者たちが「救いたい」「止めたい」と思ったその動機を信用し、新しいテクノロジーと医療の進歩を信用し、専門家からの発信を信用し、自分の身体の状態であれば副反応に耐えられるという自分への信用とともに、新型コロナワクチンの有効性を信頼して、ワクチンを接種した。

ワクチンを打つことは選択肢のひとつ。
自分で決めたことに対して、何か起きた時に「あの時ワクチンを打たなければ」と思うことはしたくない。そのために必要な情報は様々な立場の人が発信し、賛否も含めて自分のフィルターを通してみて決めたこと。

大切なのは、自分の判断を自分の人生の正解にしていくこと。

と、ワクチン接種という契機に色々と考えてみることができたので、記録に残しておこうと思います。


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