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『自分の感受性くらい』


自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ



私の好きな詩人、茨木のり子の『自分の感受性くらい』の

最後の一節。

ものすごく強い言葉だ。

ドカンと心に刺さる。

衝撃が走る。



何だろう。

「そうだよね」なんて

簡単な共感文句では済まされない重み。



茨木のり子の言葉は、

グサッと刺す鋭さがあるのだが、

そこに強制がない。



この詩を読んでいると、 

自分の心の弱さにはっとする。

そして大切なことに気づかされる。



向かい合うべきは他人ではなく

自分なんだと。



守るべきことを自分に投げかけ続けなくてはいけない。

それこそ真の努力。


それでも、私は気がつくと

ばかものになっている。

人間、そんなもんなんだろう。




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