どうしても自己受容できない。それは大切なサインかもしれない。
【自己受容】をすることはとても大切な事。
私もとても大切にしている考え方・在り方です。
自己受容（Self-acceptance）とは、あなたが今置かれている状況を愛し、満足することである。いまの時点の自分を、評価し、検証し、受け入れ、サポートすることを、自分自身と合意することである。
自己受容、できていますか・・・？
実は、この問いに「はい」と自信を持って答えられる人の方が少ないのではないでしょうか。
でも、安心してください。
どうしても自己受容できない、そんな時、そこに、とても大切なサインが隠れている可能性があります。
どうしても自己受容できなかった私
前回の記事にも書いたのですが、私は、「人と比べる世界から卒業して自分のやりたい事を自由にやろう！」と決意して独立をしました。
が、独立をしても、まだ、人と比べる世界に戻ってしまった事に気が付き、苦しみ、もがき、「あの人（達）のようにはなれない。なら自分は自分で生きるしかない」と降参しました。
このプロセスの中で、かなり何度も【自己受容】を試みました。
そして、【自己受容】がすーっと上手くいく時と、上手くいかない時の2つのパターンがある事に気が付きました。
例えば、フリーランス同業者（キャリアコンサルタント、コーチ、セラピスト）の仲間の人達が、一日に何件もセッションをし、それを週に5-6日やって、睡眠時間を削ってブログを書き、育児家事をして・・・という様子に触れた時。
自分にはそれができない悔しさ、もどかしさ、自分の体力のなさを責める気持ち、などが出てきました。
そして、その気持ちに対して
悔しいね、もどかしいね、自分を責めたくなっちゃうよね。そういう気持ちなんだね。
と自分に寄り添いました。すると、比較的短い時間で、スーッと気持ちが楽になっていくのを感じました。【自己受容】がでてきている感覚が得られました。
一方。
自分なりに、自分ビジネスにおける集客方法を研究し、高頻度でSNSで発信し、プロフィールをブラッシュアップしているのに、新規の応募がなかなか増えない時期がありました。
その時は、本当に悔しくて、悲しくて、自分の価値を疑って、自信を失って、やってきた事全てを否定したくなっていました。
そしてその気持ちに対して、上記の時のように自分の気持ちに寄り添いました。
でも、上記の時のように、なかなか気持ちは楽になりませんでした。それをやればやるほど、
・悔しい気持ち
・悲しい気持ち
・自分の価値を疑う気持ち
・自信を失う感覚
が強まっていくように感じました。
【自己受容】できない。
何故だ。何故なんだ・・・。
そして、それが苦しいもんだから、もっと努力して、頑張らないといけないのだと思い、自分に足りないものを補おうと、努力を続けました。
が、その努力の方向では上手くいきませんでした。
いや、そこそこは上手くいきましたが、全然自分では納得のいくレベルには行けませんでした。
悔しくて、悔しくて、本当に悔しくて、恥ずかしい話なのですが、誰もいない寝室で枕をを何度も何度も叩きました。これまでの人生で、こんなに悔しいことは初めてでした。
自己受容が上手くいく時といかない時
上記では、私の経験から、【自己受容】が上手くいく時といかない時があった事を書きました。
この2つの違いって何なんでしょう。
【自己受容】が上手くいく時。
それは、自分ではどうあがいても無理だとわかっていることや、十分に努力したことを自分で納得できている時。
【自己受容】が上手くいかない時。
それは、自分では「まだできる」と心の奥底ではわかっていることや、やるべき事をやっていない事を薄々自分でわかっている時。
なのだと気が付きました。
前者の【自己受容】が上手くいった時。仲間達のセッション数や活動時間の多さに圧倒された時。私にはそのやり方はできない事、自分には向いていないことを、これまでの数多くの失敗経験の中で十分に学んでいて、「そのやり方はしない」と自分で納得して決めていました。それでも色々複雑な気持ちは出てくるのですが、既に納得できていることなので、しっかり寄り添うことができました。
後者の【自己受容】が上手くいかなかった時。新規の応募がなかなか増えないということに対して、それに対してまだ本当はできる事があることを、心の奥底、奥の奥、いや、もっと奥、では薄々「気づいていた」のです。本当はまだできる事があるし、「あんたはそんなもんじゃないだろう」と自分でも、薄々、薄々、思っていたのです。
本当に出せる力を出し切っていない、まだできる事があるのにやっていない。何かを怖がっているし、何かや誰かに遠慮している。
そんな自分が悔しくて、悔しくて。
だから、新規の応募がなかなか増えなくて悲しい気持ちになっていた自分に対して、本心から寄り添えなかったのです。
寄り添ってしまって、楽になってしまったら、本当は出せるに出していない力が出てこなくなるから。
寄り添ってしまって、楽になってしまったら、本当はやりたいことがあるのにやらないまま終わってしまうから。
これは、自分ではなかなか意識できませんでした。
頭（顕在意識）では「もう十分やってるよ。よく頑張ったよ私」って思ってましたから。
でも、心の奥底（潜在意識）、ちょっとスピリチュアルな言い方をすると【魂】は「まだまだできることあるよ！見えてない可能性があるよ！あんたはそんなもんじゃないよ！」って叫んでいたんです。
今、これを書いてて、「そうだそうだ、その通りだー！」って私の【魂】がめちゃくちゃ賛同してくれていて、涙が出てくるのです・・・。
これが、本当の本当の気持ちなんです。
新規応募が増えなくて「悔しい」
のではなくて
まだやれることがあるのにやっていない私、自分の可能性を見限っている私に対して「悔しい」
のです。
何に対して悔しいのかの核の部分に触れられていなかった。だから、【自己受容】できなかったのです。
本当に悔しかったその核の部分に触れて【自己受容】ができた私。
そこから何かが変わりました。
私の中の本気スイッチが入りました。いや、元々本気ではあったのだけど、その本気が私の命とちゃんと繋がった感じ。
以前にも努力はしてきたけれどもその方向性が間違っていたということにも気が付けました。
そして、努力の方向性を変えました。
★自分の学んできた事、経験、スキル、全てを惜しみなく出していこう。
★人にどう思わるかは気にせず、自分が今できることに全集中しよう。
★自分が授かったリソース・ギフト・恵まれている部分に遠慮せず、それを自分のためだけではなく人のためにもっともっと使っていこう。
★自分に足りないものではなく、自分の中に既にある才能や強みに光をあて、それを総動員して生きていこう。
それを決意し、実行し始めた事で、びっくりするくらい現実が変わっていきました。
もし仮に、神様がいるのであれば、お空の上から「そうそう、それじゃよ」とほほ笑んでくれている感じでした。
そして、私の【魂】はめちゃくちゃ喜んでくれていて、「やっとわかってくれたんだね。そうそう、それだからね。これからも忘れないでね」と伝えてくれているような感じがしました。
不思議と、今までよりも疲れを感じにくくなり、自分の内側からパワーが湧いてくる感じや、人との間でもエネルギーを与える受け取るではなく、循環していく感じを感じられるようになりました。
本当の自分【魂】は知っている
ここで気を付けないといけないのが、【自己受容】できない時全てが上記のケースではない事です。
実は、【自己受容】できない時には、エセバージョンがあります。
＜頭の声＞です。
自己受容してしまったら、もう努力ができなくなってしまうのではないか、このままダメな自分になってしまうのではないか。努力をすることで得ていた「人からの評価される自分」や「愛される自分」を失ってしまうのではないか。
これは、＜頭の声＞。エセの声。
＜魂の声＞ではないのです。
＜魂の声＞は
自己受容してしまったら、本当はまだやれることや本当にやりたいことがあるのにやらなくなってしまう。本当はこんなもんじゃないのに、自分を発揮しきれなくなってしまう。自分は本当はもっとできるのに、こんなもんじゃないのに。
こんな感じ。
これは、＜頭の声＞は、不安にフォーカスしています。
＜魂の声＞はあなたの可能性にフォーカスしています。
この違い。
＜頭の声＞なのか、＜魂の声＞なのか。この違いは、実は結構難しいです。私も今でも良く迷います。
その時は、まず、やれることをやってみる。そこに留まるなら留まってみるでもいいです。
そして、その後にどうなっていくか、現実を見て見てください。
＜頭の声＞で動いている場合は、上手くいかない、または、そこそこ上手くいくけど、満足感や充実感は得られません。疲れます。
＜魂の声＞で動いた場合は、不思議とするすると上手くいきます。波に乗れる感じになります。そして、大変な事がおきても、満足感や充実感を感じながら対応できます。そして、疲れにくいです（それでも疲れる時は疲れます。でも頭の声で動いている時の疲れとは違います。もっと清々しい疲れ。）。
これを何度か繰り返していくと、これは頭の声なのか、魂の声なのか、少しずつ感覚がつかめてくると思います。
【自己受容】はめちゃくちゃ大事です
はい、今日の結論です。
自己受容できない時は、頭の声がうるさいエセの声。
その時は、その奥にある本当の願い、想いに繋がってみてください。諦めずに、奥の奥に入ってみてください。
そうすると、＜魂の声＞に触れるタイミングが来ます。
その＜魂の声＞をキャッチできた時に、本当の意味の【自己受容】が起きます。
そして、力が湧いてきます。
【自己受容】にはものすごいパワーがあります。
何度も何度もそのパワーに救われてきた私。
自分自身も引き続き【自己受容】を大切にしていきたいし、今度は、この経験や感覚を惜しみなく分かち合っていきます。
あなたの奥にある願いに繋がって、それを受け取ってみてください。
自分ではびっくりするような力が湧いてきますよ。
そして、その力は、どんな人にも授けられたものです。どんな人にもあるんです。
これを読んでくださったあなたの中にも、まだ、発揮されずに待っている可能性があるかもしれないです。
個の記事を読んでくださった、このタイミングで、
「もっと発揮されたがっている私の可能性って何だろう？」
と意識を向けて過ごしてみてくださいね＾＾
今日も読んでいただきありがとうございます。良い一日を♬
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