フェイスブックとブログの違い
フェイスブックもブログも情報発信ツール。
でも、実は、今日話すこのポイントを押さえているかどうかで、使い方が変わってくる。
今日はそんなデジタル戦略の話。
フェイスブックとブログの違いを具体的に知りたい人は読み進めてほしい。
なお、いったんブログについてはアメブロやはてなブログなどの従来のブログの前提だ。
noteについては、僕の中では、ブログとは少し違った位置づけにあるので、最後に少し補足しようと思う。
■ブログの特徴
1.掲載情報
文章に色を付けたり、文字の大きさを変えたり、画像を入れ込むことで読みやすく編集ができる。
結果的に、章立てにしたり、3回に分けて書いたりということで、かなりの文章を掲載できる。
また、読みやすく編集することで、長文であっても本を読むように読み手は読みやすくなる。
2.データーのストック
ブログはデータをストックしていく(ためていく)ことができる。
また、多くのサービスはカテゴリわけもできる。
つまり、ブログは、あなたの専門家としての専門誌のようなもの。
興味を持った人は、他の記事にも目を通してくれる。
3.到達導線
アメブロなどは「読者登録」があり、登録した人が読んでくれる到達導線がある。
ただ、基本的にブログは「検索」から入ってくる。
つまり、知りたいことがある人が、調べた結果、到達する。
そして、欲しい情報があれば、読み込んでくれるし、欲しい情報がなければ離脱する。
■フェイスブックの特徴
1.掲載情報
絵文字やスタンプは使えるが、基本的に文字を装飾したりということはできない。
文章と写真のみだ。
よって、あまり長い文章は読まれないし、適さない。
写真と組み合わせて、短く、わかりやすい文章が読まれる。
2.データのストック
イメージとしては録画機能がないテレビのようなものだ。
時間とともに、どんどん情報は流れていく。
もちろん、厳密にはストックされているけど、過去の情報を見るのにはたくさんスクロールしないと出てこない。
よって、どちらかというと「今」の情報を流すのがフェイスブックだ。
3.到達導線
フェイスブックはどんな時に見るだろうか?
そう。時間が空いたときだ。
通勤時間とか、お昼休みとか。
そして、何かを探して見るだろうか?
しない。
何気なく、友達の投稿を「眺める」
そして、自分が興味ある情報の時に、目がとまり「いいね!」を押したり、コメントを書いたり。
つまり、何かを探しているわけではなく、関心があるものに反応する共感マーケティングのツールなのだ。
■情報発信の仕方のコツ
これらの特徴から考えると、ブログは
「読み手が必要としている情報」
を知り、さらに
「どんなキーワードで検索するか」
を知っておき、それをタイトルと文章内に埋め込む。
そして、その読み手がほしい情報を提供する。
これが、ブログでの情報発信術だ。
一方、フェイスブックは「共感マーケティング」のツールだ。
「読み手が共感する情報」
が何かを知り、それを文章と写真で見せる。
そして、関係性を深めていく中で、関係性が深まった相手が必要としているサービスの案内を時々行う。
これがフェイスブックでの情報発信術だ。
ぜひ、この2つの違いを理解して使い分けてみよう。
■(さいごに)では、noteは
ぼくの中で、noteはとても興味深い媒体だ。
ブログとTwitterとフェイスブックの中間に位置づけられる気がする。
装飾はフェイスブック同様にできない。
従来のブログの、装飾機能を外したことで、純粋に
「文章」
のみで勝負をする媒体だ。
一方で、読む人は、検索からも入ってくるが、noteを読むのが好きな読者や、もちろん、ぼくら投稿者も読む。
そして、興味ひかれたものに
「スキ」
をするという共感マーケティングの要素もある。
最近
「noteはブログなんだよね?」
と聞かれることが多いのだが
「うーん、noteはnoteというものだ」
と答えるようにしている。
【経営のレシピ】
デジタルツールの違いをきちんと知ったうえで使い分ける。
ブログは「検索」が入り口で、情報を探している人が見る媒体。
長文にも向いている。
フェイスブックは「何気なく見る」媒体で「共感マーケティング」の媒体。
相手の目にふと止まる情報を短く発信する。
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