メイクレクチャー体験レポ

メイクをおぼえたばかりで、アイブロウとアイシャドウの違いもわからない高校生のわたしと友人のれこは、自分に合ったメイクを知るために

『SHISEIDO Beauty Square』に伺った。

Beauty Square(ビューティ・スクエア)は、ビューティーを発見し・遊び・シェアする体験発信型スポットです。

SHISEIDO Beauty Square公式サイト引用


Beauty Squareは4つに分かれており、場所によってさまざまな体験ができるようになっている。

大型LEDビジョンの設置されている情報発信ステーション「Go-Live Zone」

資生堂化粧品ブランドを取り扱うショッピングエリア「Brand Zone」

"キレイになった私/私たちで遊ぶ"をテーマとしたエンターテインメントスペース「Installation Zone」

もっと新しい自分に出会えるヘア&メイクアップサロン「Salon Zone」

今回は「Salon Zone」で、パーソナルカラー診断とリップアイチークのメイクをしていただく。

入店

期待を胸に、原宿の人混みを抜けてBeauty Squareへ。

入ってみると目の前には化粧品がずらりと並んでいる。

待ち構える化粧品に圧を感じながらSalon Zoneを探すが、まったく見当たらない。

奥へと進むと突然、何もない白く区切られたスペースに着いた。

STAFF ONLYの文字はなさそうなので、ひとまずここでお店の方を待つことにした。

ここで、呼びに行けと思う方もいらっしゃると思うが、入っていい場所なのかと戸惑うほど、人がいないのだ。

いや、いるのかもしれないが人の気配がしない。

ましてや、はじめてのメイクアップレクチャー。すこしの羞恥心が体を強ばらせていた。

そのうち、ガチガチのわたしたちはお店の方に見つかり、書類を書き終えると、席へ案内された。

パーソナルカラー診断

白いスペースは、外から見るよりも広く、人は本当にいなかった。

ライト付きの鏡と椅子だけで構成されていた空間は、オープンな楽屋のようである。

席はたくさんあるのに、ここでれこと引き離されてしまった。

れこの席は、わたしの真裏対角線に位置していて、小声で話す以前に鏡越しに見ることもできない。

ひとりの席はとてつもなくさみしかったが、

予約の際、パーソナルカラー診断の正確性を上げるために、薄めのメイクでご来店くださいと書かれており、

わたしたちは、より正確な診断を求めてノーメイクで原宿にきていたことを思い出し、気を引き締めた。

ネットの自己診断ではブルベ夏だったが、わたしの狙いはイエベ春だ。

プロのパーソナルカラー診断は、わたしの望みどおりになるのか。

色とりどりの布が胸元でめくられていく。

どうですか?と何度も聞かれるが、大きな鏡に映るわたしの顔がかわいいことしかまだ分かっていない。

「この色だと少しお顔の色がくすんでしまいますね」

というメイクアップアーティストの方の言葉を聞くとそんな気がしないでもない。

「こちらだと先ほどより顔色が良く見えませんか?」

と聞かれるとそんな気がしないでもない。

正直もう何色でも顔との相性は同じに見えていたので、プロの目というのはすごい。

パーソナルカラー診断は、自分のかわいい顔を眺めるだけの時間になっていた。

次々にくる色の説明に、自信なさげにたしかに〜…と言ったとき、後方から れこの声が聞こえてきた。

「わー全然ちがいますね!」


彼女は絵を描くので、違いが分かるのかもしれないと思った。

そして、わたしのパーソナルカラー診断の結果は

1stブルベ夏  2ndブルベ冬

りこのパーソナルカラーパレット

れこは、混合肌というものらしい。

なにべでもなく、なにべでもある、全てのパーソナルカラーという、ひどく曖昧な診断結果だった。

メイクアップ

さっきの方とはちがうメイクアップアーティストの方から、メイクをするにあたっての質問に答える。

質問は主に、メイクの悩みや、好きな色、顔立ちについてだった。

わたしは自分の顔タイプすら把握していないので、日常的にできるメイクをしていただくことになった。

どんな雰囲気になりたいかと聞かれたので、かわいくなりたいと答えたところ、

「顔に直線は要りません」とのアドバイス。要らないことはない。

完成

できましたよ、と手鏡をもらい、顔をみるとそこにはたしかに"新しい自分"がいた。

施してもらったメイクの説明をしていこうと思う。

全体写真を載せるのは控えたいので、印象的な部分をピックアップしていく。

りこ

「お口が小さめですので、存在感を出すためのメイクを施します」との言葉通り

存在感しかないオーバーリップが完成した。

リップを贅沢に3本も使い、わたしの口も三段階大きく描かれている。

唇の中央部分に色をのせないことによって、デカくした口をやわらかな印象にしている。

れこ

れこはというと、韓国系モードメイクをレクチャーしていただいたようだ。

目元だけは、女子の憧れる「強い女」の気を放っていたが、全体には韓国系というより、昭和バブリーにまとまっていた。

青魚を彷彿とさせる涙袋に、ミラーボールのごとく発光しているまぶた。

うるんだ瞳の演出に効果がありそうだ。

使用した化粧品

Beauty Squareでは、メイクで使用した化粧品を教えてもらえる。

ショップエリアでの購入も可能だ。

わたしたちのメイクに使用した化粧品はこちら。

りこ
れこ

れこの化粧品が少なすぎる。

しかし、この量で圧倒的バブリー完成度。

別人のようなアイメイクを思い出し、プロの技を実感する。

一方、わたしの化粧品は、本当に全部使ったのか疑ってしまうほどの量。

風が吹けば飛ぶような薄塗りのアイメイクは、わたしのすきなピンク色のアイシャドウをつけていただいた。

わたしたちの顔に真剣に向き合ってくださったメイクアップアーティストの方々に感謝。

まとめ

「Installation Zone」のテーマ(キレイになった私/私たちで遊ぶ)を思い出し、

「Salon Zone」のテーマは(私/私たちをキレイにして遊ぶ)にしてもいいと思った。

自分ではしないようなメイクをしていただけるので、リフレッシュしたいときにぴったりの施設だ。

ぜひ一度、Beauty Squareに行き、"新しい自分"に出会ってほしい。


母の感想

「なんか薄いし色がばばあだったんだよ〜、オバQに似ちゃった!」

色がばばあという、化粧品関係者が聞いたら砂になって死ぬんじゃないかと思うような悪口。そしてオバQ。

オバQのオバはオーバーリップのオバだったようだ。

Beauty Squareで生まれたオバQを哀れまないでほしい。

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