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「理想の世界はある」と信じること

THE COACH MEETの面談を受けた。
またコーチングを受け始めたい。
新しい自分を探そうとしているから。

THE COACH MEETの面談

なりたい自分を語るのは、不思議な感覚だった。
一番驚いたのは、質問がすごく簡単に感じたこと。

1年前に初めてコーチングを受けた時を思い出す。
当時は「今日話したいことはなんですか?」という言葉も難しく感じた。
いつも思考がうずまいて眠れない夜も多かったのに、将来の話になると、完全に思考がフリーズしていた。

今のわたし、ほんと別人だ・・・と頭の隅で別人格がつぶやいていた。

担当:「どんなコーチがいいですか?避けたいタイプはありますか?」
私:「食わず嫌いしたくない気持ちがありつつ、決めつけて話す人、話をとにかく前に進めようと自分のペースで話す人は苦手かもしれないです」

担当:「コーチと話したいテーマはなんですか?」
私:「キャリアと家族のことですね。この1年、大きく見て”キャリア”について考えてみて、仕事のことを考えたらお金に対する価値観が出てきて、私のお金に対する価値観は生まれ育った家庭の影響が大きくて。そんなふうに、いわゆる仕事などで築きたいキャリアと結婚や出産、家庭をもつことに今ネガティブな自分はきっとどこかで繋がっている気がしています。中心にある価値観は、この1年のコーチングのおかげで、出てきやすいかもしれない。でも、どんな形でかなえることが幸せかまだよくわからないから見つけたい。」

担当:「Okarinaさんはご自分の性格をどんなふうに捉えていますか」
私:「人見知りは全くしないんですが、心の奥底の本音はなかなか言わない。人からは"言いたいことなんでも言えていいね"とよく言われるけど、自分では本当に大切にしているものは傷つけられたくないから、信頼していても言えなかったりします。自分を表現することで相手を傷つけたくない、と思ったり、適切でない言語化をして土足で私の価値観に入ってくる人は苦手だったり、そのわりに自分よりまず相手。相手がどう思うかを心底気にしてしまう。わりと神経質なところがあるかなと」

「なんだか、さすが1年間コーチングを受けた方だな〜って思います。自分の価値観も1年間で見つけてこられたんですね」と面談担当者がいう。
出会いの経路をお話したら、「ステキですね〜」とも。
私はどうやら、自分が恵まれていると感じることも好きなようだ。

そのあともいくつかの質問から私は自分の価値観を話して、30分の面談終わった。たった30分が3時間に感じるほど、濃い時間だった。

「差し支えなければ」「お話できたらでいいので」「お話しやすいところから聞かせてください」
こんな柔らかい表現を何度か使っていただいたのも心地よかった。
私も対人支援ではそういう些細な優しさを届けられる人でいたいなと思う。

価値観というもの

最近、大切な人と話が噛み合わないなと感じたことがあった。
相手の世界を私は見ていない。私の世界を相手は感じていない。
そう実感することがつらかった。

どちらが悪いわけでもないのに、自分を攻撃されると人は自分を守ろうとする本能がある。
そんなこと、言わなくてもいいのに。と頭の中で反芻した。
今更そのはなし・・・??もうお互いを許そうよ、、、とも思った。

今のわたしはもう人に遠慮しないと決めたし、自分を大切にしてくれない言葉にも、自分を抑圧してくる考えにも、全力で反抗するって決めたし。

わたしはわたしを大事にしてくれるものだけを大事にする。そう決めている。わたし自身との約束なんだ。
これがこの人だから理解してあげよう、と無理にいい子にならない。
傷ついたら許さなくてもいい。気が済んだら、また許せばいい。

目的は現実、夢は理想の中に

面談が終わってから、不思議なことが起きた。
25歳でイギリスに一人旅行したときのわたしが顔を出してくれたのだ。

(あれ、海外行きたいかも・・・)

なんでこんなこと思ったんだろう。
もう思い出せなかった夢なのに。
そっか、価値観が違うことをもっと楽しめる自分になりたいのかな。

そうなると、やるべきことはたくさんある。
問題は、そこを一度ゴールにしたとしても、妥協する自分が出てこないかということ。今まではだめだった。負けてしまった。
いつもの庭でこうしてnoteを書く時間も今は好きだから、って。

すーっと眠ってみたら、夢をみた。
上司が担任の先生。この人は私が好きな先生。
どうやら修学旅行にいった帰りのバスの中にいるみたい。
小学校のとき、さして仲良くなかった子が私の後ろの席に座って泣いている。子育てに悩んでいるようで、私はずっとその話を聞いた。
その間、他のクラスメイトはみんな楽しそう。
泣いている子と私だけがバスの中に置いて行かれた。
でも、放っておけない…
不意に私がくしゃみをしたら、憧れの担任の先生はそれに気づいて、バスの外から笑ってこちらを見ていた。

・・・目覚め。
ぼーっとしながら、夢の中の魂といま現実にある私の体が一体化した。

目的をただ淡々と進めて、さっさと達成したい、現実にしたい私がいる。
現実的に物事を進めて、目的を遂行できる自分に憧れる。
そういう人を尊敬する。

一方で、困っている人がいたら助けたい理想の自分もいた。
優しいということは、私の大切な価値観で、自分にもそうしてほしいという裏返しかもしれないけど。
この価値観は、昔から『もちもちの木』が大好きな自分が喜ぶこと。

「なんかいいな」って思う理想の世界がただの冷酷な現実ではなくて、単なる夢でもなくて、目の前に現実として存在してほしい。

ぼんやりしていて負けそうになるけど、私の命が喜ぶ「そういう世界はある」と信じていたいなと思う。

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