どんな難しいゲームより、人生のゲームのほうが過酷。わからないことだらけ。

ゲームには、選択肢が決まっている。どんな難しいゲームにも攻略法というものは存在して、ゲームのクリアの方法がだれかの手によって決まっている。

でも人生は正解がわからない。きまっていない。だれが正解とかいう法律はないし、わかりやすい指標なんてない。その答えはすべて自分の中にあるから。だから自分のことを知らなければ自分の人生ゲームの中で勝ちなんてわからない。

私は、自分がわからない。何が自分にとって本当の正解なのかわからない。22歳。女子大生。就活生。

就活をしているからか、いろんな選択肢の中で自分が選択しなければいけない時期になってしまった。自分が本当に何をしたいのか、どうなりたいか、何ができるのか。何が苦手なのか。・・たくさん自己分析をした。

でも、ぶっちゃけわからない。ていうか、本当の自分わかる人なんて存在するのだろうか・・・

自分でわからないものは他人の力を借りるしかないと思った。だから、出来る限り、いろんな人に聞いてみた。

「本当の自分のこと、あなたはどのくらい知ってますか？どうやったらわかるようになるんですか？」

すくなくとも20人にはこの質問をぶつけた。みんな真剣に考えてくれた。そしてみんな正直に言ってくれた。

「本当の自分なんて今の年齢になってもわからないよ。」

「わからない。毎日新しい自分の発見だよ。今日の自分は昨日の自分にはわからない。」

「自分の会社を持っている今でも、わからないよね。」

私は、今気が付いた。

「本当の自分なんてわからない。わかったらその人は神。だから自分は人間だからこそ、絶対本当の自分なんてわからないんだ。

ってことは就活生にも、本当の自分を理解するということは求められていないのかもしれない・・・・・・？」

でも、そんな私でも唯一わかることがある。

それは、人間の本能である、睡眠欲。食欲。性欲の三つの選択においていいか、悪いか判断できる。これは好きか嫌いか。自分が嫌いなのか理解できる。

それは、日々日常の生活において、毎日無意識的に良いか悪いか、できるかどうか、そうしたいかどうか判断しているからである。自分について知るための訓練をこの22年の中で何千回もしているからである。

でも、判断できるようになったのは、ついこの間。やっと判断できるようになった。成長した。この3つのカテゴリの中でやっと自分がわかるようになってきた。

そんな私が、自分の人生において良し悪しを判断する。自分の本質においての判断ができるようになる。そんなことが22歳おいてできるわけない。もしできたのならば、きっとその人の人生は日々自分とはなにかを探求し続ける壮絶な選択の山のよう人生なのだろう。そんな人はいない。やっぱ神。神ってすごい。

お腹が痛いときにトイレで神様に願うように、今は神の考え方を渇望している。神様ってマジすごい。（笑）

（頭がわきすぎています。すみません（笑））

「本当の自分を探すこと」が自分の「幸せ」に必ずしもなるわけではない

私は勘違いしていた。がむしゃらにわからない自分について考え、探求し一生懸命自分というものを探し続けていた。私みたいな沼にはまっちゃう就活生は少なくないと思う。本当の自分をしることが自分の納得のいく選択ができるようになるための一歩だと。

でも、自己分析をしていけばいくほど、今の自分がわからない。自分で自分を承認できなくなってた。過去の自分の積み重ねが今の自分を形成してる、今生きている今の自分が本当の自分。つまり日頃いろんな選択をしているのが本当の自分。のはずなのに。

だから就活で「本当の自分を見つけたい」と自分の奥底の自分をいくら探していたとしても、「いつも本当の自分の姿、すべての生活において素をだして生活しているわけじゃない」だからそこが一番重要なのかといわれると違うのかも。と。

自己分析をすればするほど、自分の人生を生きづらいものにしてた。自分という存在を唯一認めてあげることができるはずの自分が、自分のことを一番疑ってた。

たしかに、自分の好みや、できることをさがすことは大事である。選択肢が死ぬほどある中で、どうしたらいいのか、って選ぶのが難しいから必要である。でもそれが自分のキャリアを選択する中で、すべてではない。

自分がなりたい風に意味付けするしかない。それになり切れない自分に葛藤してもがくしかない。

それでも逃げてもあいつらは追いかけてくる。というか自分が向かっているのかな。（笑）就活はするしかない。私たちは、悲しいことに、働かなければ生きていけないのだ。

そんな最近思うのは携帯のインターネットの残酷さ。自動で就活生向けの広告しか出てこない地獄。本当にしんどい。現実逃避のために携帯に逃げてきたはずなのに、バナー広告はひどいくらい就活の話題。だからこそ、できていない自分が「やばい」と思ってしまう。つらい。というか、現代だからこそ、選択肢があっていいよねというけど、選択することに慣れてない私たちにはけっこう地獄。

もがいている私にある人が私に言った。「20代だからもがくのがあたりまえだし、おじさんおばさんになってもがきすぎたらいろいろと大変だよ（笑）だからそのもがいている自分をそれでいいんだって思ってなくても言ってあげることができたらいいのかもしれないね。もしできなかったら、僕がいくらでも言ってあげるよ。」

その時はよくわからない涙がでた。自分をそれでいいって就活はだれも私にあってるよって言ってくれないすごく不安な綱渡りのようなもの。だから、今の自分を頑張ってるよって！いえるように今は頑張ってる。もし私と同じような感情を感じている人は私に教えてほしい。私はこれを読んでいるあなたのいいところをたくさん見つけてあげることができるし、あなたにそれを伝えたい。「あなたはあなたのままですでに十分頑張っているよ。」と。

私の人生ゲームでの必勝法は、自分でいいって思う選択をして、そのまま行動すること。自分のすきになれない部分の自分だと認めること。らしい。今のところの人生の中ではそれが一番だと私はたどりついた。

今日の天気ははれ。明日は雨。台風かも豪雨かもしれない。だから、私はわたし。

人生にはたくさんいろんなことがある。天気も一緒。私たちの感情も一緒。私は他の人みたいにキレイごとはいえない。だって人生はわからないことばかりで、難しいことばかりで、コントロールできないうまくいかないことばかりなんだもの。しんどい。つらい。

でも、今はたくさん悩んだって、いつかそれが過ぎたときに、自分が自分でよかったなって思える。生きてさえいれば。嫌なことから逃げたとしても、頑張って立ち向かったとしても、それはほんとに素敵な私にかわりはない。

今は行動する勇気がなくてもきっと、いつか私の今のなやみが悩みじゃなくなって、新しい悩みができる。それと同じくらい楽しいこともきっとふえてる。

今日の私もよく頑張りました。

#大学生 #就活 #自分のままでいい #自分 #自己分析 #日記 #コラム #エッセイ #自己承認 #頑張った #私 #ワタシ