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大学デビューで初めて人と対等と話してもらえた私。約11年間は長すぎた。だから、自分に酔ってる最低な女になった

私は、いじめられっ子だった。それは紛れもない事実である。私の小中学校は、ばい菌として扱われるか、存在がないもとして扱われるか、そんな日々だった。だから、9年間話す人がいなかった。

私は、高校に耐えられなかった。高校は偏差値で分けられる。私が県の中で一番頭がいいとされる公立高校に通った。今までヤンキーばかりいる小中学校ですごしてきた私には、周りが頭のいい人ばかりいる環境の高校といままでの環境の差が大きくて耐えられなかった。だから学校をやめた。

私は、海外で英語が話せなかった。なにもやることがなかった私にとって、唯一やってみたいと思うことは「留学」だった。でも、英語が全く話せない私にとって地獄だった。まず友人や先生と話そうと思っても、何を言っているのかわからなかった。だから過食に逃げた。そんなデブになった私と仲良くなりたいっていう人はいなかった。

私は高校生までずっと人と対等に話す感覚が味わえなかった。そんな私が東京で大学生になった。

一軍みたいなキラキラした勉強できる人がたくさん周りにいて、みんな普通に私と話してくれた。

大学に入って、ほんとうに最初から驚いた。

「東京の私立大学に通う大学生ってなんておしゃれでキラキラしてるんだ。」

わたしが魅力的だと思う人ばかりが同級生だった。今まで小さいときに意識していた一軍みたいな人ばかりがクラスメイトだった。私とすぐ話せる距離にいて、分け隔てなく友達になれた。スクールカーストを今まで強く意識してきた私にとって、一軍みたいなキラキラした勉強できる人がたくさん周りにいる環境に入れた自分によった。

大学にはいると自分の好きな服。お化粧。いろいろな外面的な部分で自分の個性が出せる。そして、ほとんどの人が新しい人との出会い。私は今までの自分を変える一からスタートできる機会だと思って、外見的な部分で準備した。お化粧や洋服を勉強した。入学後はみんな私に話しかけてくれたり、いろんなことに誘ってくれた。私は、大学デビューを成功した。

今まで経験したことない、高揚感。私は、いけているグループにいる自分に浮かれた。ナルシストになった。入学したお金持ちの男の子の告白されたてもっと自分に酔いすぎていた

承認欲求を友人との会話に求めるようになって、気が付かないうちにマウンティング女になってた

女子大生なら結構わかると思うマウンティング問題。本当に今思いかえせばすごいしょうもない、自分がなんてそのタイミングでそれを言っちゃうんだろうみたいなことが多い。でもその時の私は調子に乗りたかった。キラキラしている自分をみんなに見せたい一心だった。

友人「最近、これ買ったの!かわいくない?」
マ女「え~!かわいい‼これワンシーズン前のやつだよね‼」
友人「そうなの!めちゃくちゃほしくて。」
マ女「実はそのブランドの新しいやつ買っちゃったの♡」

友人「テスト全然勉強してなかった。やばい・・」
マ女「私も。テスト前なんかみんなより遊んでた気がしてる(笑)
   何点だった?」
友人「55点・・次頑張る・・・どうだった?」
マ女「そんな変わんないよ。86点だったけど。」

こんな感じでやってた。本当に、今振り返ればやばいの極みだったと思う。でも、承認欲求をぶつけることが快感になっていった。

今考えれば、自分がいかにひどい人かわかるんだけど、たまりにたまった承認欲求をどこに発散すればいいかわからないだけだった。だからしょうがなかった。だから、友人は離れて一匹狼になった。

本当は自分もさみしいはずなのに、強がって一人でいる自分を無理に正当化して、集団でいる日本人特有の女子を毛嫌いしていた

高校を海外で卒業した私。留学したことが自分の中の自慢のステータスになっていた。「海外では~だったから。」ってよく使ってる痛い女になってた。でも、確かに留学経験が長い私にとって人とどうやったらはなせるんだろうとか、どうやったら興味が持ってもらえるか学校に行くまでに練習していたり、自分のがんばりの気持ちもあったからこそ威張りたい部分だったんだと思う。

最初は大きなグループに入っていたんだけど、日本人特有の一緒にいなきゃいけない空間が苦手でうまくなじめなくなった。一緒にお手洗いいったり、休憩時間にはスタバに行ってカフェにいったり・・・私には本当に難しかった。だから今までもなじめなかったし、「日本ぽい大学生つまんないよね」とまで言ってしまっていた。

そのうち、私は友人を作らずに自分を磨こうと思い一匹狼をするようになった。確かに勉強すればするほど「自分に合う洋服や化粧」がわかるようになって、キレイになった。そしてそういう人がワタシの周りに集まるようになった。

だから、自分も意識している部分と同じ部分を持っている子に興味を持つようになった。私は同じ大学の外見がかわいい子に魅力を極端に魅力を感じるようになった。”私は、外見やステータスだけで人を判断して、人の本質的な部分をみれない女になっていた。”

そんなだめな自分でも言いよってはしゃげる友人ばかりになっていた。ちゃんとした友人がいなかった。それでもさみしさを忘れるための楽しいければいいと思うようになった。

自分の承認欲求をみたしてくれる男、セックス、お酒の世界にはまってしまった。それがあったから本当の自分がみえた

お酒ってなんでこんなに奥深いんだろう。知れば知るほど楽しいし、酔っぱらう。私は結構お酒が飲めるみたいでその場をしっかり楽しめるようになった。見た目もかわいくなるために努力をしっかりしたおかげで新しい出会いが増えた。新しいどきどきすることが本当に増えた。そういう世界にでると、いままでの学生の世界と全然違う。一気に大人の世界にはいったような気分になる。そんな時間が好きだった。

「でも、ずっとさみしかった。」

よくわからない涙が出るようになった。さみしさに耐えれなくなった私は派手に遊ぶのをやめ、自分の中身を磨くための勉強や活動をするようになった。すると、今までの自分が本当に貧しく、つまらなく見えるようになった。ほんとうになさけなかった。でも、学ぶことはたくさんあった。

人より人間的に成長するのが遅かったのかもしれない。でもその葛藤が全てが私であってそれ以上でもそれ以下でもない。大学デビューも承認欲求をおしつけるのも人生には時には必要なのかもしれない。

私がワタシであるために、すべて絶対必要だった。、確かに反省することはたくさんあった。でもそれは決して一つも間違いでも、無駄なことなことでもない。友人関係たくさん悩んだけれど、しょうがない。人間関係は勉強で学ぶものじゃない。だからこそ人を傷つけたり、自分が苦しくなったりいろいろ失敗する。社会的によくないって言われる方に進んでしまうときだってある。でもそこから広がる世界はたくさんある。

今は私は、自分のことが本当にすき。そんな好きな自分になるために必要な過去の自分も大事にしていきたい。

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