Rinda

1996年 / 徳島 / 写真 / 映画美学校 / ことばの学校1期生 / かぎ針編み

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1996年 / 徳島 / 写真 / 映画美学校 / ことばの学校1期生 / かぎ針編み

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    わたしが写した人たち

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    わたしが生きている中で撮った写真。

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    わたしがこれまでに読んだ「これは死ぬ前に読んだ方がいいよな」と思う本・写真集・漫画を紹介していきます。

最近の記事

未来の私は

近頃よく「幸福」について考える。 わたしにとって幸福ってなんだろう。 最近読んでいる三木清さんが書いた「人生論ノート」にはこうあった。 今年で27歳。 私の父方のおばあちゃんは60代であの世へ行ったから、大体人生の半分が終わったかもしれない。ひいお婆さんは100歳まで生きたから、約3分の1が終わった頃かもしれない。 最近の大きな変化といえば、妊娠したこと。 出産予定日は2月28日。もうすぐ新しい家族が増えて、きっと生活は大きく変わる。子供中心の生活になるだろうし、好きな

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      Boh

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        どりあ

        • 半返し

          今日は結婚式の打ち合わせに行った。 決めることがたくさんある。リングピローを誰に持ってきてもらうかとか、結婚証明書は誰と一緒にサインするかとか、いつもの花屋さんに花の配達をしてるのかとか、ケーキのデザインは達磨に決めた。 来てくれた人に渡す記念品は何にする?カタログ、縁起物、お菓子。今まで結婚式のご祝儀、3万円って高いと思ってた。いざ結婚式をする側になってみると、開催にはすごくお金がかかることがわかった。 ご祝儀を頂いても「半返し」っていう文化があって、半分くらいはプレ

        未来の私は

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        記事

          入籍した。

          入籍した。付き合って9ヶ月。うまくいくときって、とんとん拍子。全てがスムーズに進んでいった。夢で知らないおじいさんの声に「本当にその人でいいの?」と聞かれたけど。なんでそんなこと聞くんだろうと思っている間に目が覚めて、隣を見るといつもと変わらず口角を上げて眠る人がいた。彼は寝るときいつも口角が上がっていて良いなと思う。 名字が変わって気づいた。無事におばあちゃんになれたら、新しい苗字で過ごす時間の方が長くなる。25歳で入籍したから、50歳になったら、それぞれの名字で過ごした

          入籍した。

          みんなが英語を話せる島国

          今日の英会話の相手はとってもゆっくり話す人だった。こんなにスローに英語を話す人と会ったのは初めてだった。 「あーーい、、あーーむ、、ぜーーき。」 彼女はきっと母よりは年下で、私よりは年上だった。日本人でも、それ以外の国の人でも、なんとなく人それぞれに空気感というものがある。彼女はとても穏やかで、優しいんだろうなと感じる。人間の印象って、言語以外のところでできている気がする。話す内容よりも話す声のトーンや音。表情。 今まであまり外国の方と話したことがなかったから、彼らに親

          みんなが英語を話せる島国

          わたしのことばの集合体

          最近は「痩せたら?」とか「俺より足太いね。」とか男に言われるのですが、みんな殺しました。会いたい人には会えていません。あのときは死ぬ気満々だったのに、今はコロナなんか死んじゃえと思っている。死ぬだとか殺すだとか物騒な言葉ばかり並んでしまったけれど、本当はわたし、とっても心根の優しい女なんです。自分が一番わかっています。優しすぎて損をしちゃってる程に。こういうことを言っていると、妹はいつも「そのプラス思考、羨ましいわ。」と鼻で笑うのですが、きっと本当に羨ましいんだと思います。笑

          わたしのことばの集合体

          2021年8月31日のりんだ

          できれば毎日日記を書きたいなと思っていて、それでも面倒で、文章を書くことが自分に向いているとはちっとも思っていない。でも文字にしてみたいと思う。目にしたり、耳にしたり、感じたこと。自分なりにでいいから、とにかく言葉にしてみたい。 そう思って映画美学校の「ことばの学校」を7万4000円(税込)も払って受講した。わたしにとっては、大きなお金。自己投資だと思って振り絞ったお金。7月から半年間の講座。この中でわたしにどんな変化があるんだろう。まだ全くわからない。 講義は4回を過ぎ

          2021年8月31日のりんだ

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          空席

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          猫撫さん

          猫撫さん。 それは初めてお会いしたとき。ラブホテルに入って、お土産に赤福をもらったとき。「あんこは好きですか?」と質問された。本当に好きなので「大好きです。」と答えると、彼女は「良かったぁ〜!!!」と言った。それを見て、彼女は本当に心から良かったと思ったのだと確信した。 老若男女、100人がその「良かったぁ〜!!!」見たとして、100人が「彼女は心から良かったと思っただろう。」と答える。そんな表情と声だった。 ほんとうに綺麗な人だと思った。 赤福を受けとったわたしは「赤

          猫撫さん

          粘土遊び

          24歳、25歳、28歳の成人女性が、平日の昼から、3人集まった。集まってすぐにピザを食べ、食べ終わるとすぐに粘土で遊んだ。紙粘土で作った指輪や小物入れや動物たち。まだ完成はしてない。途中まで色を塗った。平日の昼間から、こんなことができるのは幸せなことだ。仕事をサボってまで、こういうふうな遊びに付き合ってくれる友人がいるのは、本当に幸せなことだ。子供の頃は何時間ぐらい粘土遊びに集中できただろう。大人になって、やってみると、意外と集中力が持続しないことに驚いた。子供の頃は「お母さ

          粘土遊び

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          みやいゆう(0)

          みやいゆう(0)

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          実家

          実家。地球上でここだけがそう呼べる。地球上をどんなに探しても他には存在しない。世界で一番安全な場所。実家というのは場所なのか、人なのか。人かなぁと思う。もし父と母がこの昭和に建てられた一軒家からいなくなったら、ここは実家ではなく、元実家になる。わたしの実家は両親なんだろう。 ズボンの脱ぎ捨て方も、話し方も、声も全て2人の中から生まれた。今リビングで寝転がって、この文字を書いているが、宇宙のど真ん中で寝転がっているように思う。この建物の隅々、全てから広大な眼差しを感じる。土曜

          劣等感

          劣等感が生まれる場所。わたしのそれはどこから。無意識から来ているのかと思っていた。IT(イット)。でも、もう、色々なことを掘り下げないと。文字を書いている。どこを劣っていると感じているんだろう。 わたしより「細い」「頭がいい」「読書量が多い」「目鼻立ちが美しい」「収入が多い」「異性に人気」「素直」「純粋」「明るい」「人の悪口を言わない」「作品が評価されている」「都会に住んでいる」「英語が話せる」「知的」「人の目を気にしていない」「言語を習得している」「夢がある」「思いやりが

          劣等感

          夏日だった。

          夏日だった。仕事をサボった。今日もわたしは誰とも敵対してはいない。服屋に行く。お風呂に入る。このお腹の脂肪を、どうにかしなくては。いつもなにもしていない。一瞬プランクとかしてみる。本当に一瞬。効きはしない。歩いている人たちを見る。わたしより細い人の群れ。遺伝子的な問題だ。諦めている。羨ましい。子供のわたしは細くて小さくて可愛かった。たぶん。骨自体はきっと細い。マラソンに誘われた。絶対に走れない。せっかく誘ってくれたから、やってみよう。決定的に行動力がない。誰かに誘われたタイミ

          夏日だった。

          2021.06.28

          雨が降っていて後頭部が痛い。まだ食べきってないのに、もう肉じゃがのリメイクを調べている。私はこんなにせっかちだったんだろうか。「人に影響されやすいから。気をつけなさい。」自覚はなかった。そうかもしれない。 意欲は料理へと注がれている。ほとんど丸一日考えている。今日のご飯は何にしよう。どこのスーパーが安くて、野菜は何が季節で、どれがおいしいか。そんな風に1日が過ぎるようになった。ご飯を出すと、決まって大きな声でいただきますといって食べてくれる。「ほんとうにおいしいね。」と毎日

          2021.06.28