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ボタニカル哲学(102)一念、巌をも通す
人の心が真実なら、夏に霜を降らし、城壁を崩し、金石も貫く。
これに対し、心が偽りなら、肉体で生きているだけで、肝心な心がない。
だから、人前での顔は憎たらしく、自分一人の時は自己嫌悪に陥る。
つまり、心が綺麗な人は、いざとなれば奇跡をも起こせるだろうが、卑しい人間は自分すら嫌いになるということで、人間は心の持ち方が人生を決めるということ。
言い換えれば、活人は奇跡をも起こせる人なのだ。
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