見出し画像

「前に出て、土壌に立つ」イタリアのモデル業界で痛感した積極性。

本記事では、イタリア・ミラノでのモデル活動の体験談を交えながら、
積極的に生きる大切さ、楽しさをお伝えします。

◎前編はこちら


イタリアで出会ったモデル仲間に刺激されたこと

モデルキャスティングでは、流作業のように100人近くのモデルが行き来します。
いかにRIHOという名前に興味を持ってもらうか、1人の日本人モデルとして印象を残すかが重要でした。

長すぎる待ち時間で、くたびれるのも仕方がない。
順番を守らずに「自分を見て!」と言わんばかりに入ってくるモデルも普通にいました。

ちょっとそれはやりすぎ・・・と思ってしまうようなことでも
評価されることがあるんですよね。

「なんかそれ違うんじゃない?」と思ったら相手がどんな立場でも発言する子もいれば、
クライアントとハグして挨拶し、キャスティングなのか友人との再会なのかわからない子も。

(クライアントと友人のように挨拶するのはとても好印象だったので、ゆくゆくは真似してました。笑)


そんな、常に前に出る姿勢でいる環境が、とても刺激的でした。

カメラは逃さない精神

複数人での撮影では媒体に残すために、ものすごい勢いでモデルたちが前へ出てきます。
某撮影では、男女7名での動画撮影だったのですが、その勢いに圧倒されました。

みんなフレンドリーでとても居心地がいいな〜と思っていた矢先。
「自由に動いて!」と指示があった途端、アピール合戦。
一瞬引けを感じたものの、その熱量が楽しくて。自分も必死でしたね。

モデルキャスティング

モデル業界で鍛えられた、積極性

今でこそ積極的に行動し、発言することが自分にとって当たり前になりました。

・動いてもないのに不安に感じる。
・意見を言って嫌われるかもしれない。
・自分の意志より、人の意見にゆらぐ。
・好かれるか嫌われるかを気にする。

そんな後ろ向きな要素が、前向きに変わったのかな。

積極性が高まったことで、人にどう思われるかよりも、自分がどうしていきたいかを大切にできています。

本記事の執筆に至った理由

ー今回、モデル業のことを振り返りながら記事を書かせていただきました。
どんな生き方をして、今の人格になったのかを聞かれることが多いからです。

やや強めのメンタル(笑)で生きていけるのは、モデル業があってのことです。

しかし、積極的な生き方はモデルと関係のないところでも、自分の人生に影響しています。

・決断するときは、今だと感じた瞬間にする。
・未熟とわかっていても、意見があれば発言する。
・叶えたいこと、興味のあることは声にして発信する。

なにより、今からじゃ遅いという考え方はしません。

人との出会いが、多くの刺激になっている人生だからこそ
前向きに生きたいと思う人へ、少しでもヒントになれたらと思います。 


私事が長くなりました。
お付き合いいただき、ありがとうございます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?