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【勉強法】自主学習について考える

◎この記事は約6分で読めます。
こんにちは。こんばんは。凜です。

今日の新聞で、私の住む高知県の高校生(県立高生)の2割が学力最下層という記事を読みました。
記事によると、
高校2年生へのアンケートでは実に45%が「自主学習(授業外学習)をしていない」
と回答したそうです。

学力最下層とは、ベネッセの「基礎力診断テスト」でA~ⅮのランクのうちⅮ層(D3)に振り分けた状態を指します。
A層は国公立大、B層は公立大合格レベル、C層は私立・短大・専門学校の一般入試に対応可能で、Ⅾ層(D1~D2)は「仕事をする上で支障が出ることが多い」とされています。

高知県の県立高生のうちⅮ層に当てはまる県立高生は5割を超えています。
この背景に、先述した自主学習に取り組む意欲の低さが挙げられることは言うまでもありません。

私自身、高校生の頃は勉強が苦手で成績も振るっていませんでした。
しかし、専門学生になった今は、自分なりの勉強法を確立して、良い成績を維持することができています。

高校生の時の自分と今の自分の違いはやはり、
自主学習(授業外学習)の有無です。
前置きが長くなりましたが、今日は自主学習への取り組み方について考えていきたいと思います。


自主学習をしない理由から考える

人間、「する理由」よりも「しない理由」を無意識のうちに考えてしまうものです。
そこで私は、「しない理由」をなくすことで、相対的に「やるしかない状況」を作りました。
私が「しない理由」として挙げていたものについて、それを解決した方法を述べていきます。

「何を勉強すればよいのか分からない」

勉強しなければいけないのは分かっているけれど、何をすればよいのか分からないという人は、以前の私だけに限らず一定数いると思います。

これに対する解決法は、ずばり「復習」です。

「予習→授業→復習」の学習サイクルが効率的で理想的とされているのは言うまでもありませんが、私は予習と復習を天秤にかけた時、より重点的に取り組むべきは復習だと思います。

なぜならばすべての試験はこれまで習ったことの復習だからです。

またヒトの脳は繰り返し学習することで記憶が定着する仕組みになっています。このことからも、まずは予習よりも復習をより重点的に行うのが良いと考えられます。
「エビングハウスの忘却曲線」から分かる効率的な復習のタイミングとは? | マナブレイン (mana-brain.com)

復習内容はその日の授業で習ったことや、自分が理解できていないなと思うことが良いでしょう。最初は取り組みやすいものから始めて、徐々に難易度をあげていくのがおすすめです。

復習の仕方は、問題集を解いたり、教材の重要用語を隠して自分で穴埋め問題を作って取り組むのが良いと思います。
ただ見ているだけではなく、能動的に学習することでより記憶に定着しやすくなります。

「集中できない」

私は家にいるとゲームやスマホの誘惑に負けてしまって集中できませんでした。
だからカフェに出かけて、ある程度人に見られているという緊張感の中で勉強しています。

おしゃべりばかりにならない友人がいるのであれば、友人と取り組むのがおすすめです。分からないことがあっても一人で悩み続けることを解消できますし、逆に友人に教えて自身の理解を深めることができますからね。

加えて勉強する時間帯も大切です。
以前の私は、夜から夜中にかけて、眠いのを我慢しながら勉強していましたが、どうも集中できませんでした。
そこで早起きして勉強する方法を試してみたところ、とても集中して取り組むことができるようになりました。
今は22時~23時就寝、4時~5時起床の生活リズムが定着しています。
朝は「せっかく早起きできたから勉強しよう」という気持ちになれて、家でも集中することができます。笑

集中できる環境や時間は人によって異なるので、まずは色んな所に出向いてみるのがおすすめです。
「家では誘惑に負けてしまって集中できない、店は環境音が気になる」という友人は、店で耳栓をつけて勉強していました。同じ境遇の方は是非試してみてください。

「忙しい」

部活動やアルバイトなど、様々な理由で勉強できないという人は多いと思います。
このような人は、まとまった勉強時間ではなくスキマ時間を有効に活用していく必要があります。
どんなに忙しい人でも、丸一日スマホを見ない人はほとんどいないと思います。

極端な話、そのスマホを見る時間をすべて勉強にあてれば良いわけですが、そういうわけにもいきませんよね。
移動中の電車、トイレ中、休み時間、お風呂に浸かる時、信号待ち等、日常のちょっとしたタイミングに勉強できるチャンスがたくさん潜んでいます。

まとまった勉強時間が取れる人でも、普段の勉強時間に加えてスキマ時間も活用できれば周囲と差をつけることができます。積極的に取り組んでいきましょう。

「勉強が苦手」

私は自分の経験から、苦手意識こそ最大の敵だと考えています。
「苦手、できない」とマイナスなことばかり考えていると、そのイメージに引っ張られてしまって、集中力が低下してしまい、取り組むことが億劫になってきます。
対して趣味など自分が好きなことは、難しくても集中して、楽しんで取り組むことができます。

取り組む量にさほど変化がなかったとしても意識の差は勉強の質に大きく影響してくると考えています。
加えて苦手意識がなくなる分、集中力が増し、長い時間取り組むこともできるようになってきます。

苦手意識をなくすためにはまず、成功体験を重ねることが重要だと考えています。
いきなり難しい内容に取り組むのではなく、前に習った範囲だとしても、自分が今できるところから始めてみる。自分がどこで躓いているかを把握する。
苦手意識をなくして知識を身に付けるためには、これがすごく大切になってきます。
テスト期間に限らず、普段から取り組むことで、時間と心に余裕を持って学習できますよ。

「なぜ勉強しなければいけないのか分からない」

これは私が高校生の時に感じていたことです。
「卒業してからこの知識が必要なのか?」
そう思ってしまって勉強に集中することができませんでした。

専門学校に入学してからは、自分が学びたいことについて勉強できるようになったので、その考えはなくなりましたが、高校を卒業した今、高校時代の勉強は重要だったと感じています。
もっと頑張っておけばよかったと後悔さえしています。

高校で勉強したことは、意外と大人になってからも必要になってきます。
数学の難しい公式も、職種によっては頻繫に使います。
国語は、正しい日本語や漢字を使えないと恥をかくので大切です。
その他の科目も、本当に意外と使います。
あと知っていて損はありません。

また、仮に社会に出てからさほど重要でない科目であったとしても、
「やりたくないことをやる忍耐力」
を身に付けるということにおいて、高校の授業の右に出るものはないと私は考えています。

社会に出ると、やりたくないことをやるということは当たり前のことです。
やりたいことをするために、やりたくないことをやるのです。

大学や専門学校では、ある程度自分のやりたいことだけを選ぶことができてしまうので、このような力を身に付けるためにはやはり高校時代の勉強が大切だったのだなとつくづく実感しています。

目標のためのステップと捉えれば、やりたくないことでもある程度我慢できるのではないかと考えます。
私は勉強に限らず様々な部分で、この考え方を大切にしています。
ぜひ参考にしていただければと思います。

まとめ

いかがでしたか?

長くなりましたが、今日は自主学習へ取り組む意欲を高めるための私なりの考え方を書きました。
共感してくれる方や、参考になったと思ってくれる方がいれば幸いです。

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読んでくださりありがとうございました🙇‍♀️

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