危機感は役に立つが、自己否定は諦めだ
ADHD(注意欠陥多動性障害)という特性をもつ息子のりとくんにとって、学校という環境に身を置くことは、自己肯定感を下げて環境に順応していくことにつながってしまうと、ぼくたち夫婦は認識しました。
では、学校にいかない選択をすんなり受け容れられたのかというと、そんなことはありませんでした。
これは不登校を決断した保護者のみなさんの多くが同じように頭を悩ませたことじゃないかなと思うのですが、ぼくたちの甘やかしや過保護によって彼が成長する機会を奪ってしまうのではないか、という心配が