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【飛鳥II 2024 世界一周 モーリシャス】七色の大地を見ました

2024年4月22日、飛鳥IIは2番目の寄港地 モーリシャスに到着しました。
モーリシャスでの出来事について、お話します。


じょうりく

上陸後、ターミナルへ入り、建物内を進みます。
シンガポールは対面審査がありましたが、ここは一括審査してくださるので対面の必要はありません。

ターミナルのすぐ外では、ダンスと音楽のお出迎えがありました。

※顔はぼかしてあります

がいよう

私は「モーリシャス南部1日観光」ツアーにのりました。
ツアーのガイドさんから聞いたモーリシャスのお話をします。

  • 68%はインド系、原住民は27%、華人が3%、フランス系が2%だそうです。
    多民族が仲良く暮らしてる珍しい国らしいです。

  • インド系が多いのは、奴隷制度廃止後に「クーリー」として渡ってきたのがインド系だったからだそうです。
    彼らはまず5年契約し、自国に帰らないならその土地がもらえる施策がありました。

  • モーリシャスの原住民は、「クレオール」と呼ばれています。
    混血が進んでるため、純血な人はいないかも、とのこと。
    見かけはインド系の人たちと変わらないです。
    髪質で見分けることができて、くりくりしてたらクレオール、まっすぐならインド系だそうです。

  • 英語とフランス語が公用語とされていますが、多く話されている言語は「クレオール語」だそうです。
    フランス領時代に発達したので、フランス語に近い言葉なんだそうです。

  • 近年交通整備が進んでいて、高速道路が最近できたそうです。
    ちなみに速度制限は110km/hとのこと。

  • 島の問題のひとつとして、高齢化があるそうです。
    子供たちは島外の学校へ行き、そのまま島外に住む人が多いためです。
    その対策として、学費は大学まで無料、公共の病院は診察料無料だそうです。

かんこう

だいち

モーリシャス観光で、私が一番楽しみにしていたのは、シャマレルの大地でした。
ここは、火山活動の一環で地中から噴き出した様々な鉱物が、大気や雨などの影響で赤、黒、茶、紫などの色のグラデーションとなり、7色の大地となりました。
これほどまではっきり分かれているのは世界的にも珍しいんだそうです。

入口付近に、土の色見本が置いてありました。

そして、これがシャマレルの大地です。

※パノラマ撮影

「天候によっては7色に見えないかも・・・」と言われてきましたが、しっかり7色に見えました。
グラデーションに変わっていく大地が、青空の下、とてもとても美しかったです。

自然にこんな美しい場所ができあがるなんて・・・ほんとうに神秘ですね。

ぞうがめ

シャマレルの大地付近では、ゾウガメが数匹飼育されていました。
テレビで見てだいたいの大きさは知っていましたが、実際に見てみるとやっぱり大きかったです。

たき

シャマレルの滝にも行きました。
落差100mの、モーリシャス最大の滝です。
深い森と切り立った崖から流れる滝、とても迫力がありました。

らむしゅ

サトウキビからつくられるラム酒が、モーリシャス名産品のひとつです。

こうじょう

ラム酒工場「ラ・ラムリー・ド・シャマレル」に行ったところ・・・

休みでした。(大ショック)

でも、しょうがないんです。
この日の前日、かなりの大雨がモーリシャスに降りました。
その影響で出た被害の修復や安全確保などのため、島民に外出禁止令が出たそうです。
それで、工場もお休みになった、というわけです。
工場だけでなく、植物園や観光地のお店などもお休みでした。
ちなみに、禁止令に違反すれば、罰金約15000円。
月収が約40000円だそうなので、かなりの大金です。

せいほう

ちなみにラム酒は、2種類の作り方があります。

  • インダストリアル製法(工業的製法)
    サトウキビのジュースを煮詰めて砂糖を精製した後に残った糖蜜を、発酵・蒸留して作る方法です。
    世界全体でほぼこの製法でラム酒は作られています。

  • アグリコール製法(農業的製法)
    サトウキビのジュースをそのまま発酵・蒸留して作る方法です。
    サトウキビの収穫期にしか生産できず、生産コストもかかり、世界で数%しか作られてない、希少な方法です。

行くはずだった工場では、アグリコール製法でもラム酒がつくられていました。
フレーバーのついたラム酒などもあり、8種類くらいのラム酒を試飲できたようです。
お、おしかったです。。。

めいさんひん

ラム酒以外の名産品をいくつかご紹介します。

びーる

モーリシャス産のビールは、「PHOENIX BEER」が一番定番なんだそうです。
私はランチでいただきました。

らいちわいん

なんと、ライチでつくったワインだそうです。
初めて見ました。
モーリシャス産です。
帰って飲むのがとても楽しみです。

こーひー

シャマレルでは、コーヒーを手摘みしているそうです。
そんな貴重な収穫からつくられたコーヒー、ランチに飲みましたがおいしかったです。

ふれーばーてぃー

バニラティーなどの、フレーバーティーもいろいろ売ってます。
この赤色パッケージと、青色パッケージが有名だそうです。

しお

海に囲まれてますので、お塩も名産品のひとつでした。
移動途中に、塩田が見えました。

どーどー

不思議の国のアリスにも出てくる「ドードー」は、モーリシャスに生息していた飛べない鳥です。
大航海時代にポルトガル人によって発見されましたが、その後83年で人間の乱獲と外来種による捕食により、絶滅してしまいました。
ドードーのぬいぐるみや絵が描かれたグラスなどは、モーリシャスの代表的なお土産品です。

らんち

ランチで訪れたのは、海が一望できる素敵なレストランでした。

世界遺産の「ル・モーンの文化的景観」が見えました。
左奥に見える四角い山です。

昼食は、パパイヤサラダのマンゴー添えと、チキンカレー&グリルフィッシュ、バニラアイスクリームデザートでした。

パパイヤサラダのパパイヤは、5年たたないと収穫できないもので、貴重なサラダなんだそうです。
ありがたくいただきました。
チキンカレーは、以前インドで食べたカレーと同じ方向の味がしました。
お魚は、シーラでした。
どれもおいしくいただきました。

余談ですが、レストランに猫が何匹かいて、かわいかったです。
あと、植えてあったバナナが赤くてびっくりしました。

しゃそう

車窓から見えた景色についてお話します。

さとうきび

農耕地の9割がサトウキビ畑のことで、車窓からたくさん見えました。
サトウキビ畑を見ていると、頭の中に「ざわわ ざわわ ざわわ」と森山良子さんの「サトウキビ畑」が流れてきます(笑)。

ごりら

モーリシャスで一番大きい山、ラ・プチ・リヴィエール・ノワール山です。
標高は828mです。
現地の人たちは「ゴリラマウンテン」と呼んでます。
とある方向から見たら、哀愁漂うゴリラの背中が見えてくるのだとか(笑)。

みどりとあお

南国ならではの海や植物の景色に、テンションあがりました。

ばすてい

バス停がそれぞれ違っていて、しかも時々かわいく色が塗ってあるバス停を見つけたので、ついつい写真に撮ってしまいました。

おわりに

飛鳥II 2024年 世界一周クルーズ 寄港地 モーリシャスでの出来事について、お話しました。

一番のお目当て「シャマレルの大地」の美しいグラデーションを堪能できて、とても幸せでした。
飛鳥IIの航路にならなかったら一生行けなかったかもしれないモーリシャス、行くことができて本当に良かったです。

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