コーチング養成講座(CTIジャパン)で、人の個性に触れて涙が止まらなかった話
今日は、私の人生の中で、「出会えてよかったトップ3」に確実に入るであろう、CTIジャパン(コーチング養成スクール)との出会いについて書きたいと思います。
CTIとの出会いが私の人生を大きく変えてくれました。
その後のキャリアも、出会う人も、生きる世界も、CTIとの出会いによって、より彩り豊かで自分らしく展開していくことになりました。
さて、以前の記事で、2011年3月の当時婚約中だった人との別れがきっかけとなり、愛着障害を抱えている自分に気づき、以下の4つを繰り返しながら、「癒し」「変容」「探求」のプロセスを歩んでいった話を書きました。
【1.情報のインプット】
【2.個人セッション】
【3.グループ学習】
【4.現実世界での行動】
今日はその中の【3.グループ学習】である、「コーチング養成講座」に通いだした時の話を書きたいと思います。
「りえさんに向いていると思うよ」と言われて踏み込んだ世界
当時の私は前職を退職し、「やりたい事だけをやろう」と決め、人生のリセット期間・モラトリアム期間を楽しんでいました。すぐに転職する気には全くなれず、心理学や精神世界のインプット・学びをしながら、自己の探求に没頭していました。
持前の好奇心と行動力を存分に発揮し、様々なワークショップにも参加をしていたのですが、そこでお世話になっていたコーチの方から、「りえさんはコーチングがすごく合っていると思う。私がコーチの資格を取った、CTI(シーティーアイ)ジャパンというコーチ養成機関があるんだけど、もし興味があれば養成講座に行ってみてはどうですか?」と言っていただく機会がありました(この方が実は今の夫なんです・・・照)。
「コーチング」という言葉を聞いた事もなかったのであまりイメージが湧かなかったのですが、せっかくこのような言葉をいただいたので、行ってみようと思い、その養成機関が行っている「基礎コース」に参加してみることしました。
※この頃は、色々な人との出会いがあり、その出会いからもたらされた情報でなんとなく気になることについては、調べたり行動したりを繰り返していました。後から思うとこの時期は、人生の道しるべとなるような情報・出会い・出来事がドミノ倒しのように次々と起こっていて、何かに導かれているような感覚がありました。
CTIジャパン「基礎コース」での衝撃的な出来事
当時の私は、産業カウンセラー養成講座にも通っていたので、1対1で対話をしながら感情にフォーカスをしていくコミュニケーションスタイルの学習経験はありましたし、コーチングもだいたいこんな感じだろうなぁという憶測はしていました。
基礎コースは思った以上に人数が多く、20人前後だった記憶があります。2人の「コースリーダー」と呼ばれる方々が、2日半かけてその基礎コースの学びをリードしていくのですが、薄い簡易的なテキストがあるだけで、レクチャーも全体的に少なく、「実践」「ワーク」が中心の講座でした。「思考」ではなく「感情感覚」にフォーカスをしていく、左脳ではなく右脳を使う、という学習スタイルでした。
まず、衝撃的だったのが、このコースリーダーの方々の「あり方」でした。
最初は、このコースリーダーの方々を「先生」という位置づけで私は認識していたのですが、それが大きな間違いでした。
もちろん、基本的な「コーチングとは何か」というレクチャーの時は先生的に教えてくれる部分もあるのですが、もう本当に「自然体」なんです。
CTIの学びは、机はなく、椅子を円型に並べて全員の顔が見れる形式で行います。ペアワーク・グループワークをし、その後輪になって全体シェア。
これを、テーマを変えて、何回も何回も繰り返していきます。
輪になった時の全体シェアでの発言に対するコースリーダーの方々の反応や受け止め方、質問の投げかけ方等を見ていると、心から一人一人を尊重している姿勢を感じるのです。
「良い悪い」「正解不正解」というジャッジがなく、何を感じても、何を思っても、その瞬間のその人の感情感覚を丁寧に扱い、その人の中に眠っている言葉にならないものを丁寧に拾いながら、ともにその場に居る、そのような在り方に私は衝撃を受けました。
最初は緊張していた受講者の人達も、このコースリーダーの方々の在り方に影響をうけていったのか、どんどん心を開いて自分の感じたこと、思うこと等を発言していくようになっていきました。
私自身も、最初は緊張して発言はできなかったものの、徐々に自分の思うことをオープンに発言するようになっていきました。
「安全安心の場」というのは、まさにこのような場の事をいうのだ、と腹落ちした瞬間でした。普段は「こうあらねばならない」「期待に応えないといけない」等の思考の鎧を着ていた人達が、少しずつ、その鎧をぬいでいくような感じでした。
受講者のハートがどんどん開いていくのが見えるようでした。
輪の中で、誰かの発したエネルギーが受け取られ、化学反応が起きてまた違うエネルギーが生まれ、それがまたその場に新しいエネルギーとして循環していく。
目には見えないけれども、その循環が手に取るように伝わってきました。
「あぁ、私が求めていたのは、これだ」
そう感じました。
そして、感動と喜びで自然と涙が出てきました。
「ようやく見つけたね」
そう私の心が祝福してくれているような、そんな涙でした。
涙が止まらなない
この基礎コースに通ったのはもう9年程前ですが、この時の事は今でも鮮明に覚えています。
私は講座の途中から、涙が止まらなくなってしまいました。
何故、自分が泣いているのかも言葉にすることができませんでした。混乱していて、自分でも涙の理由がわからなかったのです。
でも、悲しみではなく、喜びの涙でした。それは間違いないと確信が持てました。
2日半の最後のワークが終わり、また皆で輪になり、最後の振り返りの時間になっても、私は一人、ずっと泣いていました。
次から次と涙があふれて、止まらないのです。
周囲の目も気になりながらも、涙を止めることができませんでした。
そんな私に対しても、コースリーダーの方々は最後まで温かく見守り、受け止めてくれました。
涙の理由
その後、同じコーチング養成講座の「応用コース」に進んだ際にまた同じような現象が私に起こりました。
涙が溢れてくるのです。
私は、「そこにいる誰もが安心して自分の本音を話せるという空気感」と「その人ならではの個性の輝きが見えた時」に感動で涙が出るのだと、気が付きました。
特に、ずーっと押し込められていたものが、ようやく解放されて「これから私の個性を出していくぞー!」「私らしく生きていくぞー!」とその人の覚悟が見えた時に、感動で涙が出てくるのです。
これは今でも変わりないです。
私はHSPの方向けのキャリアカウンセリングも行っていますが、例えば、HSPの方が、HSPの概念を知ることでそれまでの生きづらさの理由が理解できるようになり、自分を受け入れる事が少しずつできるようになり、それまで押し込めていた「社会に適合するための鎧」を少しずつ脱いで「自分らしく生きよう」と決意されていく様子を見ると、喜びと感動で魂が震えるような感覚になります。
さすがに仕事なので毎回泣いているわけではないですが、ハートが「キューン」とするような感動に包まれることが良くあります。
(これは、HSPの方に限った話ではなく、どのような方に対してもそう感じます。その人が自分の本音と繋がり、自分らしく生きていこうと決意する瞬間に立ち会うことは、私のこの上ない喜びです)。
一人一人が個性あふれる存在。
これまで周囲の目を気にして期待に応えようとして一生懸命着ていた「適合するための鎧」を脱いで、それぞれが個性を発揮して生きられるようになると、調和の社会が訪れると私は思っています。壮大な夢ですが、そんな社会になればいいな、と願っています。
これからも、目の前の方が安心して本音でお話ができる場を提供し、その方が自分らしく生きていくことを心から応援し、伴走させていただくことを続けていきたいです。
最後に、誰もが安心して自分とつながり自分の話ができることの素晴らしさを体感する機会と、どのような人も可能性に溢れる素晴らしい存在であるという人間観を学ぶ機会を与えてくれたCTIジャパンに、心からの感謝を込めてこの投稿を閉じたいと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました^^
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