#9【🌐】人間における「時間」の本質

▶︎人間における「時間」について

①肉体時間
②精神時間（自意識時間／自己認識時間）
③心のはたらきによって②の状態が変化 ？ もしくはここが軸

①肉体時間

これは、一番直感でわかりやすく感じられる時間。全員が認知できているだろう時間です。時計やカレンダーで認識可能な時間。一日24時間。過去→未来へ連続性をもち不可逆的に進行します。

これのみ、今を共有する全人類と認識を共有して、同じように流れているように感じられます。日時・時計を設定し作り出したことで共通認識が可能になっています。直感的といえる時間です。

今が2023年だということ・現時点で自分は〇歳だということ・同い年に生まれた人間と同じように成長すること など

体感時間とも言えるかも。

メモ：地球物理に依存、エントロピーが関係してくる？

②精神時間（自意識時間／自己認識時間）

自分（という観測者）のみが認知可能な時間です。

自分だけに流れる、時計などとは別の、自分だけが感じられる時間です。

人はそれぞれ、別の自時空間のようなものをもって生きている、のように考えています。

※ここで、人それぞれ反映されている世界情報が違う、という話をしていきます。

たとえば：自分は学校の教室で授業を受けているとします。黒板を見てノートを取り先生の話を真面目に聞いてます。

教室には、同じように真面目に授業を受けている人、集中せず隠れてスマホを見ている人、ぼーっと窓から景色を眺める人、落書きをしている人がいたりします。

このクラスの人たちと体感は同じ時間を過ごしていますが、意識を向けている場所が違うので、『同じ教室にいた』ことは共有できても『今日の授業はこんな内容だったよね』を共有できなかったりします。それぞれ意識を向ける先が違うので認識する情報が違い、また考えていることも違うので、それぞれ見えている（知る）世界、つまり自分の精神空間に反映されている情報が違います。

ほかにも、
仲のいい友達同士で面白そうだから一緒に観に行こうとみた映画でも、ひとつの物語を追いながら『自分の推しばかり追いかける人』『ストーリーを追う人』『作画に目が向く人』『音楽が気になる人』『寝た人』などでそれぞれ反映される情報が違ってきます。

意識は基本的に、自分の興味のあるところや生存に必要だと思うところを重点として、そこから派生・関連する情報を分散的に取得します。

つまりわたしたちは、みんな同じ世界を見て生きているようで、実は誰一人として自分と全く同じ世界を生きている人はいない、ということです。

みんな同じ景色・世界を見て同じように生きている、のように直感では思うので（そうでもあるので）、人は自分がわかることは全員同じようにわかるだろうと思うし、自分ができることはみんなできるだろうと思うし、自分が理解できることを理解できない人をバカだと思ったり、逆に理解できないことをできている人をみるとあの人はちょっとおかしいと思う、などのような勘違いをします。

また、人は、自分が理解できないところ・興味のないところ・必要性を感じられないところなどの情報をカットして世界を認識します。

そして、現地点で『自分』が取得している情報とそこから派生するちょっとの想像力の中でしか生きられません。

（※人がそれぞれ取得する情報が違う＝人と繋ぎ合わせると認知が広がる、ということでもあります。同じ地球に生きてはいるので、言語などで情報を明らかにすることで世界について分かり合えます。逆に明らかにできないと分かり合えません。）

上記は自分が認識できているものとして例を出しましたが、認識外でも自分の肉体（に付随する脳）は情報を処理・取得しているので、それらを統合して精神時間としています。#7、8と繋がっていますがここだけ違います。

↳（道を歩いていて前からきた人を無意識に避けたり、スマホをポケットにいれて勉強をしたり話しているっていう状況でも脳は勝手にスマホへ意識を向け力を使っている、このような自分において記憶に残らない時間も含めて考えてます。睡眠時間も含みます）

これを別の表現にすると、

〝人生20年生きた人と100年生きた人、それぞれを100％とした場合、それはどちらも同じである〟

ということです。

ここについては、自分という視点ではなく、自分を俯瞰して世界・または神という視点から考えてみるとわかりやすいかもしれません。
たとえば「地球にいる自分」として考えてみると、地球を宇宙、神の視点的に見ると地球はただ回っているだけであり、過去→未来 なんて感じられない全部ひとつのものとして観測できるはずです。

↳ 一応もうひとつたとえると：自分が映画の物語の中の人物だとします。その自分は今を積み重ね、過去の記憶や思い出が増えていき、未来が見えない毎日を過ごす、不可逆的に時間は進行していきます。（わたしたちの日常です。）
これを観客としてみると、過去→未来の時間は流れる感じではなく時間そのものの全体像を掴めるはずです。

そして、この自意識時間の認識は、心の状態によって変化します。

③心のはたらきで変化

外部の認識が心までおりている場合、精神時間の状態が変わります。  

・ポジティブ→増えている
・ネガティブ→減っている
（・事実（"当たり前"と認知）→一定）

自分が"感じる"好き・つまらないなどで精神時間の状態が変化します。

楽しい時間は軽くなるような感覚になり早く過ぎ、つまらない時間は重くなるような感覚になり遅く過ぎますね。

傷つく出来事があるなど、感情が働き精神まで認識がおりることがあれば、脳に変化が起き、時間の感覚に変化を及ぼします。

ただその出来事が起きても、自時空間そのもの自体の量は変わらない。自分のみに流れる時間の本質は精神時間で、感情すらも含め観測してる。状態が変化するだけ？

事実が通常状態で、そのときは肉体時間・共通認識の時間を感じやすいが、心まで認識がおりていると『自分』の認知になるので反応を示す。

メモ：
・確定している世界の時間（事実の時間）と、
不確定な世界の時間（真実の時間）は違う
・『知る』ということに時間（また光）が必要不可欠。
・哲学的に、時間を感じている、ある理由は、『知る』『形づくり』に時間が必要不可欠だからではないか。


（※今回に関してはとくにニュアンス的な表現で、もっと厳密なところはまだ言語化に至れてないと思うので別の表現が思いついたら訂正します）


ではつぎ、このあたりについて簡単なまとめとして「認識」 についてです ▶︎