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未来の私は

近頃よく「幸福」について考える。
わたしにとって幸福ってなんだろう。
最近読んでいる三木清さんが書いた「人生論ノート」にはこうあった。

「幸福とは表現的なものである。鳥が歌うが如くおのずから外に現れて他の人を幸福にするものが真の幸福である。」

今年で27歳。

私の父方のおばあちゃんは60代であの世へ行ったから、大体人生の半分が終わったかもしれない。ひいお婆さんは100歳まで生きたから、約3分の1が終わった頃かもしれない。

最近の大きな変化といえば、妊娠したこと。
出産予定日は2月28日。もうすぐ新しい家族が増えて、きっと生活は大きく変わる。子供中心の生活になるだろうし、好きなことばかりしてはいられないかもしれない。

でも、そんな生活の中でわたしは新しくしたいことを見つけたりするんだろうな、と思う。

ここまでの人生はすごく楽しかった。充実してた。ふらふらと仕事をしながら、セルフポートレイトやヌード写真を撮ったり、写真展をしたり、動画撮影のお手伝いをしたりした。たくさんの素敵な人に会うことができて幸せだった。

最近はこれまで全く興味のなかったかぎ針編みに没入していて、「わたしが知らない楽しいことはきっとたくさんあるし、私はもっと私の人生に夢中になれる。」と感じている。

これから自分は何をして生きていたいだろう。
人と会って色々な人の話を聞くのが好きだから、誰かにインタビューするような仕事も楽しそうだし、なんらかの接客業につきたい気もする。海外とか、とにかくすごく遠い国で一度住んでみたいなとも思う。

お金持ちにならなくても良くて、屋根の下で暮らせて、食べることに苦労しなければいいな。

この世にはたくさんの人やモノが溢れているし。わたしはその中でただ自分が見たいものや欲しいものを作ればいいと思ってる。唯一無二にならなくてもいい。わたしみたいなものを求めてくれる人に少しだけ何か贈ることができたら、それがいいなと考えている。

思いついたように編み物したり、写真撮ったり、お菓子作ったりして。ただ、なんとなく楽しそうにしてるおばあちゃんになりたい。

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