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ボタニカル哲学(100)逆境の効用と順境の陥穽

人間が逆境にある時は、身の回りが全て鍼や薬のようなもので、心身が成長する機会の中にあるようなものだが、本人はそれを自覚できない。これに対し、順風満帆の時は目の前が全て刀や鉾のようなもので、心身が消耗する戦火の中にあるのだが、本人はそれに気が付かない。

つまり、「賢者は愚者の学び、愚者は賢者に学ばず」と同じように、下を向いている時も、上を向いている時も、平常心を保てない人間は成長しないのである。

言い換えると、活人の「坐禅」は、先ずは「平常心」を得ることなのだ。

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