【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』88
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読書メモ
第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」
「抽象と具体」「分析と総合」「帰納と演繹」
抽象化思考は終わりがない
「分析(帰納的思考)⇒総合(演繹的思考)」という手順は、必ずしも一度きりの一方通行で終わるわけではない
新たな事象が観察されるたびに、新しい結論を求める分析が必要になる
ビジネスの現場では、新しい取り組み事例が生まれ、技術が実用化され、それまでの常識がゆるがされていく
→市場環境を理解する枠組みは常に(仮)であり、更新し続けることが大事
感想
分析を帰納的思考、総合を演繹的思考というのは、若干違和感があります。帰納的思考のプロセスに、分析と総合が含まれているのではないかと思います。つまり、個別具体的な事例をこと細かく観察するパートと、その観察から得られた知見から抽象的な一般的な法則を導くパートの2つが揃って、帰納的思考と言えるのではないかということです。
演繹的思考とは、観察から得られた一般法則を、他の事例に当てはめることを指すのではないかと思います。
帰納的思考で得られた一般法則は、過去のデータ(過去の事例)から得られたものであるため、新しい事例が見つかるたび絶えず修正を検討しなければならないのは当然のことです。
それはビジネスの場面だけでなく、帰納的思考そのものが持っている性質であると言えます。
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