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#5”「内向型」で成功を掴む本4選”ハウツー本出版コンサルによる「ビジネス・実用書」ひとこと書評トピ

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版コンサルタント+編集者+ビジネスプロデューサーの渡邉です。
 

近年のビジネス・実用書トレンド。
「内向型」というWordがついた本が売れているし、類書もたくさん出ています。


日本人においては、実は潜在ニーズ増しましな「民族特性」でもあると、、想定せずにはいられないんですが・・・。
(隠れ「内向型」多いですから。。日本人は。。)


とはいえ、内向型・・も、注視するとさらにいろんな「タイプ」に細分化できるので、各本における”定義”を把握する必要はあります。


ただ「いけいけどんどん!」な昭和型方式のビジネスコミュニケーションが、忌避傾向にあるのも令和時代の傾向。


内向性をいかに、ビジネスシーンに落とし込みより良い「勝ち」を得るか・・も考慮に入れておく必要はあるでしょう。


こうしたテーマにフォーカスし、解説された本をいくつか紹介しておきます。  


 ①最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!

かつては「溌剌としたカリスマ感」「声が大きい」部類の人が「リーダーとしてわかりやすい像」だったかと思います。
いわゆる「強いリーダー」ってやつ。
でもそういった「わかりやすく強いリーダー」ほど、今の時代には不適切になっていっている。
リーダーのあり方も「時代と変化に対応しないといけないよね」ってことを考えてくれる1冊かと思います。

②「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法
→ベストセラー本です。内向型を1ミクロンでも自覚or意識するビジネスパーソンは一読されたら良いでしょう。




③内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法 (講談社+α新書)

https://amzn.asia/d/7sL6InQ

新書なのでハウツーというよりは、内向型な人々の詳細を解き明かし、どうその性質を活かしたら良いかを提唱した本ですね〜



④内向型人間だからうまくいく (祥伝社新書)


著者は「内向型」の性質を持ったかたであるからこそ、その実体験をもとに書けた本といってもいいでしょう。
共感を持って受けとめられる本としてまとまっているのではと感じます。


私も起業コンサルや文章教室などで「内向型」系の方に割と多く対応します。
この「内向型」の方に言えることとして、、

・外交型の人や特性に「憧憬」する

特徴があります。

華々しい人に憧れたり、、
華々しくないといけないのだろう!と思ってしまって、無理して行動して、逆に疲弊してしまったり、
いわゆる「声が大きい人」に影響されすぎて、自分らしさを見失い、「他者に振り回されて疲れる」ことも多く経験されたりする傾向はあるなあ、、と感じます。
 
そして、この内向型傾向に多いのが、、

・「正解」を知りたがる
・正しいか間違いか!にこだわる
 
という特徴もあり
 
・真実はたった一つ!(のはずだ!)
 
との思い込みもありがちです。
 
普遍性や自由性や変化・・・への”風の時代”的対応よりも、、

堅実性、土着性、定着性、安定感、一定感・・・といった「土」の体質が強いです。
ゆえに

・〜するべきだ
 
という言葉が大好きで、ここに反応します。
 
しかし、いっぽ間違えると「自分を縛って」「フットワークを重く」します。 
 
さらに「こだわり」も意外に強く出ます。
人からのアドバイスなどに対して「すぐに呼応&修正して動く」ではなく、「アドバイスされことで、初めて”そういう考えがあるんだ”と”発見”」し、そこから自分の思考脳が始めて動きはじめます。
よって「正解を求める」割には、「正解を自分の中で腑に落とすまで」にこれまた「時間がかかり」ます。
そうして時間がかかっていく中で、ぐるぐる考えをめぐらし、結果「正解はわかるけど、私は納得いくような・・いやいまいち納得いかないんだよね」と最終結論を出し、「別の正解」を求めにいく傾向も多いです。
ここのプロセスもある意味において「ゆっくり」しているので、ますます「時間はかかりやすい」んですよね。
 
ただこの傾向をうまく発動&活かせる「仕事」や「職種」「やり方」に終始すればいいんですが。。。
どうしても「憧憬」気質が強く、「声が大きい」人に影響もされやすいので「このままじゃダメだ」という感覚がまた発動してしまい、焦りが生じ冷静な判断ができなくなりやすい・・・という特徴もあるようにみていて思います。
 
で。
私が思うのは、大事なのはこの「内向性」をどこまでしっかり肯定できるか、ということにあるかなと思います。
 
その意味でも、職業の選択は「内向性」を活かせる仕事・仕事の手法・手順を行わないと・・・本来的には良くないのです。
 
しかし。
職業や職種においてはどうあっても「外交性」を生かさないと、仕事になりづらい・・お金になりづらい・・というのは存在しちゃってます。
だからこの辺は「スキル」として外交力を磨いたり、身につける必要は・・・あるんですよね。

でもスキルは視点を変えれば「弱みや弱点を克服しないと」という流れに入るので、「すぐに身につけづらい」というのもあります。内向性の傾向を持つ方は、ご自分が思っている以上に「変化に対応しづらい」「決断・判断・行動は遅い(じっくりしている)」特性はどうあってもあるので、、

スキルを身につけるためには、外交性のあるひとの倍以上は時間がかかるもんだよな〜!しゃーない!
 
と、、もう自覚&割り切ってもらって、時間やお金、行動への長期スパンでの投資を行うことをあらかじめ認知しておいてもらうのも大事でしょう。 
 
 
とまあ、ざっくばらんに”現場”からの意見もお伝えさせていただきました。
 

 
 
何か参考になれば幸いです。
 
 
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