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KIMONO × LIFESTYLE 元呉服屋で毎日着物生活。転職後、「着物のある暮…

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KIMONO × LIFESTYLE 元呉服屋で毎日着物生活。転職後、「着物のある暮らし」ではなく、「暮らしの先にある着物」を求めてライフスタイルを整えるようになりました。自分にとっての心地よさを日々追求しています。

マガジン

  • ありがとうございます🌼

    私の記事を紹介してくださった記事や、私の写真を使ってくださった記事をまとめています。

  • 本とわたし

    読書家とは言えない本好きのわたし。地道に読んではいろんなことを考えています。そんなわたしの、本について書いた記事をまとめています。

  • りんごろ手帳

    日記のような、journalのような、なぐり書きのメモような、ポエムのような。 手帳の中を覗くような、そんな記事をまとめています。

  • 手しごとのキロク

    季節の手しごとや、ハンドメイドへの挑戦など、“自分でつくる”という経験を書いた記事をまとめています。

  • 着物のはなし

    「日常のなかで肩の力を抜いて着物を楽しむ」をモットーに掲げている筆者の、着物について書いた記事をまとめています。

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[KIMONO×LIFESTYLE]暮らしの先にある着物を探求する。自分のなかで好きを育む。

このnoteについて 大学時代に着物に興味を持ち、卒業後は呉服屋さんで毎日着物生活を送っていた私。転職し、着物から離れた生活を送る中でどうにか着物を着たいともがいていました。いつの日か”着物を着るために必死になっている自分”に気づき、何事にも「私にとっての心地よい付き合い方」があるんじゃないかしらと、ライフスタイルを見つめる先に着物との関係性を築いていこうと考えるようになりました。 このnoteは、そんな"私らしい生活と着物の関係"をのんびり深めていく日常の記録です。着物

    • 📖原田マハ『ジヴェルニーの食卓』を読んで。あの日見たドガの世界と。

      原田マハ『ジヴェルニーの食卓』 美術館や絵画鑑賞が趣味な私。原田マハの絵画や画家を巡る短編小説が大好きです。今回読んだのは、「美術アカデミー」に認められ「官選」に入選することがセオリーだった時代に、それらの評価軸から逸脱した(後の印象派をはじめとした)様々な描き方に挑戦した人々を描いた短編集『ジヴェルニーの食卓』(2015年) 印象派にハマった学生時代 私が絵画に興味を持ったのは高校3年生の時。福岡市博物館で開催された"光の賛歌 印象派展"を友人と見にいった際に、その鮮

      • 梅干し作り[#1]梅酢があがるまでの仕込み。好きと繋がる季節の手しごと。

        てんやわんやの梅準備 5月の初旬からお目当ての南高梅農家さんのネットと睨めっこをして予約開始の日を待ちわびていたのに、6月も下旬に差し掛かろうという日になっても予約が開始されない。おかしいなと思っていたら、今年は暖冬につき収穫も早くてとっくに売り切れていたとのこと。なんたる情弱…。と落ち込む暇もなく、今年は全国的に梅の収穫数が少ないと聞いていたので完熟梅の通販を大慌てで探しました。その後、無事に楽天で購入。 いつもよりもお高く感じたけれど、平年の半分程度と聞く今年の収穫

        • 初夏に着たい木綿の着物[#2]通販で購入した着物に袖を通した日🎐

          前回のおはなし 前回の記事で木綿着物についてと、アンティークショップ(今回は通販)で着物を購入する際に私が気をつけていることについてお話ししました。 今回は、アンティーク着物を購入した時のルーティーンと、お出かけした日の記録です。 アンティーク着物を購入したらまずすること 着物が届いた時に私がいつもやっていることは主に3つです。 やることその1:着物の状態の確認 写真で送られたシミや汚れがイメージ通りか、生地のスレやほつれ、糸が弱っている箇所はないかなど全体的な状態

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        • 梅干し作り[#1]梅酢があがるまでの仕込み。好きと繋がる季節の手しごと。

        • 初夏に着たい木綿の着物[#2]通販で購入した着物に袖を通した日🎐

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          初夏に着たい木綿の着物[#1]古着屋の通販でかわいい着物を見つけました🌿

          着物の季節事情 着物には裏地がついている"袷の着物"と、裏地のついていない"単衣の着物"があります。それぞれ「あわせ」「ひとえ」と読みます。 振袖や訪問着といったフォーマル着物をはじめ、着物に馴染みのない方がなんとなくイメージする「着物」のほとんどが袷の着物だと思います。袷の着物が多く流通している最たる理由は、着用期間が夏以外の10月〜5月と最も長いことではないでしょうか。では、6月〜9月の4ヶ月間は何を着るのかというと、3種類の着物を使い分けます。 6月と9月の季節の変

          初夏に着たい木綿の着物[#1]古着屋の通販でかわいい着物を見つけました🌿

          ルールとご自愛。旬を楽しむ着物との付き合い方。

          旬を楽しむ食いしん坊はいつも季節を感じている 量を食べる人、価値を求める人、旬を楽しむ人など、食いしん坊にもいろんなタイプがあります。私はどちらかというと旬を楽しむタイプ。「そろそろあれの季節だな」と思い巡らす私の顔は、随分と嬉しそうなことでしょう。 旬を楽しむというのは季節を楽しむことでもあります。 たとえば桜のシーズン。三寒四温で揺らぐ日々のなか少しずつ春に向けて季節が動いていきます。木には小さな蕾。晴れの日が多くなり、気持ちがふわふわと浮遊するような、軽やかな感覚。

          ルールとご自愛。旬を楽しむ着物との付き合い方。

          浴衣+αのすゝめ。浴衣はもっと楽しめる。

          「浴衣は着たことあります」な人はたくさんいる 呉服屋の繁忙期は、フォーマルや振袖専門店じゃない限り夏だと思います。 なぜなら、浴衣が売れるから。 普段は「店の前にお堀でもあるのか?」と疑うくらいに入店への警戒心を感じるのですが、夏になると世代問わずいろんな方が入店してくれます。浴衣の魅力はかわいいデザインや夏を感じられる特別感もさることながら、圧倒的に着物よりもお手軽に楽しめるところではないでしょうか。 もちろんひと口に浴衣と言っても、出来上がり品と誂え品、生地の素材や

          浴衣+αのすゝめ。浴衣はもっと楽しめる。

          明日の朝にやることリスト

          先週が忙しすぎて、この土日は起き上がるのがとてもしんどかった。それでも起床と食事に対してのみ体内時計が正確なタイプなので、どんなに疲れていても、早く寝ても大体6時ごろに目が覚める。いつもだったら、喜んで飛び起きるのだが、この土日は本当にダラダラと心の赴くままにベッドで過ごした。(友人が家に来たり、お出かけはしたのだけれど) そんなだったから、毎週末にやってる作り置きとかに全く手をつけられていなかった。だけどそんな日があったっていい。明日の私が楽になるように努めているけれど、

          明日の朝にやることリスト

          おもてなしご飯は素材に頼って、大胆に。

          お部屋の動画をインスタのストーリーズに載せたところ、友人の1人から「お家に遊びに行きたい」とメッセージをもらった。 基本的にお客様大歓迎な我々は即OKを出した。 ケーキを買ってきてもらう代わりにランチを作ることに。料理は大好きなので、こちらから作るよと提案した。 おもてなしご飯を考えるのは楽しい。だけどあんまり頑張りすぎると相手にも気を遣わせてしまうから、頑張りすぎず、ちょっと特別感のあるものを心掛けている。 そんなときにおすすめなのが、いろんね野菜やお肉をいれてオーブ

          おもてなしご飯は素材に頼って、大胆に。

          本はまるで目次のように、あの時の私のことを教えてくれる

          「断捨離」「ミニマリスト」が評価される昨今において、私は物欲を抑えられない人間だ。その中でも特に本は我慢できない。と言いつつ、私はけして読書家というわけではない。 昔引っ越しをした際にはたくさんの本を処分した。整理と仕分け、処分にかかった時間と労力。「余程のものじゃない限りもう本は買わない」と心に決めた。だけどその決意は長く続かなかった。 電子書籍に移行しようとしたことは何度もある。薄いkndleを持ち歩いて読書する人の、その軽やかさに憧れた。図書館を利用し、購入という選

          本はまるで目次のように、あの時の私のことを教えてくれる

          雪が降るらしい日に外へ出たら懐かしい感覚に再会した

          根っからの出不精人間な私。 できるだけ家の中にいたいのでリモートでも出社でもどちらでも自由に働ける今の会社はとてもありがたい。とはいえ家と会社では環境差があるので、できる限り出社するようにしているけれど、雨の日や猛暑日が続く日なんかはついリモートの回数が増えてしまう。雪の日なんて問題外。引きこもり一択である。 そんな私が今日、社内チャットの「雪が降ってる」というコメントを見て、ふいに出社してみようかなと思ったのだ。外に出る準備をしながら頭の中がはてなで埋め尽くされた。なんで

          雪が降るらしい日に外へ出たら懐かしい感覚に再会した

          いつのまにか尖りが消えてるそんな関係

          昨日、仲良しな義母から1通のLINE 「(私の実家の)八朔でジャムを作ってたんだけど、3度に茹でこぼししたにも関わらず苦味が口の中に残ってしまう」とのこと 八朔は皮が分厚くて、そしてなによりめちゃくちゃ苦い。苦いというかえぐみがある。なので茹でこぼしは何回するのかではなく、"えぐみが消えるまで"何度でもやらなくちゃならない。   すでにジャムにしてしまったのでは再度茹でることもできないため、この度の失敗を自覚したのか穏やかな文面とは裏腹に「やっちまった〜!悔しい〜!」と嘆く

          いつのまにか尖りが消えてるそんな関係

          あんこを手作りした日

          知り合いから小豆が送られてきたので、あんこを手作りしてみた。 インスタに突然やってきたDM 久しくお会いできていない知り合いからだった。 農家さんから小豆をもらったけれど私は炊かないので誰かにと思ったときに、あなたが浮かんで…とのこと。(うれしい🥺) いつも食い意地的なことばかり呟いているからか、ありがたいことに私はよく人から食材をもらう。 そこで初めて小豆からあんこを作ってみた。 ざっくりレシピメモ 1:小豆を軽く洗う 2:水から沸騰させ、中火で約10分煮込む。 水は

          あんこを手作りした日

          旬を味わい続ける人生でありたい

          10月も過ぎ肌寒くなってくると、飲食店では牡蠣フライが並び始める。 もうそんな季節か!と驚くと同時に、大好きな牡蠣をたらふく食べられる季節がきたとわくわくする。    母が牡蠣がすきだった影響でか、私も牡蠣がだいすき。牡蠣フライという文字を見つけると頼まずにはいられない。 大人になり、生牡蠣の美味しさを知ってからはワインと牡蠣のとりこに。海外旅行でも躊躇なく牡蠣を注文するくらいには貪欲である。今のところあたったことはなく今後もないことを祈っている…。   スーパーや飲食店つま

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          お蔵入りをつくらない

          今日、2024年初めてのyoutube投稿をした。 去年の年末に撮影していて、本当は2023年中にあげたかった動画だ。 頑張って仕事や家事の合間を縫って編集作業を行うも虚しく年末休みに突入。 年1度か2度しかない帰省のひとときは、仕事はもちろん基本的に自分の趣味にも手をつけない。両親とおしゃべりしたり、従姉妹と遊んだり、限られた時間目一杯を家族との時間に充てたいのだ。未練たらしくPCは持っていくが、結局開くことなく休みが終わるなんてのはよくあること。 そんなこんなで正月

          お蔵入りをつくらない

          レコードを生活に落とし込んだらリズムが生まれた

          今年の正月、実家へ帰省した際に父からレコードプレーヤーを譲り受けた。 以前からほしいほしいと言ってはいたのだが、それなりに大きいし繊細な機械な気がして持って帰るとまではいかなかった。ほしいと言っておきながら、困った娘である。 しかし今回は車で帰省したので積んで帰ることが可能ではあった。 それでも「本当に使うかな」「置くとこ作ってないし邪魔になるかも」という不安と、「(多趣味人間ゆえ)またこんな沼にハマりそうなものに手を出して大丈夫か…?」と言う若干の恐怖を抱え、優柔不断な態

          レコードを生活に落とし込んだらリズムが生まれた