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「 ラーゲリより愛を込めて 」の映画情報・評価・感想レビュー

ハンカチは忘れずに。

普段泣かない僕ですら…自然と溢れていたから。

心が洗われる物語。

本作は忘れてはいけない「 不幸 」を知る。

本作は忘れられない「 人の道 」を伝えてくれる。

画像の引用元:IMdb公式サイトより
(アイキャッチ画像含む)

ラーゲリより愛を込めて

あらすじ

物語の舞台は、第2次世界大戦終結後。シベリア強制収容所で過酷な生活を余儀なくされた日本人捕虜たちは、希望の見えない絶望的な毎日を送っていた。

公開日

2022年12月9日

上映時間

133分

キャスト

  • 瀬々敬久(監督)

  • 二宮和也

  • 北川景子

  • 松坂桃李

  • 中島健人

  • 寺尾聰

  • 桐谷健太

予告編

作品評価

  • 映像:4/5

  • 脚本:4.5/5

  • キャスト:4.5/5

  • 音楽:4/5

  • リピート度:3.5/5

  • グロ度:2/5

  • 総合評価:4.5/5

考察レビュー

「 希望 」は常に未来に輝いている。

「 希望 」は叶わないかもしれない。

「 希望 」には届かないかもしれない。

それでも「 希望 」は抱き続けられる。

それが「 希み 」と「 望み 」の継承だから。

しかし「 絶望 」はもたらされる。

だけど「 絶望 」より強く、激しく「 希望 」は目の前に輝いている。

「 絶望 」に苦しみ、「 希望 」が見えなくなることもある。

「 希望 」を見たくなくなる時もある。

それでも「 希望 」は抱き続けられる。

それが「 希み 」と「 望み 」の継承だから。

「 絶望 」に苛まされ「 死 」を求めてしまう。

それでも「 希望 」は抱き続けられる。

「 希望 」は言う「 生きろ!」と。

それが「 希み 」と「 望み 」の継承だから。

戦争が始まる時、為政者は敵に対する憎悪を増大拡散させ、「 正義 」と言う高揚感を与える。

弱き立場の者も、小さき立場の者も勝者強者に成り得て、階級により支配と利権への欲望に踊らされる。

収容所の恐怖は飢餓だけでない。

支配者は捕虜たちの中に階級を残し、同族支配をさせ管理する。

上の階級の者は同じ不遇の立場で在りながら、下層を蔑むことによって自身の矮小な存在意義を守ろうとする。

これって、日常的な会社や学校や町内等々で、組織が生まれると発生する馬鹿馬鹿しい愚行と何が違うのだろうか。

過去も現在も変わらない人の業。

そんな愚かな人間社会の中においても...。

本当に優しくある人。

本当に知的な人。

本当に愛のある人。

彼等は驚くほどに強く、頑固で我儘なほどに「 信念 」を曲げず人の道を外さない。

それを「 道義 」と呼ぶ。

この教えてくれた「 道義 」を、僕たちは継承していかなくてはならない。

まとめ

現在の国際情勢や社会情勢の中で「 平和が当り前 」の日本人の多くの人が鑑賞し、各自の人生や感性に向き合い、多様性の視野を持って考え、受け止めてほしい。

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