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ネパールのお母さんたちを支援しています

今、愛すべきネパールのお母さんたちのためのクラウドファンディングを行っています。残り2日間ですが、あと少しの後押しのために、ネパールのことを少しだけ紹介したいと思います。

なぜチャリティーサンタ が、ネパールのお母さんたちに、ハンドメイドの職業訓練をしているのか。

それは、ネパールのある村でホームステイをさせてもらった時のお母さんたちから聞いたことがきっかけでした。

村のお母さん達の会合に混ぜてもらい、「母親が思う、子ども達の教育の課題」についてディスカッション。
私達は村でのホームステイで、本当に温かい歓迎を受け
幸せな時間を過ごさせてもらったのですが
この日のディスカッションではネパールの現実は甘くないという事を突きつけられました。

勉強をするには、お金がかかる。学校に行かせている間は、水汲み・洗濯・薪割り・ご飯の準備など、家庭の大事な働き手も減ってしまう。

インフラが安定していないネパールでは、家電なんて便利なものはなく(というか電気もなく)、家事は全部手作業。手がいくらあっても足りない。
特にネパールの特に郊外の山村では、カースト制度の影響が色濃く残っており、家事ができる女の子は、学校に行くことよりも、嫁いでからはお嫁さんが家事の中心となるため、将来お嫁に行った時に困らないように家事を担うことの方が優先順位が高い。そんな理由で、村のお母さん達はほとんど学ぶ機会を得る事ができなかった。
自分たちで産業を作っていくにも、その術が無い。雇用される事すらも難しい。

ネパールでは、子ども達を学校に通わせる為に男性は海外へ出稼ぎに行くことが多く、一度行ったら数年は会えないことも本当はお父さんや夫や息子と暮らしたい、家族と暮らしたいという気持ちを、残された家族が押し殺している。
でも、生活をしていくためにはお金がかかる。
こんなに寂しい想いをしても、子ども達に鉛筆一本買ってあげられない。
子どもに「もっと学校に行きたい」と泣いてお願いされても、「ダメだ」としか言えない。
どうしたら良いのか、と
きっといつもは堪えているであろう想いは溢れ、その場に居た皆が涙を流しました。

いつもは明るいお母さん達が、子ども達の将来を思って涙する姿に、彼女たちが抱えている深く暗い影を見ました。

明日になれば、また同じように彼女たちは途方も無い悩みと共に日々を過ごす。私達はただ一瞬だけ、その気持ちを分かち合うことはできでも、
明日すぐその悩みが解決するような術は持ってない。

ただ、頑張りたいお母さんたちは、確かにいる。
そのお母さんたちが、やり遂げようと一緒に頑張ってくれるなら、私たちも遠く離れた日本から目一杯応援しよう。

離れていても、フェルトマスコットで彼女たちを思い続けられるように。

クラウドファンディングは残り2日、5月28日(金)午後11時までです。

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