ぽん

ある日突然、超特急の沼に落ちた私の平凡な毎日。頭の中にめぐる、喜怒哀楽を綴ります。緑の…

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ある日突然、超特急の沼に落ちた私の平凡な毎日。頭の中にめぐる、喜怒哀楽を綴ります。緑の窓口から8号車になる、ベタな展開。推し活未経験者、ソーシャルメディアに疎い私が、突如出会った超特急と仕事と人生に戸惑う記録です。

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  • エッセイ|超特急と私の平凡な日々

記事一覧

ライブ会場で、涙はこぼれ落ちた。

開演と同時に、光の中に9人の姿が見えた。 タカシさんの歌声で会場が満たされる。 たくさんの歓声に包まれて、 気が付いたら私は何故だか、泣いていた。 ライブ会場の一番…

ぽん
1か月前
8

書くことで、私は満たされていく。

7人のメインダンサーと2人のバックボーカルで構成される、超特急に出会ってから、noteを始めた。 人生初めての推し活に戸惑う毎日を書いたエッセイをマガジンにまとめたの…

ぽん
2か月前
9

音楽番組、お茶の間、ノスタルジー。

小学生だった頃、家族団らんの時間に、 ニュースが見たい父を説得し、 テレビで見た音楽番組が忘れられない。 学校で流行っているミスチルが見たくて、 テレビにかじりつい…

ぽん
3か月前
1

超特急 music♪

初めまして。 8号車の皆様も、 初めて超特急を知ってくださった方も、 お読み頂いてありがとうございます。 エッセイの中に登場する、又は心の中で流れていた超特急の楽曲…

ぽん
3か月前
9

彼らへ心からの祝福を。誰かを愛し、応援する全ての人にエールを。

見てはいけなものを見てしまった。 深夜2時。 その日は、夏の音楽番組に超特急の初出演が発表された日の夜だった。XやInstagramなどSNSには、たくさんのお祝いの言葉や、…

ぽん
3か月前
6

水戸黄門見ていたら、紫とオレンジのコーディネート。御老公様コーデのライブ乗車はリョウガさんとハルくん推しカラー。超特急が好きになって、日常がカラフルになった。

ぽん
3か月前

私の小さなキッチンがライブ会場になった。

私の平凡な毎日は、同じことの繰り返し。 夜、家に帰ると夕食の下ごしらえをする。部屋を掃除したらお風呂に入り、夕食を仕上げ、ご飯を食べる。洗濯物を片付けて、アイロ…

ぽん
3か月前
7

大切なものを得ること、それは喪失の物語の始まり。

混雑している通勤電車の中で、私は迷っていた。 どの曲を聴こうかな。 かつて通勤電車は仕事のプレッシャーで腹痛に耐える30分だった。今では、たくさんの曲を聴ける、楽…

ぽん
4か月前
3

エピローグ 

半年ぶりの美容室で、疲れた自分の顔を見ていた。「仕事にやる気が出ないんです。5月病でしょうか」「会社は働き方改革とか言って、パソコンが決まった時間に電源が落ちる…

ぽん
4か月前
5
ライブ会場で、涙はこぼれ落ちた。

ライブ会場で、涙はこぼれ落ちた。

開演と同時に、光の中に9人の姿が見えた。
タカシさんの歌声で会場が満たされる。
たくさんの歓声に包まれて、
気が付いたら私は何故だか、泣いていた。

ライブ会場の一番上のエリア、後ろから2列目。
涙がぽたぽたと落ちている事に、
自分自身でも、しばらくの間、気が付きもせずに、
遠くから彼らを見ていた。

生まれて初めて買ったペンライトを、
振る事すらできず、ただ、それを抱きしめている。

その時、私

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書くことで、私は満たされていく。

書くことで、私は満たされていく。

7人のメインダンサーと2人のバックボーカルで構成される、超特急に出会ってから、noteを始めた。

人生初めての推し活に戸惑う毎日を書いたエッセイをマガジンにまとめたので、私はnoteで何を書きたいのだろうと、改めて考えてみた。

私は、noteに「超特急、大好きだー!」の気持ちを書きたい。つぶやきでは足りないこの気持ちを、たくさん書きたい!初めてnoteに書き始めた時も、今も、これからもそれは変

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音楽番組、お茶の間、ノスタルジー。

音楽番組、お茶の間、ノスタルジー。

小学生だった頃、家族団らんの時間に、
ニュースが見たい父を説得し、
テレビで見た音楽番組が忘れられない。
学校で流行っているミスチルが見たくて、
テレビにかじりついて見た、あの記憶。

大人になって、久しぶりに集まる年末の実家には、紅白歌合戦と、あの時と変わらない、
家族団らんの光景が繰り広げられる。

「何がいいのかわからない」と言いながらも、
一緒に見ている父。他の番組にしないかとやんわり提案

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超特急 music♪

超特急 music♪

初めまして。
8号車の皆様も、
初めて超特急を知ってくださった方も、
お読み頂いてありがとうございます。

エッセイの中に登場する、又は心の中で流れていた超特急の楽曲、たくさん想いが溢れるけど本編では書ききれなかった事を書きたいと思います。エッセイと一緒にお読みいただければうれしいです。

※エッセイを更新したら、この記事を追記の形で更新する予定です。以前よりご覧頂いている方は、目次より、該当エッ

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彼らへ心からの祝福を。誰かを愛し、応援する全ての人にエールを。

彼らへ心からの祝福を。誰かを愛し、応援する全ての人にエールを。

見てはいけなものを見てしまった。
深夜2時。

その日は、夏の音楽番組に超特急の初出演が発表された日の夜だった。XやInstagramなどSNSには、たくさんのお祝いの言葉や、喜びのメッセージがあふれていた。CDデビューから12年、超特急の歩んで来た道のりや、いつか出演したいと目指して努力していた姿が思い出され、胸が熱くなった。
とても素敵な空間だった。

そんな素敵な夜に、久しぶりの夜更かしを楽

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水戸黄門見ていたら、紫とオレンジのコーディネート。御老公様コーデのライブ乗車はリョウガさんとハルくん推しカラー。超特急が好きになって、日常がカラフルになった。

私の小さなキッチンがライブ会場になった。

私の小さなキッチンがライブ会場になった。

私の平凡な毎日は、同じことの繰り返し。
夜、家に帰ると夕食の下ごしらえをする。部屋を掃除したらお風呂に入り、夕食を仕上げ、ご飯を食べる。洗濯物を片付けて、アイロンをかけ終わるとすでに日付は変わっている。

睡眠時間は長めに必要な私にとって、家に帰ってからも大慌て。段取りが狂うと寝る時間がどんどんと削られていくからだ。

そんな毎日だったが、超特急に出会ってからは、帰宅後に超特急のライブ映像をリビン

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大切なものを得ること、それは喪失の物語の始まり。

大切なものを得ること、それは喪失の物語の始まり。

混雑している通勤電車の中で、私は迷っていた。
どの曲を聴こうかな。
かつて通勤電車は仕事のプレッシャーで腹痛に耐える30分だった。今では、たくさんの曲を聴ける、楽しみな時間になっていた。こんなワクワクする気持ちは久しぶりだ。

「7人のメインダンサーと2人のバックボーカル」で構成される超特急には多彩な楽曲がある。スタイリッシュな楽曲、元気になる曲、ちょっとコミカルな曲。楽曲の良さにも夢中になる。

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エピローグ 

エピローグ 

半年ぶりの美容室で、疲れた自分の顔を見ていた。「仕事にやる気が出ないんです。5月病でしょうか」「会社は働き方改革とか言って、パソコンが決まった時間に電源が落ちるんです。だから、やりきれない仕事が雪だるまみたいに増えるばかりです。昔は始発から終電まで仕事ができたのに」世の中にあふれる陳腐な愚痴。

やる気が無いと言いながら、朝から晩まで、休みの日すらも働いている。もう、これ以上余白が無い。「だから、

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